赤紙と徴兵: 105歳最後の兵事係の証言から





「兵事係」という仕事
地方紙の書評から拾った本。 第二次大戦の徴兵の際、「赤紙が来た」とはよく耳にするが、その赤紙が…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1832 件
得票数:50166 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw





「兵事係」という仕事
地方紙の書評から拾った本。 第二次大戦の徴兵の際、「赤紙が来た」とはよく耳にするが、その赤紙が…

不思議な相槌誰が打つ。ちょうと打ったらちょうちょうちょう。
作者は不明。室町後期に初演されたといわれています。 京都・三条にいたという刀匠、小鍛冶宗近が<…




そのひから かぞくに なったんや
*hackerさんにご紹介いただきました。ありがとうございます。 著者、ペク・ヒナ(백 희나、…



誰だって、「カモ」になるかもよ?
キャッチーな邦題だが、中身は比較的堅実。原題は”Nobody’s Fool: Why We Get …

こんなに別れが辛いなら、契りなど結ばねばよかった
『平家物語』巻十「千手前」に材を取った作品。世阿弥の娘婿、金春禅竹の作。 平清盛の四男、重衡(…




知財xラノベ第3弾。ビジネスは駆け引き。
『それってパクリじゃないですか?』 『それってパクリじゃないですか?2』 の続編。 主人公…



頭脳ゲーム+学園少女小説
ゆるっとした見た目ながら、勝負ごとに滅法強い女子高生、射守矢真兎(いもりやまと)。 真兎のクラスは…

結婚式で新郎新婦が座る席を「高砂」というのだそうで
おめでたい席でよく歌われる謡曲「高砂」、「高砂やこの浦舟に帆をあげて」は本演目から来ています。脇能と…

「世界はぼくらのものだ!」
ショーン・タンの絵本。 太古から現代まで続く犬と人との絆。 それはいつ、どんな風に始まったの…




「とるに足りない」ものとは何か
アラビア語の原題は“تفصيل ثانوي”、英語では”Minor Detail”。 ثانويはm…

「熊野」と書いて、「ゆや」と読む
「熊野(ゆや)」という名の女性のお話です。遠江国池田(現在の静岡県磐田市)の生まれで、才色兼備であり…

妖怪学の嚆矢。批判的解説に学問の厳しさも見る。
持って行った本を出先で読み終えてしまい、はて、何かあったかな?とKindleのライブラリを見てみたら…



パリで起きた凄惨かつ不可解な殺人事件。定年退職した元警部と薬物中毒で休職中の若き刑事が挑む。
上下巻合わせて(上巻情報は こちら )。 パリの教会で、聖歌隊指揮者兼オルガン奏者が殺される。遺体…

皇帝の非道を余所に、清らかに響く鼓の音
中国・後漢時代。ちょっと不思議なお話。 ある夫婦が子供を授かります。母はこの子を身ごもったとき、天…

心の奥底にうずくまる、密やかなものたち
小川洋子の短編集。 密やかで、だが、どこか不穏さを秘める。 5編をゆるやかにつなぐのは、補聴…

草木国土悉皆成仏。え!? 在原業平は歌舞の菩薩の化身だった!?
能では前段・後段の二部式を取るものが多く見られますが、本作は一場で構成される簡潔な形になっています。…

ニーノシュク(ノルウェーの公用語の1つ、「新しいノルウェー語」の意)で書かれた、詩のような物語。
著者は2023年、ノーベル文学賞を受賞している。 壮年期には劇作家として活躍し、世界を飛び回る生活…

それは外道か天の使いか。
源義経、幼名牛若丸は何かと伝説の多い人物です。 幼少期の伝説の1つとして、預けられた鞍馬の寺で、天…



手堅く読ませる法医学ミステリ
著者は、臨床検査技師免許を持ち、法医学教室で解剖技官を務めるという、ちょっと変わった経歴。 それが…

風雅を愛し、今は月世界に住む風流人
源融は光源氏のモデルとも言われています。嵯峨天皇の皇子で9世紀末に亡くなっています。 六条河原に巨…