〈ホームズ〉から〈シャーロック〉へ――偶像を作り出した人々の物語





もしかして私、沼に片足突っ込んだかも!?
最初に断っておきたいのだが、私はシャーロキアンではない。 それどころかホームズ作品はろくに読んでお…

本が好き! 免許皆伝
書評数:2240 件
得票数:70747 票
本も食べ物も後味の悪くないものが好きです。気に入ると何度でも同じ本を読みますが、読まず嫌いも多いかも。2020.10.1からサイト献本書評以外は原則★なし(超絶お気に入り本のみ5つ★を表示)で投稿しています。





もしかして私、沼に片足突っ込んだかも!?
最初に断っておきたいのだが、私はシャーロキアンではない。 それどころかホームズ作品はろくに読んでお…




思いっきり季節外れではあるけれど、ぞくっと楽しいアンソロジーだった。祝 #岩波少年文庫 #創刊70周年
暦の上では春だと言うが北国では三月に入ってもなお、 日中も氷点下の真冬日が少なくない。 そん…




その勝負、始まる前からついているのでは!?
コレットの作品を立て続けに幾つか読んだ。 そもそものきっかけは、水声社から出た『コレットの地中海レ…




わたしはいったいいつ「空色」を見失ってしまったんだろう? 祝 #岩波少年文庫 #創刊70周年
随分昔の話なので、細かいことはあまり覚えていないのだけれど、『ヨーロッパのどこかで』Valahol …




本を読み終えた後も、まだまだいろんな楽しみ方ができそうでワクワクしている。
光文社古典新訳の 『失われた時を求めて』 の翻訳でお馴染みの高遠弘美先生が、書き下ろしで本を出される…




いやこれは面白かった。ロマンス小説がお好きなあなたも、そういう分野にはとんと興味は無いけれど、マーケティング戦略には関心が……とおっしゃるあなたも、まずは試しに読んでみて!
恋愛ロマンス小説の代名詞「ハーレクイン」はどう読まれ、書かれてきたか。ヒロインとヒーローの変遷、フ…



これまで様々な捜査官に会ってきたけれど、ここまで下劣で、姑息で、偏見に満ちていて、同情を寄せる余地がかけらもない主人公にはちょっとお目にかかったことがない。っていうか、彼って本当に主人公なの!?
以前読んだ同じ作者による 『許されざる者』 がとても印象深い作品だったので、この本も是非とも読みたい…

さすが図書新聞!こういう記事はなかなか他では読めない気がする。
ひさびさにオンライン版の図書新聞を購入した。 しかも1週遅れのバックナンバーだ。 お目当ては…



首のたるみが気になるの!
コレットと言えば、レジオン・ドヌール勲章を受け、 国葬もされたという、フランスを代表する作家の一人…




あれやこれやにつくづく嫌気がさして、どこか別の国で暮らしたいと思ったことってありませんか?
正直に言うと、初めてTwitterでこのタイトルを見たとき (これって嫌韓本?また随分と挑発的なタ…




実は私10代の頃、新聞や雑誌の投稿欄にせっせと詩らしきものを書いて送った黒歴史がありまして……なんてことを告白しようか、どうしようかと悩みながら読み始めた本でしたが、そういう話ではありませんでした!?
掲示板「最近出た本、これから出る本 ここに注目!話題の本!!」 でmono sashi さんが紹介…




嘘だと思うなら解説だけでも読んでみて!?
互いの家族とともに ブルターニュの海辺に毎年恒例となっている避暑にやってきた、 青い花<ツルニチ…



富山の話でも、サブカルの話でもあるけれど、これはやっぱり、ちょっと尖った一人の若者の自分探しの旅物語。どこにでもいそうな誰かではなく、より自分らしい自分であるために。
この冬、北国は雪が少ない。 あんまり降らないので、各地で冬祭りが縮小されているぐらい、雪が少ない。…




『夢見る帝国図書館』を読んでいたら、このエピソードどこかで読んだことがある!というのにいくつかでくわし、結局探索の旅に出て、まずいきついたのがこのエッセイ。
『夢見る帝国図書館』 を読んでいたら、 (このエピソードどこかで読んだことがある!)というのにい…





数奇な運命をたどったひとりの女性の物語であると同時に、愛憎入り乱れた複雑な人間模様を描き出す群像劇でもあり、さらには歴史小説としての面白さも十二分に兼ねそろえた物語。
これまた読み応えのある訳者あとがきを入れて総ページ数はおよそ600ページ。 なんなく自立する厚さに…



発売以来、賛否両論激しい議論が巻き起こり、本屋界隈を賑わせている話題の本を読んでみた。(すみません、今回はちょっと長いです。これでも随分削ったのですが……)
私が足繁く通っている本屋さんは 古い建物を取り壊した後の空き地や、シャッターが閉まったままの店舗が …



読み手を派生読書に誘う好奇心への刺激がたっぷり、ユーモアもあり、本と図書館への愛情もあってと、本好きに愛される要素が沢山盛り込まれたなかなか贅沢な作品だった。
物語の語り手は、小説を書きながらフリーライター業で生計を立てている〈わたし〉。 当時三十代半ばだっ…




第1回 氷室冴子青春文学賞大賞受賞作。子どもから大人まで楽しめる、本と図書館への愛が詰まった1冊です。
気になる新刊情報を紹介し合う掲示板 最近出た本、これから出る本 ここに注目!話題の本!! で,薄荷…




50そこそこで現役引退!?すっかり身なりを気にしなくなった“かかし”のような田舎のおじさん!?それって本当にあのバンコラン様!?と、半信半疑に読み始めると……。
黒髪を真ん中で分け、巻角の形に両端をねじってまとめ 髭の下にのぞく口角に笑みをちらつかせながら、 …




“イタリア人の目を通して描く、実話に基づいた「原爆と戦争」の傷跡”という帯の言葉に惹かれて、「ぜひ読みたい!」と騒いでいたら、なんと!!本が好き!を通じてご恵贈いただくことに!
初めてゆり子に会ったのは、一九七九年、彼女が姉眞砂子の家に何日か滞在するために大阪にやってきたと…