拡がるヒルと脱皮の謎 ぼくらのヤマビル研究記



三重県にある子どもヤマビル研究会による10年に渡る研究成果をまとめた本です。
新刊の紹介です。これは三重県にある、小学四年生〜中学生がメンバーの「子どもヤマビル研究会」の活動報告…
本が好き! 1級
書評数:837 件
得票数:21429 票
1957年、仙台に生まれ、結婚後10年間世田谷に住み、その後20余年横浜に住み、現在は仙台在住。本を読んで、思ったことあれこれを書いていきます。
長年、化学メーカーの研究者でした。2019年から滋賀県で大学の教員になりましたが、2023年3月に退職し、10月からは故郷の仙台に戻りました。プロフィールの写真は還暦前に米国ピッツバーグの岡の上で撮ったものです。



三重県にある子どもヤマビル研究会による10年に渡る研究成果をまとめた本です。
新刊の紹介です。これは三重県にある、小学四年生〜中学生がメンバーの「子どもヤマビル研究会」の活動報告…



近年、野生動物による林業や農業への被害が増大し、それに伴って駆除されるシカやイノシシが増えている。それらの動物の肉を人が美味しく頂くにはどうしたら良いのか。
2021年出版の日本のジビエの現状がわかる本です。 ジビエは元はフランス語で野生の動物の肉を指…




ドロバチとダニの相利共生にはファーブル先生もびっくりな驚くべき真相があった。
ダニの本と聞くとまずユクスキュルの「生物から見た世界」を思い出す。ダニは中枢神経を持たない単純な動物…



オリバー・サックスによる、あらゆる幻覚を集めた本。
脳神経科医のオリバー・サックスが2012年に発表した幻覚に関する知見をまとめた本。彼の最晩年の作品だ…



米国南部のテネシー州出身の青年が大学卒業後に日本の英会話学校に講師として就職する話。日本人の上司は日本がグローバリズムに適応するための英会話教室を目指していたが。
著者の小説を読むのは3冊目です。 「鴨川ランナー」 、 「開墾地」 と続いて、本作が最新作だ。 …



堀江さんが2016年に上梓した中編小説。フランスが舞台の、ある不思議な詩人をめぐる物語でした。
堀江敏幸さんが2009年から2015年まで書き継いで出来上がった中編小説。主人公のわたしは著者の分身…



米国の高校で外国語として日本語を選択した著者が日本で大学の教師になるまでの物語。
表題の「鴨川ランナー」は、母語が英語で日本語で小説を書く著者の第一作目だそうです。 小説は「わ…



単なる鉱物の粉と自然界の土との決定的な違いは土には多くの微生物や菌類が共生している腐植があるということだ。
この本はゆうちゃんさんの書評で知って読みたいと思った。また 化石が語る植物の進化5億年史 を先日読ん…



この本を読むと、今まで通りにうなぎを食べてよいのか疑問になってきます。
ニホンウナギが絶滅危惧種に指定された時、もう鰻のかば焼きは食べないようにしようと本気で思ったのだが、…



堀江敏幸さんの掌編集。世界にはもともとは色があった。世界が持続するためには色を回復する必要がある。
堀江敏幸さんが2018年に上梓した本を読んだ。18の掌編からなる。ひとつ一つは数ページ足らずで一気に…



カフカの未完の長編小説を読みました。雪深い鄙びたある村に都会から測量士がやってきます。
#やりなおし世界文学に参加するレビューです。2024年に文庫化された新訳で読みました。 これは…



欧米のPOPSとJ-POPの違いはどこからくるのか。日本語の構造から紐解く(ちょっと難しい)。
美学を専攻する著者の樋口桂子さんが2017年に上梓した本です。タイトルから音楽の話、例えば日本の伝統…



オオハクチョウやカモ類の渡りと習性について最新情報が読めます。
宮城県北部の伊豆沼はラムサール条約にも指定された、冬の渡り鳥の大越冬地です。著者は伊豆沼の環境保全財…



癌に対する正しい知識を持つことは誰にとってもよいことだ。「知らない悪魔より知っている悪魔の方がまし」だから。
米国の癌専門医のジョーンズと彼の幼馴染のマコーミックの共著という本です。書くのは医学には素人のマコー…



野球という偶然に支配された世界にも法則があると考えた人達の栄光と挫折の物語。
「早川書房80周年記念読書会」への参加レビューです。 四半世紀前に書かれた本ですが、米国の大リ…



「マンネリズムは思想ではない、技術である。」
1947年生まれのドイツ文学者の丘沢静也さんのエッセイ本です。以前、南木佳士さんの「薬石としての本た…



化石から植物の進化を探るというお話です。
化石から植物の進化を探るというお話です。 最初の生命はまだ植物とも動物とも言えない生物だったで…



「書斎の競馬」というちょっとニッチな雑誌に掲載された堀江敏幸の連載小説。
堀江敏幸が「熊の敷石」と同じ時期に書いた「いつか王子駅で」を読みました。 僕は東京の世田谷区に…



母語が英語で、日本語で小説を書く著者の二作目だそうです。
著者は1984年生まれの米国人。この小説の主人公のラッセルと同じサウスカロライナ州出身だ。サウスカロ…



医師で作家の南木佳士さんが出会った9冊の本について。
内科医で作家の南木佳士さんが65歳の時に書いた「薬石としての本たち」を読んだ。著者が医師として暮らし…