冬虫夏草

大々好きな「家守綺譚』の続編です。(嬉)相変わらず、河童・天狗・イワナの夫婦・むじな、そして、時折冥界からふらっと戻ってくる親友・高堂など妙な(#^.^#)者たちに愛される主人公・征四郎。面白かった!
全編、水や草木の“気”が濃厚に漂う、もやもやとした視界をたっぷり楽しむことができました。(#^.^#…

本が好き! 1級
書評数:857 件
得票数:5895 票
本と映画が大好きなお母さん。
自宅で中高生のための家庭教師をしながら地元の単館系映画館発行の月刊誌に毎月映画の紹介文を書いてます。
三毛&二毛のチビ猫二匹と先住のサビ猫がいます。(#^.^#)

大々好きな「家守綺譚』の続編です。(嬉)相変わらず、河童・天狗・イワナの夫婦・むじな、そして、時折冥界からふらっと戻ってくる親友・高堂など妙な(#^.^#)者たちに愛される主人公・征四郎。面白かった!
全編、水や草木の“気”が濃厚に漂う、もやもやとした視界をたっぷり楽しむことができました。(#^.^#…

クッキー店のオーナーパテシエ・ハンナのコージーミステリーシリーズ第14作目! 小さな町ならではの長いお付き合いのコミュニティを活かした推理を楽しみつつ、一番気になるのはハンナの恋の行方だぁ~~!
ハンナの親友・クレアがボブ師と新婚旅行に。(#^.^#) その間、助っ人でやってきたのはクレアの血…

本業は翻訳家である岸本佐知子さんの、とどまるスベを知らない妄想驀進エッセイです。(#^.^#)
失礼ながら岸本さんの翻訳本に未だご縁がないのだけど、 エッセイの導入から、盛り上がり、そして〆め、…

イラストレーターのべつやくさんが作る「ばかスイーツ」とは??(#^.^#) 難しい顔をして次々に生み出すまさに「ばか!!」なスイーツに大笑いです。
そもそもの始まりは編集部との会議中。 「デザート系は結構あるから、スイーツ本はどうですかね?」と提…

彼氏のDVを受け続ける女の子、ゴミ屋敷の主、HIV感染者、ハンセン病患者など悲しみやあれこれの事情を背負った人たちを追うルボ。一人ひとりに寄り添う姿勢が圧縮された文章に反映され、言葉が出てきません。
3・11の「遺体」で大きな話題を呼んだ石井光太さんですが、私はきっとあまりに辛くて読めないだろう、と…

相馬日和・38歳、鳥類学者。妻は凜子・42歳、政治家。小さな野党の党首だった彼女が連立政権 のあれこれの流れでなんと史上初の女性総理大臣になってしまった!!(#^.^#)
ここのところ、こってりした美術系物語が多かったマハさんですが、往年のカラーも忘れちゃいませんよ、とい…

主婦探偵ジェーン・シリーズ13作目。一作目の「ゴミと罰」が1991年だから、もう20年以上ものお付き合いになるんですね。(#^.^#)事故で夫に突然逝かれ、小さな子供たちと共にどうなるかと思ったけど。
一作ごとに殺人事件に巻き込まれるジェーンと主婦仲間のシェリィ。 なんて物騒な町なんでしょう、という…

なん子さんったら、いつの間にか15巻!(#^.^#) 庭に来たり町で見かける鳥たち、またその周辺の動物たちや人間、となん子さんの“観察眼”にかかると可笑しなエピソードがいっぱい!になっちゃうんだよね。
私、生き物全般好きなのは確かなのですが、鳥は空を飛んでいたり、木に停まっていることが多いから、どうし…

西原家の物語は早くも10巻目。 ガンちゃん&ぴよ美ちゃん、すっかり大きくなっちゃって! そして、レトリバー・ぽん美さんが家族の新メンバーになるまでの描き下ろし「犬のこと」には、じ~~~んです。(涙・涙)
他所の子どもの成長は早い、とよく言うけれど、保育園に行ってるころから知っている(つもりの(#^.^#…

時の将軍は十代家治。 御台を亡くして消沈、大奥からは足が遠のき、一人娘の家基の成長を楽しみに日々を暮らす中、後の家斉の母による不穏な企てが…。 一方、赤面疱瘡対策としてついに種痘が行われる??
う~~ん、 大好きな「大奥」なのだけど、歴史と妙に(#^.^#)つじつまの合う男女逆転ストーリー、…

日々楽しく(#^.^#)本の感想を書いたり、日常のできごとなどを綴ったりしているのだけど、果たしてそれは人に読んでもらえる文章なのか!!??もうなんてコワいことを山口さんはおっしゃるんでしょう。(汗)
新聞の投書欄を見て、環境問題でも教育論争でも、なんでこんな誰でも言うことをさも自分だけが気が付いたよ…

酒鬼薔薇事件、と書くだけで足元からおぞましさが這い上がるのだけど、あの時の少年が今、世に出ているわけでそんな彼と知らずに友だちになったら、そして彼の過去を知ってしまったら?
主人公は、マスコミ志望ながら思い叶わず、心ならずも一時的に町工場で働く27歳の青年・益田。 彼と同…

もう無敵!としか言えない公子さん。 北海道弁を駆使しながら我が身や父母を笑い、世間をおちょくり、酒をくらい、佐藤浩市を愛す日々。 軽く書いているようにみえて、かなり念入りに構成を練られていると見ましたね!
自分がいかに自堕落に(^_^;)世間の常識から外れたところで生きているか、いかに両親がとんでもないこ…

金井美恵子さんご自身で選ばれたこれまでの猫関連エッセイや小説です。(#^.^#) たっぷりした容量で、読んでも読んでも猫の物語が。
もちろん中心はトラーのお話。 「遊興一匹 迷い猫あずかってます」が丸々入っているのに驚き、 また…

江戸時代の人にとって、なぜお伊勢参りが一生の願いだったのか。 なるほどね~~、これは楽しいわ!(#^.^#)と納得できる筋運びで、お伊勢までの道中を私もゆっくり同行させてもらいました。(#^.^#)
武家の女三代、まつ、香矢、雪乃、そして御師と呼ばれるお伊勢参りのガイドさん、久松。 気難しい姑…

俵万智さんによる短歌の実践講座。 アマチュアの投稿を添削したり、プロの作品を読み解いたり。 なるほどね!の連続ですっご~~~く面白いです。(#^.^#)
私の短歌の原点(#^.^#)は石川啄木で、中学のころ、「一握の砂」「悲しき玩具」に夢中になりました。…

伊賀の忍び・風太郎のぼやき満載の変化球“忍者小説”。 万城目さん久々の長編はホントに凄い厚さの物語でしたが、妙に冷静な風太郎&とんでもない仲間たちに引っ張られ、あっという間に読了です! (#^.^#)
幼いころから忍者として成育された風太郎。 ただ、本人はそんな訓練の成果より肺の容量の大きさ(いかに…

もう12巻めになったんですね。 くるねこ家の“愚連隊”に胡てつが新メンバーとして入り、すっかり馴染んでいるのが嬉しい。(#^.^#)
くるねこさんのお宅に、今度は小牧組(多頭飼い崩壊のため4匹を一時預かり)と胡ざかな隊(警察に保護され…

ジョルジュ・サンドを柱としながらも、主人公は「貴婦人と一角獣」のタピスリー。 小さな宝石箱のようなとても美しい一冊でしたが、これはほんの序章だとか。 これから長い物語が始まるみたいです。(#^.^#)
NHK「日曜美術館」でマハさんが本当に豪華な6枚のタピスリーを前に、それらの魅力や謎を語られるのを見…

村上春樹選定&訳の「いろんなレベルの恋愛小説集」。 ー初心者の震えも、上級者の迷いも、「恋する心」に変わりはありませんーという帯も 竹下夢二「黒船屋」の表紙絵も、“少女”(#^.^#)の心をくすぐります。
春樹さん書き下ろしの小説が入っている、とあれば、たった一作であっても、そしてとても短いものであっても…