語りなおしシェイクスピア 3 じゃじゃ馬ならし ヴィネガー・ガール




確かにこれじゃあじゃじゃ馬にもなるよね。
29歳のケイトは、エキセントリックな科学者の父親と14歳も歳の離れた妹との三人暮らし。植物学者を目指…

本が好き! 1級
書評数:2948 件
得票数:61180 票
ホラー以外は、何でも読みます。みなさんの書評を読むのも楽しみです。
よろしくお願いします。




確かにこれじゃあじゃじゃ馬にもなるよね。
29歳のケイトは、エキセントリックな科学者の父親と14歳も歳の離れた妹との三人暮らし。植物学者を目指…



じゃじゃ馬を制するには、じゃじゃ馬で。分からなくもないけれど。
『じゃじゃ馬ならし』は、パデュアの裕福なバプティスタの二人の娘キャタリーナとビアンカに求婚者が現れて…




彼女と僕の静かな時間、その中で少しづつ重なり合っていくもの。
『静かな雨』は、宮下奈都のデビュー作だ。 会社が倒産し職をなくした行助は、帰り道たい焼きを買い…



エレベーターの刺殺事件とおやつ泥棒、二つの事件はどこかで繋がっている?
モンタルバール警部は、シチリア・ヴィガータ分署のボス。違法すれすれの捜査をし、部下たちをこき使う。 …



黒部源流に居を構えた山賊たちとの交流を描く。
黒部の秘境には戦争の影などなさそうなものだが、どんな山の奥地の小屋も、荒らされ、貯蔵物資や布団の類な…


アメリカでの因縁が巡り巡ってイギリスまで。
サセックス州の北の端にある、こじんまりとした古いバールストンという村の中心から半マイルほど離れたとこ…



シェイクスピアお得意の、恋のすれ違いのドタバタ喜劇。
若く美しいヴァイオラは、乗っていた船が遭難し、イリリアにたどり着いた。一緒に乗っていた双子の兄は行方…



死体のそばに、いかにもという感じの四つの凶器。どれが、本物?
ロンドンの青年弁護士リチャード・カーティスは、事務所の顧客であるパリ在住の裕福な青年ラルフ・ダグラス…



自衛隊の在り方を問う壮大なサスペンス。
沖縄から、米海兵隊が撤退した。最強のコンピュータウィルス「アポトーシスⅡ」によってあらゆる機能を無力…



祖父母と孫娘の、母を訪ねて三千キロ。
ケンタッキー州のバインバンクスに住むサラマンカは、インディオの血を引く13歳の少女。 ある日、…




かつてスイスであった人身売買をもとにした、少年たちの物語。
上下巻合わせての書評です。 スイスのイタリア国境にほど近いソーニョ村に、ほお傷のある男がやって…



ヤングアダルト向けのホラーファンタジー。墓場で赤ん坊が育つとどうなる?
墓場で育った赤ん坊というと、日本では誰もがゲゲゲの鬼太郎を思い出すだろう。でも、この物語の舞台はイギ…



田舎育ちの三人の女性が、東京でまさかの再会。その後に起こった出来事は・・・。
月本亜理子は、上司と不倫し、キープ君のような恋人がいるOL。彼女は、なぜか、スケジュールを一杯にして…



アフリカ奥地の混沌は、想像以上だった。
サリムは、何代か前にインドからアフリカの東海岸に移住して商業を営んでいるイスラム教徒の家に生まれた。…



新訳の読みやすさだからこそ、前には気付かなかったもろもろが見えてきた。
『闇の奥』は、岩波文庫で既読である。 V・S・ナイポールの『暗い河』を読もうと図書館で借りたの…




君はいったい誰?何しに来たの?
『月の船でゆく』は、長野まゆみの作品の中で『少年アリス』と同じぐらい好きな作品。まさかの未登録という…




夫に先立たれた女性が自分らしく生き始めるまで。
ノーラ・ウェブスターは、アイルランドの田舎町エニスコーシーに住む主婦。物語は、つきっきりで看病の後夫…



カフェから始まる恋物語。
ケストナーというと、『エーミールと探偵たち』『二人のロッテ』『飛ぶ教室』といった作品が有名な児童文学…



シカゴの女性探偵V・I・ウォーショースキー、登場!
以前、V・I・ウォーショースキーを主人公とする『ダウンタウン・シスター』を読んだ。『サマータイム・ブ…


原田マハにしては随分安直な話だった。
梶ケ谷和音は、世界的にも有名な指揮者の一人娘。チェリストだった母親の指導で幼い頃からチェロの練習を始…