「ホンノワ」テーマ:
第一回:『源氏物語』人気投票!?
登録日:2024年09月04日 07時36分
テーマの説明
『源氏物語』に登場する様々な人々を思い思いに「推し」たり「愛で」たり「くさし」たりする(?)企画です。
今回は第1帖「桐壺」~第34帖「藤のうら葉」までに登場する人物への思いの丈を語っていただきます。
投稿の際には<誰を推すか><なぜ推すか>をお書きください。
お一人様、何度でも投稿できます。
『源氏物語』愛読者はもちろん、「漫画しか読んだことがないけれど」とか「ちょっとかじったことがあるだけ」という方も、お気軽にご参加下さい。
この板をきっかけに興味を持たれた方がおられましたら、「源氏物語読書会」↓にもお気軽にご参加下さい。
今回は第1帖「桐壺」~第34帖「藤のうら葉」までに登場する人物への思いの丈を語っていただきます。
投稿の際には<誰を推すか><なぜ推すか>をお書きください。
お一人様、何度でも投稿できます。
『源氏物語』愛読者はもちろん、「漫画しか読んだことがないけれど」とか「ちょっとかじったことがあるだけ」という方も、お気軽にご参加下さい。
この板をきっかけに興味を持たれた方がおられましたら、「源氏物語読書会」↓にもお気軽にご参加下さい。
この読書会は終了しました。
源氏物語 19 薄雲【Kindle】
東宮(前坊)の姫君・斎宮・前斎宮・斎宮の女御・梅壺の女御などと呼ばれたこの女性は、あの六条御息所と、桐壺帝の兄弟である亡き前東宮のひとり娘。
帝の第一皇女となるはずだった彼女は、四歳の時に父を喪って、母ひとり子ひとりのさびしい身の上となったが、教養人として名高い母のもとで教育を受け、趣味の良い気品あふれる姫君に成長。一四歳の時に斎宮に任ぜられ、六年後に帰京、二二歳の時、九歳年下の冷泉帝の元に入内。
母のことを考えれば、源氏の君には複雑な思いを抱かないわけはなかろうに、折々に不埒な視線を向けてくる源氏の君を見事に交わしながら、その後見を受けて生きていく彼女のその凜としたたたずまいが好ましい。
それにしても源氏の君の六条邸は、秋好中宮の実家を呑み込んで造営されたんですよね!
女御の里邸秋の町はその跡地に建てられた…この設定も凄い。
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源氏物語 33 藤のうら葉【Kindle】
僕の推しは、ちょっと意外なところで「雲井の雁」。源氏の若い頃の親友、年齢が行ってからはライバルとなった頭中将~内大臣~太政大臣の娘。
源氏物語の女性たちは、なかなか自分の意志を示さない人が多いところ、彼女は非常に現代的な点が気に入っています。源氏の長男・夕霧と相思相愛なところ、父の内大臣に仲を引き裂かれますが、それでも意志を曲げず、夕霧と結婚します。
結婚後かなり経って、夕霧は落葉の宮(朱雀院の次女・女二の宮)に恋しますが、落葉の宮の手紙を読む夕霧から手紙をひょいと取り上げるなど、源氏物語中では異色の行動をとります。夫が落葉の宮を諦めないと知ると子供を連れて実家に帰ります。このように意志を感じさせる女性は、この他にも「髭黒の北の方」、「近江の君」、「源典侍」が居ますが、そういった中でも最も中庸でバランスのとれた性格だと思います。
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本当に数奇な運命だと思います。
幼い頃に源氏に拉致され、養父かと思っていたら夫となり、途端に遠く須磨へ行ってしまい、挙句子供を作って帰ってきて。
源氏に一番愛されていることは間違いありませんが、その浮気心にずっと悩まされ続けます。
それでもあの源氏の正妻格として立派にふるまう姿は、本当に出来た女性だと心から思います。
源氏は、自分がそのような女性に育てたのだと言うでしょうけれど。
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やっぱりこの女性は推されなくてはね!
私も【紫の上】かなと思ったのですが、千世さんが書かれたので、では、と【空蝉】を推します!
簡単に手に入らないからこそ、光源氏はずっと未練を引きずっていたのでしょうね。
光源氏のことを想ってはいるけれど、自分なんぞすぐ捨てられるに違いない、
後妻のみである自分が不倫をして捨てられるなんてみじめな目にあうことはプライドの高い空蝉にとっては耐えられなかった。だから光源氏に惹かれながらも拒み続けたなんて・・・
なにより、着ていた衣を脱ぎ捨て光源氏から逃げ出すシーンがドラマチックで!!!
そののちの再会のシーンもじーんときます。
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それこそ紫の上の次くらいに。
「身分が低いからって甘くみないでっ」みたいな、立派なプライドを感じます。
そうそう!そういうとこ、かっこよくって、簡単になびかなくって、でも憎からず思っててちょっと胸きゅんしちゃうかわいいところとか好きです!
終わってからの参加ですみません…;;
遅まきながら…私の一番好きな登場人物、それはやっぱり【紫の上】です。
ベタですみません…理由は、千世さんが余すところなく書いてくださっている通り、
ほぼ、同じです(これも、すみません;;)
なかなかの逆境にありながら、その場その時で、
心持も選んだ行為も、精一杯生きようとしている姿に心打たれます。
(自分なら、絶対にやさぐれると思うので…)
源氏にだけでなく、明石の上や女三宮にまで、
心を尽くして接していますよね…。
最後、どんな気持ちだったのかなぁ…と思うと、涙、です;;
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