特等添乗員αの難事件 V:5



「難題! 難題ない?」
特等添乗員シリーズ第5作は車の窃盗事件から意外な展開になる。 主人公の添乗員、浅倉絢奈は新…

本が好き! 1級
書評数:852 件
得票数:15031 票
楽理・韻律・神学がからまるアイルランド詩歌を聴く人



「難題! 難題ない?」
特等添乗員シリーズ第5作は車の窃盗事件から意外な展開になる。 主人公の添乗員、浅倉絢奈は新…




すきとほった風ばかり
豪華な本(ムック)である。 宮沢賢治の没後80年記念出版。貴重な写真をふんだんに用いて賢治…



芥川龍之介の短歌を読む
大正3(1914)年から4(1915)年にかけての芥川龍之介の短歌や旋頭歌。 わずか二年間…



バランスのとれたディキンスン訳詩集
複数の訳者によるディキンスン詩の日本語訳を編纂した本。くわえて、詩人論が二本、編者による解説と年譜…


電子書籍を出した三人の著者の鼎談
セルフパブリッシングされた電子書籍が、たまたま編集者の目にとまり、紙の書籍として出版された三人の著…



高城剛の提唱する魂の健康とは
高城剛の『黒本』で、魂の捉え方に興味をいだき、同書で出てきた佐藤界飛の考えも、おもしろく思った。本…

伯爵夫人の心の聖域とは
「夜行巡査」と並ぶ、鏡花の出世作。明治28(1895)年に発表された小説。 小説としては、…




宇宙から光線は絶え間なく地表に注ぎ、
不思議な詩集だ。訳も分からず、惹きつけられる。 何度も何度も、繰返しよむ。はじめから、イメ…



「名前」の前は何の前?
シナ文学者の高島俊男によることば談義の第4弾。 あるとき、ナマエをどう書くか迷ったという。…





その怪獣は八田義延という巡査なり
鏡花の出世作のひとつ。職務にあまりに忠実な巡査を描く短編小説。 鏡花の作文技術の高さは早く…



浜崎が発するシャッター音は、被写体に呼びかける
豊島ミホの短編小説。カメラをめぐる高校生群像を、繊細な文体で描きだす。 文体そのものが青春…



泉鏡花が小説の文章を論じると
近頃の小説の文章に、音律といふことが忽にされて居る、何うして忽處ではない、頭から文章の音律などは注…




現代詩の極北はロックする
福間健二の『彼女に会いに行く』は詩集の未来を暗示する。 明滅する声の交響に身をゆだねて、凄…




本とわたしの関係は、深い井戸をめぐるように
本をめぐる本。 本を読むとは、どういうことなのだろう。その問いは、単に本について考えること…

![考える人 2014年 05月号 [雑誌]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51KzYbZhEFL._SL160_.jpg)
物語は詩に、あるいは歌に近づく
「海外児童文学ふたたび」特集の号。 看板になっている記事群は、残念ながら、ぼくにはおもしろ…




アメリカ文学を読む際の必携辞書
出版から半世紀以上たつけれど、ウェブスター第三版は、いまだに愛読するに足る辞書だ。晩年の村岡花子の…




文学を愛する少女の物語
村岡花子の評伝。読んだことで得られる報いが大きく、読んでいる間も愉しく、明治から昭和への歴史を女性…





本物の辞書を作るには百年かかる
古いアイルランド語を、今日われわれが安心して読めるのはこの辞書があるからだ。 たとえば、現…


英和辞典でも誤りは半永久的に保存される
国語辞典であやまりが半永久的に保存されることは、高島俊男の『せがれの凋落』にくわしい。が、英和辞典…



辞書のあやまりは半永久的に保存される
高島俊男のことばに関する文章を集めたシリーズ「お言葉ですが…」の3巻目。 「 日本の辞書は…