羊と鋼の森




少しずつでも努力することが無意味ではないことや、調律師という仕事の深さを知りました。
ピアノの話と言えば、先日読んだ恩田陸さんの「蜂蜜と遠電」を思い出しました。ピアニストたちの奏でる音を…

本が好き! 1級
書評数:620 件
得票数:11719 票
コロナのため仕事が忙しく読書量が減ったのと、読書だけではストレス解消できなくなってきた今日このごろ。最近は、積読本の処理を中心にしています。何でもかんでも読むから厳選して読むに意識を変更しようと改革中。
★の数はその時の気分次第。




少しずつでも努力することが無意味ではないことや、調律師という仕事の深さを知りました。
ピアノの話と言えば、先日読んだ恩田陸さんの「蜂蜜と遠電」を思い出しました。ピアニストたちの奏でる音を…



ホラーだけではない、不思議な話や少し切ない話など有名作家のアンソロジー。一冊で七回楽しめる。
本のタイトルからもわかるように、7つの不思議な話やホラー系の話が載っています。恒川光太郎さんの作品が…



シリーズ16作目。今回は長崎屋の主人、一太郎の父親が危険な状態に。
こうも長いシリーズになると、あの話はどれに書いてたっけ?とかどんな話が書いてたっけ?とほぼ前の話を忘…



復讐することで人は本当にすっきりするのだろうか?
世の中には無差別や腹が立ったからと人を殺したり傷つけたり、色々な殺人事件や傷害事件が起こっています。…




絵の中の夜の風景と傍らに佇む少女に魅了される人々。そして、魅了された人々は夜の穴に吸い込まれていく。 奇譚集のような話と不思議な内容の本でしたが、読み終わるとこの本に魅了されてしまった自分がいました。
何でしょうか、この不思議な感じ。読んでいたらホラーかと思われるようなゾッとする場面があったり、かと思…



どこからか現れるちょっと高飛車なネコ。古本屋の林太郎はネコと共に本を守るため幻想的な場所へと向かう。本を大切にすることや読書の意味を考える話でした。
タイトルを見るとネコが本を守っているかのようですが実際に読み進めてみると、守るのはネコではなく人間で…




ただひとり生き残ってしまった貞吉。彼の半生について描かれたノンフィクション物語。
この秋に会津付近へ行く機会があり、折角だから現地の歴史や土地にまつわる話を事前に知っておきたいと思い…




三人の女性たちとの不思議な出会いから、自分にとっての幸せを見つけ、人との関わりを考える。
しっかりもので、頭のいい小学生の小柳奈ノ花。彼女は、あるきっかけで高校生の「南さん」季節を売る仕事を…




ファンタジー+時間軸の仕掛け×仲間との友情。多くの要素が詰まっていて、とても良かったです。
図書館で予約すると1000人待ちの本をラッキーなことに、同僚に借りることができました。 …




ちょっとみんなと考え方が違っているだけ。ただ、普通から少し外れてるだけ。
読む前に想像していたのは、コンビニでのオムニバスか、マニュアル化した人々が起こす珍道中の話かと思って…




猫と江戸時代。化け猫ばかりが猫じゃない。
時代小説は面白くて、一度読むと癖になります。今回も時代小説が読みたくて図書館で物色しているとこれを見…




和菓子の奥深さと美しさを改めて実感し、和菓子のある国に生まれてよかったと思えました。
「和菓子のアン」でご存じの作家、坂本司さんが他の作家さんにお願いして書いてもらったという、和菓子をテ…




言葉は上手く使う事で、色んな事を変えられる
政治家や社長など、多くの人の前でスピーチする機会が多い肩書きの人は、自分流かもしくは秘書などにその原…



有名な絵や珍しい絵。原田マハさんがお薦めする26点の絵画。この中から興味の持てる作品を選んでみてはいかがでしょう。
キュレーターをしていた原田マハさんが、自身の出会った思い入れのあるルソー、モネ、ピカソ、セザンヌ、ド…




大切な人を突然失う。こんなに心の叫びを強く描いた物語は類をみない。
先日関西に地震がありました。そんな時にこの本と出会ったことも、また何か偶然以上の事を感じてしまいます…




武士のあるべき姿を全うし、真っ直ぐに生きる主人公に心打たれます。
直木賞受賞作で映画にもなっている本らしく、読んだあとで知りました。 郡奉行の戸田秋谷は、藩主の…



花の鎖とは上手いタイトルだと、読み終わって納得しました。
最初は3つの物語が別々に始まります。登場人物の名前も生き方も家族構成もそれぞれ違いますが、途中からは…



人と人の距離感は難しい。
今すんでいる場所ではなるべく近所付き合いを大切にしていますが、以前他の地域で一時的に住んでいたアパー…




忘れていた学生時代の感覚が甦ってくるようでした。
親との会話やぎこちない女子生徒との関係、友達との会話などは自分が忘れていた学生の頃を思い出させてくれ…



お抱え運転手ベッキーさんとお嬢様の名推理、第2巻。ベッキーさんの過去が少しわかりました。
シリーズ第2巻。以前、3巻の 「鷺と雪」 の方を先に読んでしまったのですが、後先間違えてもなんの問…