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乾物ブーム到来か 【新刊】『乾物と保存食材事典』誠文堂新光社

以前、ある友人の実家に突然おしかけていったことがあります。
優しい彼のお父さんは、当時極貧だった僕に海外旅行の土産にといって、「干しナツメ」をくれました。
口に含むとまず乾いた硬い皮があって、とても良い薫りがして、噛み締めると舌が痺れるくらい甘い味がしたことを今でもとてもリアルに思い出すことができます。
 
乾物と保存食材事典 書影
誠文堂新光社が10月に刊行した乾物と保存食材事典は、9月に東京堂出版から刊行された『乾物の事典』と同様、「乾物」を扱った事典。
 
450種類(1種のバリエーションも含め)近くの“乾物”の特長、栄養素、食べ方を事典的にカラー写真とともに解説する。
掲載種は野菜(山菜、キノコ:かんぴょう、切り干し大根、キクラゲ、干し椎茸、干しシメジ、山くらげ、ゼンマイ、干し芋、干葉、いもがら)、果物(レーズン、クコの実、干し柿、プルーン)、海藻(寒天、海苔、アオノリ、ひじき、あらめ、昆布、ワカメ)、魚介類(ふかひれ、干しアワビ、干しなまこ、干しえび、身欠きニシン、干貝、棒だら、氷下魚、塩クラゲ、鰹節、煮干し、ちりめんじゃこ、とば、スルメ、イカ徳利、干しダコ、干しヤツメウナギ)。その他のものとして、茶、高野豆腐、ジャーキー他を掲載。
 
冒頭で僕が突然「干しナツメ」の話をし始めたのは、この『乾物と保存食事典』で紹介されている「干しヤツメウナギ」を「干しナツメ」に見間違えたからなのですが、「これは砂漠で『命の食べ物』といわれているらしいよ」と言って「干しナツメ」をくれた、あの友人の父の言葉が僕の記憶違いでなければ、そのエピソードもこの本に記載されていてもおかしくないと思います。
 
【関連リンク】
@nifty:デイリーポータルZ:乾物を酒に漬けて焼くとヤバイ
以前にも紹介しましたが、あらためてもう一度ご紹介。
 
ラーメンと愛国講談社 – 本が好き! Book ニュース
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