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【新刊】『幸せな未来は「ゲーム」が創る』早川書房

残虐なゲームが犯罪を誘発するというのなら、恋愛ゲームでモテモテになれるはずだ(反語)
というジョークがありますが、ゲームのインターフェースを使って戦場のシーンを追体験させることで退役軍人のPTSDを改善する治療が行われていたり、古くは各国の首脳陣がウォーゲームで戦争シミュレーションをやっていたというのも一部ではよく知られています。
(詳しくは下記の関連リンク「SF乱学講座聴講記:蔵原 大「ウォーゲームの歴史――クラウゼヴィッツ,H.G.ウェルズ、オバマ大統領まで」」や、『世界ゲーム革命』をご覧ください。)
本書は、話題の書『世界ゲーム革命』にも登場した、ゲーミフィケーションの提唱者としても知られるジェイン・マクゴニガル氏による社会改革論です。
 

早川書房(http://www.hayakawa-online.co.jp/)は、10月に幸せな未来は「ゲーム」が創るを発売した。
 
ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズをして、「本書は世界を変えたいと思うすべての人々の必読書だ」と言わしめた1冊。
近年、オンラインゲーマー人口が数億人に達し、莫大な時間と労力がヴァーチャルな世界で費やされている。
本書は、この現象を「現実に不満を持つ人々による『大脱出』にほかならない」と指摘する。
なぜ人々は「ゲーム」に惹かれるのか? -それは現実があまりに不完全なせいだからだ。
現実においては、ルールやゴールがわかりづらく、成功への希望は膨らまず、人々のやる気はますますそがれていく。
そんな現実を修復すべく、著者は、「ゲーム」のポジティブな利用と最先端ゲームデザイン技術の現実への応用を説く。
コミュニケーション、教育、政治、環境破壊、資源枯渇などの諸問題は、「ゲーム」の手法で解決できるというのだ。
 
幸せな未来はゲームが創る 書影
 
【関連リンク】
幸せな未来は「ゲーム」が創る
- 山形浩生(評論家、翻訳家) – 書評 BOOK asahi.com

評論家の山形浩生氏による書評。
 
ゲーミフィケーションについて1 | こどものもうそうblog
人気ゲーム「ぷよぷよ」のディレクターをつとめたことで知られる米光一成氏のブログ。
本書にも軽く触れています。
 

SF乱学講座聴講記:蔵原 大「ウォーゲームの歴史――クラウゼヴィッツ,H.G.ウェルズ、オバマ大統領まで」: Analog Game Studies(アナログ・ゲーム・スタディーズ)
 
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