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GWに向けて!ブックワーム特集

いきなりですが、「カウチポテト」とは「ソファー(カウチ)に座り込んだまま動かず、主にテレビを見てだらだらと長時間を過ごす人を、「ソファーの上に転がっているジャガイモ」にたとえて揶揄または自嘲した、アメリカでの俗語的表現である。
怠惰で運動不足の上にジャンクフードばかりを食べ、肥満など不健康な生活状態にある、という含意を持つ事が多い
」という意味だそうです。
今年の大型連休、こんな感じで過ごす予定の方も多いのではないでしょうか。


もっとも、当サイトの読者なら「主にテレビを見て」ではなく、「主に読書をしながら」という方が多いかもしれません。
そういう場合は「本の虫 Bookworm」もしくは「紙魚 しみ」と呼ぶべきでしょう。ブックワームもシミも同じ、実在の虫を指すということは最近まで知りませんでした。


ともあれ、ゴールデン・ウィークも目前ということで、そんな「ブックワーム」に関する本を、「本が好き!」の素敵な書評の数々と併せてご紹介していきたいと思います。

まずは先日、アメリカのSF賞「フィリップ・K・ディック賞」の特別賞を受賞した『ハーモニー』の作者・伊藤計劃のデビュー作『虐殺器官』。
かなりハードボイルドなアクション作品なので違和感があるかも知れません。しかし、物語の中盤と終盤というなかなか重要なシーンで、主人公のカウチポテト姿が描かれていて印象的だったのは、読んだ方ならおわかりでしょう。30代の若さで病没した作者も、癌に蝕まれていく身体を抱えながら、アクション映画やコメディ映画を楽しんでいたことだろうと思います。

ご紹介したい書評はwakkyさんのもの。なんと7000字を超える大作です。

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「我々は知りたいものしか知らないし、見たいものしか見ない」。近未来を舞台に「戦争と平和」というハードなテーマをライトに読ませる傑作。副現実や人工筋肉などSF的なギミックが好きな人にもお勧めです。
(以上、wakkyさんのショートレビューより引用)
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『虐殺器官』書影

すいません。またしてもいきなりカウチポテトのほうを紹介してしまいました
ブックワームものということでは、『実践! 多読術 本は「組み合わせ」で読みこなせ 』をまず挙げたいと思います。多読家として知られる成毛眞氏の読書術を身に着けて、皆さんが「本が好き!」に書評をたくさん投稿してくださることを祈っています。

さて、ご紹介したい書評はTaka@中小企業診断士(業務休止中)のこちら
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他人に読ませる「書評」を書いていこうと思うなら必読の一冊として推しておく。自分自身のスタンスを再確認し、必要なら創りあげることからはじめてみたい。
(以上、Taka@中小企業診断士(業務休止中)さんのショートレビューより引用)
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実践 多読術 書影


続けてご紹介したいのが先日アニメ化もされた桜庭一樹『GOSICK』。
主人公と行動をともにする美少女ヴィクトリカが図書館に幽閉されているという設定。巨大な図書館に収められた書物のほとんどが彼女の頭脳に収められている、といいます。ヴィクトリカも立派なブックワームだと思うのですが、著者の桜庭一樹氏もWebで連載されている「読書日記」シリーズが書籍化されて定期的に刊行されるほどの読書家で、そちらも非常に面白いです。

ご紹介したい書評は風竜胆さんのもの。甘酸っぱい雰囲気を掬い取っています。
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帝国軍人の三男坊久城一弥が、学園の図書館塔の最上階にたむろする不思議な少女・ヴィクトリカと巡り合い、遭遇した事件を彼女の天才的な頭脳で解決していくというシリーズ第1巻
(以上、風竜胆さんのショートレビューより引用)
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GOSICK 書影



二番目に紹介した成毛眞『実践! 多読術』と同じく、またしても多読術本、それも書名がそのまんまな松岡正剛『多読術』もご紹介しなければなりません。「千夜千冊」で長大な書評を毎日Webにアップし続けるまさに知の巨人セイゴヲ氏の「多読術」の精粋をお手ごろ価格、ハンディ版で。ちなみに「千夜千冊」はもうとっくのとうに千冊を超えてます。

チルネコさんの書評がわかりやすくまとめてくださってます。
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知の巨人が教えてくれる多読術です。これは相当価値があると思いますが、値段がこんなお手軽価格でいいんでしょうか?^^。
(以上、チルネコさんのショートレビューより引用)
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多読術 書影


最後に、私が「紙魚」という言葉を知るに至ったマンガ『栞と紙魚子』のシリーズを! と思ったらまだ書評が挙がっていないんですね。みんな読んでると思うんですが……。鬼才・諸星大二郎による不条理ものです。
栞と紙魚子と夜の魚 新版 書影


まだまだたくさん「ブックワーム」ものの本があるはずです。「ほかにもこんな面白い本があるよ!」とか、「だれそれの書評を是非よんでみて!」というご意見がありましたら、読書会のほうへご意見を寄せていただければ幸福至極です。


追記:
編集長より『R.O.D』が入ってないじゃないか!と指摘されました。小説版もあったのですね。原作者の倉田英之が漫画家のokamaさんと組んでウルトラジャンプで連載している『CLOTH ROAD』はマンガ好き必見です。・・・ブックワームからだいぶ逸れてしまいましたが。

ROD1 書影

CLOTH ROAD 書影

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