書評でつながる読書コミュニティ

人々の安寧を脅かす怪異を調べる特別捜査課の物語。

　『領怪神犯２』で登場するのは領怪神犯対策本部なる組 織。 しかも、登場するのが切間蓮二郎、烏有定人（うゆうさだ ひと）、三原凌子、冷泉（れいぜい）、子供の頃の宮木礼。 …

結婚する人、しない人、離婚する人、死別した人、隣の青年は学生運動家だけどかなり迷惑な存在。

石川達三初読み。もっと有名なのがあるのになぜかこれ。 でも、映画にもなったそうです。主役の有馬 稲子さんお綺麗ですね。 本作は主人公の女性の目線で終始するのですが、この美…

雨が降ったら、傘をさすように、こころのケアがはじまったら、心理学が役に立つと思うからです。 （まえがきより）

東畑さんの本は「野の医者は笑う」に続いて２冊目。「野の医者は笑う」は沖縄の様々な胡散臭い（失礼！）ヒーラーから東畑さんが治療を受けまくったお話で、何とも面白い話でした。 そ…

　ドゥルーズはおそらく、今までの因果関係を見つめ直したかったんじゃないでしょうか。リゾームの概念は今までのツリーのような形から茎根のようなそれぞれが入り組んだ世界像を提示しています。

映画を補完するエピソードや映画でしか描かれなかったシーンの発見が楽しい

結婚を間近に控え準備に忙しい神尾真世のもとに一通の電話がかかってくる。生まれ故郷を管轄する警察署からであった。 『今日の午前、御自宅で倒れているところを発見されました。すで…

これは、久々の中山七里らしい作品です。　最後の最後で真犯人がわかるどんでん返しは、大満足です。　しかし、これって、東野圭吾の「容疑者Xの献身」を意識しているのかなあ？