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ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1698 件
得票数:37930 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

書評 (1698)

野ばら(絵本・金の星社)

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野ばら(絵本・金の星社)

国境を守る老人と青年のふたりの兵士。そのふたりには国は違えど友情があった。しかし、その友情は戦争で引き裂かれる。淡々とした静かな描写、事件らしい事件もない物語で戦争の怖さを教えてくれる稀有な作品。

昨年、実家を整理し、保存することにした小学校六年生の教科書を読み返すと、そこにもこの作品が載っていた…

投票(21コメント(0)2025-11-16

動物実験を考える: 医学にもエコロジーを

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動物実験を考える: 医学にもエコロジーを

1990年代まで、「飼えなくなった」という人間の身勝手な理由で行政機関に処分のために持ち込まれていた動物たち。その多くは、安楽死などではなく、残酷な動物実験のために研究機関の払い下げられていた。

評者は1990年代から2010年代にかけて動物保護団体の会員だったことがある(今ではその団体は事実上…

投票(20コメント(2)2025-11-02

共和国における動物: フランス革命と動物の権利の起源 1789-1802年 (叢書・ウニベルシタス 1183)

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共和国における動物: フランス革命と動物の権利の起源 1789-1802年 (叢書・ウニベルシタス 1183)

フランス革命の恐怖政治の後には総裁政府が成立し、政府機関である国立学士院が動物虐待に関する論文を募集した。現存する27本の論文を切り口に人間の倫理観、平等性の議論に踏み込んでゆく。

こちらも朝日新聞の書評で知った本である。 とても変わった題名だが、これは以下の事情による。18…

投票(23コメント(0)2025-10-31

ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版

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ヤマケイ文庫 御嶽山噴火 生還者の証言 増補版

山岳ガイドである著者は、単独で御嶽山に下見に行き、偶然、噴火に遭って、命がけの避難に成功した。当事者として、生死を分けた要因を考察し、そこから得られる教訓を書いた本である。

ここ数年、一緒に登山をするようになった同級生から勧められた本である。 著者は山岳ガイドで201…

投票(23コメント(10)2025-10-29

登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術

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登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術

運動生理学の観点から、疲れない登山、自分のレベルに合った登山とを具体的に指南した本。登山は事前準備が重要で、多くの人は実践している有酸素運動の他、筋トレ、バランス能力を鍛えることも推奨している。

独醒書屋さんの 書評 を読んで手にした本。良い本のご紹介ありがとうございました。 自分は、会社…

投票(22コメント(4)2025-10-27

啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語

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啓蒙の海賊たち あるいは実在したリバタリアの物語

マダガスカルには16世紀、王を自称する者はいるが、比較的平等な社会が存在しそれは海賊が先住民に影響して作られた国だという。著者はそれがヨーロッパに伝わり啓蒙思想の元となったというのだが・・。

こちらも朝日新聞の書評で知った本。グレーバーは 「万物の黎明」 で知った著者だが、こちらの方が先に書…

投票(18コメント(0)2025-10-25

動物たちは何をしゃべっているのか?

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動物たちは何をしゃべっているのか?

霊長類研究者の山極氏とシジュウカラ研究者の鈴木氏の対談。人間も動物も言語だけではなく身振りや視線でコミュニケーションを図ってきたが、人間のそれは最近は文字偏重となり、問題があるのではないかという。

くにたちきちさんの 書評 を読んで手にした本である。面白い本のご紹介ありがとうございました。 …

投票(21コメント(0)2025-10-21

動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界

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動物には何が見え、聞こえ、感じられるのか 人間には感知できない驚異の環世界

動物の色々な感覚について述べた本。中には人間には全く備わっていない感覚もある。そして動物がその感覚で世界をどんな風に掴んでいるのか、人間は決して知ることはできないという。

こちらも朝日新聞の書評で知った本である。 生物学者・ユクスキュルが提唱した環世界の概念はドゥ・ヴァ…

投票(24コメント(0)2025-10-19

魚の耳で海を聴く: 海洋生物音響学の世界歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで

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魚の耳で海を聴く: 海洋生物音響学の世界歌うアンコウから、シャチの方言、海中騒音まで

クジラが鳴くことは最近、よく知られてきたが、本書では海洋生物全般が「鳴く」ことを説明している。海は沈黙の世界ではなかった。そして人間は、そこでも騒音をまき散らし生態系を乱している。

こちらも朝日新聞の書評で知った本である。子供の頃に見たクストーの「沈黙の世界」は海の中を映像で再現す…

投票(20コメント(0)2025-10-16
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