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allblue300 さん

本が好き! 1級
書評数:1820 件
得票数:18428 票

本は飲みもの。一日一冊飲む本読みです。朝は珈琲を飲み、昼は本を飲み、夜は芋焼酎を飲む。積ん読山が高くなる一方で悩ましい... 晴耕雨読の暮らしを夢見る四十代。よろしくお願いします。

書評 53ページ目(1820件中 1041~1060件目)

その女アレックス

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その女アレックス

レビュワー間で大絶賛のミステリー『その女アレックス』を読んでみました。ミステリー慣れしていない自分にとってはここまで絶賛される理由が全く見当たりませんでした。事実は小説よりも奇なりを実感した一冊です。

はっきりいって、もう少し楽しませてくれると思っていました。過剰な期待が招く、残念な読後感。私からすれ…

投票(15コメント(0)2016-01-30

秘密結社の手帖

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秘密結社の手帖

手軽に読める秘密結社の研究書。それがこの『秘密結社の手帖』です。宗教、民俗、社会学、思想史や文化史、心理学の領域まで興味深い課題を提供する秘密結社。黒魔術、毒薬とともに三部作となる著者の手帖シリーズ。

秘密結社といわれてパッと思い浮かぶのは何でしょう。多くの人はフリーメーソンではないでしょうか。一章を…

投票(14コメント(2)2016-01-29

昭和天皇独白録

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昭和天皇独白録

張作霖爆死事件から終戦に至るまでの経緯を計五回、四日間にわたり昭和天皇から直々に聞いてまとめたものがこの『昭和天皇独白録』だと思っていましたが、勘違いでした。これはマリコの架け橋の物語だったのですね。

どういうこと?本書は寺崎英成が記した「昭和天皇独白録」と寺崎英成のひとり娘マリコ・テラサキ・ミラーの…

投票(6コメント(0)2016-01-28

最後の瞬間のすごく大きな変化

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最後の瞬間のすごく大きな変化

「もっとも留保のない敬意を受けているアメリカ人作家の一人」と訳者の村上春樹が評しているグレイス・ペイリーの短篇集『最後の瞬間のすごく大きな変化』です。訳者が村上春樹だったから読んでみようと思いました。

まずは村上春樹によるあとがき(解説かな?)「グレイス・ペイリー、温かく強いヴォイス」から読みました。…

投票(11コメント(0)2016-01-27

昭和史発掘〈1〉

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昭和史発掘〈1〉

「虫の眼」松本清張が膨大な未発表資料と綿密な取材により、昭和初期の埋もれた史実に光をあてた『昭和史発掘』の第一巻です。読もう読もうと思いながら手をつけてこなかった大作にとうとう手を出してしまいました。

田中義一の軍事機密費使い込み問題、石田検事の怪死(暗殺)事件、摂政宮(昭和天皇)暗殺にまつわる朴烈事…

投票(14コメント(0)2016-01-26

喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」

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喪失の国、日本―インド・エリートビジネスマンの「日本体験記」

インドの寂れた本屋で偶然手にした一冊の本。それはインドのあるエリートサラリーマンが綴った日本滞在記だった。この『喪失の国、日本』で繰り広げられるインドと日本の生活習慣の違いには驚かさせることばかりだ。

インドのエリートビジネスマンが残した日本体験記。市場調査会社に勤めていたシャルマは、一九九二年に来日…

投票(7コメント(0)2016-01-25

いまなんつった?

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いまなんつった?

宮藤官九郎のエッセイ集『いまなんつった?』です。思わず「え、いまなんつった?」と振り返ってしまうようなセリフを、エッセイ仕立てでちょいちょい料理しています。宮藤官九郎が好きだから読んだの?いや、別に。

テレビはあまり見ないんです。家族が見ているので目に入ってはくるけれども基本的には鬱陶しい。見たら見た…

投票(9コメント(0)2016-01-24

抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心

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抵抗の拠点から 朝日新聞「慰安婦報道」の核心

朝日新聞に浴びせられたバッシングの状況と著者の問題意識をまとめたものが、この『抵抗の拠点から』です。朝日新聞に対するそれを異常かつ過剰だったと捉える著者。バッシングという行為について考えさせられます。

「慰安婦報道」や「吉田調書報道」に対する批判と朝日新聞の対応については、この場で具体的に取り上げませ…

投票(7コメント(0)2016-01-23

大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇

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大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇

太平洋戦争中、大本営の情報参謀としてアメリカの作戦を的中させて名を馳せた堀栄三が、その体験を回顧したものがこの『大本営参謀の情報戦記』です。副題の「情報なき国家の悲劇」が意味するところは何であるのか。

本書の特徴は、一人称を排して「堀」という主語で通していること。この本の誕生に大きな役割を果たした保阪…

投票(8コメント(0)2016-01-22

森は海の恋人

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森は海の恋人

三陸海岸の漁師の息子として生まれた少年が牡蠣士となり、森と海の恵みである牡蠣を脅かす環境破壊の現実に目を開かされる。この『森は海の恋人』では解決に向けて立ち向かうリーダーになっていく姿が描かれている。

その筆致は高い文学性があり、叙事文学ともいえる作品である。多くの地域に妥当する処方箋が書き込まれてい…

投票(9コメント(0)2016-01-21

歴史をかえた誤訳

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歴史をかえた誤訳

異文化コミュニケーションの最前線といえるのが通訳・翻訳である。そのように考える著者の通訳論がこの『歴史をかえた誤訳』です。異文化の橋渡しという視点から分析を試みた通訳のあり方は興味深いものがあります。

イタリアの格言に「翻訳者は反逆者」というものがあるそうです。翻訳は所詮のところ翻訳にすぎず、原文を忠…

投票(14コメント(0)2016-01-20

新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

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新・戦争論 僕らのインテリジェンスの磨き方

迷った時の駆け込み寺はあったほうがいいと思いませんか?私にとって佐藤優はそのような存在です。佐藤優という赤鬼に池上彰という金棒が加わったら怖いものなし。というわけで『新・戦争論』を手に取ってみました。

迷った時というと語弊があるかもしれませんが、本を読んでいると判断に迷う時はあります。その道に精通して…

投票(2コメント(0)2016-01-20

なぜ「イスラム国」は日本人を殺したのか

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なぜ「イスラム国」は日本人を殺したのか

副題に「世界の裏側で起きている本当のこと」とある通り、イスラム国だけに焦点を当てたものではありません。丸谷元人が気になったので、まずはこの『なぜ「イスラム国」は日本人を殺したのか』を手にしてみました。

丸谷元人、通訳翻訳業務に従事した後、国際派ジャーナリスト、海外でのセキュリティ・コンサルタントとして…

投票(7コメント(2)2016-01-18

ヒストリエ(1)

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ヒストリエ(1)

今年初めての漫画です。昨年は古田織部の生き様を描いた傑作『へうげもの』と出逢うことができました。歴史の勉強にもなる秀作でした。今年は二匹目のドジョウを狙って『ヒストリエ』を。舞台は日本を離れて世界へ。

読書会で紹介されて興味を持ちました。作者は岩明均、代表作は『寄生獣』といえばご存知の方も多いでしょう…

投票(8コメント(0)2016-01-17

天然生活 2016年 02 月号 [雑誌]

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天然生活 2016年 02 月号 [雑誌]

妻が良く買っている雑誌『天然生活』です。特集はケーキとコーヒー。ケーキは構いませんが、コーヒーはないと生きていけません(笑)コーヒーと本とお酒、朝と昼と夜、これで私の生活はぐるぐると回っているのです。

朝のコーヒー、昼の読書、夜の一杯(いや、いっぱい)がこの一冊に凝縮されていました。朝のコーヒー。一番…

投票(10コメント(0)2016-01-16

トーマス・グラバー伝

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トーマス・グラバー伝

黒鉄ヒロシの『千思万考』を読んで、商人トーマス・グラバーに興味を持ちました。第一弾でこの『トーマス・グラバー伝』を読んでみました。スコットランド人の著者が描いた「スコットランド生まれの侍」の伝記です。

トーマス・グラバーのどこに興味を持ったのか。後の麒麟麦酒となる会社を創立しています。ご存知のラベル、…

投票(11コメント(4)2016-01-15

創価学会を語る

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創価学会を語る

やはり大型書店を定期的に回遊することは大切だと思わされました。この『創価学会を語る』は本読みにとって聖地の一角である紀伊國屋書店の新宿本店で見つけたものです。おそらくこの場には出てこない一冊でしょう。

この手の本をレビューする人はそう多くないはず。幸いなことに(笑)私が初レビューです。共著者が佐藤優な…

投票(3コメント(0)2016-01-14

「大日本帝国」崩壊―東アジアの1945年

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「大日本帝国」崩壊―東アジアの1945年

「「大日本帝国」とは何か。」という投げ掛けで始まるこの『「大日本帝国」崩壊』は、帝国の敗戦が版図にもたらした実態を通して、その本質を浮かび上がらせ、帝国の崩壊が東アジアもたらしたものを描き出している。

敗戦による帝国の崩壊がもたらした影響を辿る旅は、朝鮮、台湾、満州、南洋群島、そして樺太へと続いてゆき…

投票(10コメント(0)2016-01-13

人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病

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人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病

長い進化の過程から人類の健康と疾病とを考察していく『人体六〇〇万年史』の下巻。人類が直立二足歩行を始め、類人猿と分岐した六〇〇万年前。この決定的な分岐とともに人類には独特の適応構造が現れることになる。

いまから四〇〇万年前にアウストラロピテクスが登場し、二五〇万年前にホモ属が世界各地に散らばっていった…

投票(9コメント(0)2016-01-12

一四一七年、その一冊がすべてを変えた

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一四一七年、その一冊がすべてを変えた

古代ローマの詩人ルクレティウスと、一五世紀イタリアの人文主義者ポッジョ・ブラッチョリーニとの邂逅の物語『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』を読んでみた。この出逢いは必然か、それとも偶然だったのか。

ルクレティウスは紀元前一世紀初頭に生まれ前五五年頃に死去したラテン詩人。古代ギリシアの哲人エピクロス…

投票(9コメント(2)2016-01-11
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