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知られざる新人、デビュー作にしてこの完成度。特厚286頁の最終巻

マンガを読んでいて描かれている情景から匂いがしてくるような感じを覚えることがたまにあります。
薮内貴広『イン・ワンダーランドは、そういう「視覚以外の感覚」に訴えてくる作品。
11月に最終巻となる第2巻が特厚286頁(!)で刊行されました。
 
イン・ワンダーランド 2
 
眩しい陽の光の照り返しを感じさせる、かすれたような画風はほんとうに独特です。
のんびりとした空気感のなか現実とはちょっと違ったテンポで進んでいく物語で、80年代のニューウェーブ系マンガがお好きな人には堪らないでしょう。。
 
『コミックビーム』の増刊から創刊されたFellows!誌(この『Fellows!』も増刊号を出すようになったようです)。
その創刊時からの人気連載作が本作です。
作者の薮内氏は、商業誌では他のどこにも描いていない新人なのですが、そのことが俄かには信じがたくなる完成度。
乙嫁語りを手掛けた内田圭祐 (@8823design)氏による装丁も、ノスタルジックな雰囲気を最大限に引き出しています。
 
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