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【新刊】『トーキングヘッズ叢書(TH Series) No.47 「人間モドキ~半分人間の解剖学」』書苑新社

書苑新社(http://www.hon-s.co.jp/)は、7月にトーキングヘッズ叢書(TH Series) No.47 「人間モドキ~半分人間の解剖学」を発売した。
 
アトリエサードが編集・発行し、書苑新社から発売されている『トーキングヘッズ叢書』は、インディペンデントなミニ・メディアらしいマニアックな切り口で独特の誌面を作っているテーママガジン。
今号では、不完全な存在である人が半分だけ動物や機械に変身することを夢想してきたことを取り上げ「人間モドキ~半分人間の解剖学」を特集している。
 
チェコ・アニメーションと現代シュルレアリスムの代表的作家ヤン・シュヴァンクマイエル氏へのインタビュー、人形作家・清水真理氏によるイタリア人から見た日本のゴスロリ文化の論考、樋口ヒロユキ氏による半分人間とデジタル・ネイティブとを関連づけたエッセイなどを掲載。
 
人間モドキ 書影
表紙は清水真理氏による人形。
 
※追記:twitterで編集者の鈴木孝(沙月樹京)氏にご指摘をいただき、内容を修正いたしました。
 
★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
着ぐるみを着て弾き語りをすることで知られるミュージシャン「JON(犬)」氏が、今回のこの特集で取り上げられているのがとても面白いと思いました。
図像や人形、映像、あるいはいわゆる異装や身体改造などをテーマにして人間存在の拡張や揺らぎを論じるのは珍しくありませんが、着ぐるみを中心に据えてこの問題を検討した例は、僕は寡聞にして知りません。
全身を覆うスーツのフェティッシュや、ヤンキー文化におけるガチャピンやピカチューの着ぐるみの普及、2.5次元のひとつの極地としての「美少女着ぐるみ」など、着ぐるみを巡る議論はとても興味深いもので、たしかに「JON(犬)」氏はその先駆的な存在だなあと気付かされました。
 

【関連リンク】
『闘う衣服』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『ゾンビ映画大マガジン』洋泉社 – 本が好き! Book ニュース
『SFで自己を読む 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』』青弓社 – 本が好き! Book ニュース
『シュルレアリスム美術を語るために』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『2011 No.26 アートコレクター 特集:世界に誇る にっぽんのエロス』生活の友社 – 本が好き! Book ニュース
 
「アトリエサード」のブログ TH No.47「人間モドキ~半分人間の解剖学」

詳しい目次などが掲載されています。
 
シュヴァンクマイエルアトリエのオブジェたち。:上原木呂の目:So-netブログ
美術家・パフォーマーの上原氏のブログ。
シュヴァンクマイエル代表作のひとつ『悦楽共犯者』の象徴的なニワトリの頭部をかぶって踊っている写真あり。
 
魔術★錬金術 | The Artcomplex Center of Tokyo
ヤン・シュヴァンクマイエル、マックス・エルンスト、上原木呂の3人の作品を展示する展覧会。

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