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【新刊】『輿(こし) (ものと人間の文化史)』法政大学出版局

法政大学出版局(http://www.h-up.com/)は、9月に輿(こし) (ものと人間の文化史)を発売した。
 
「輿(こし)」は、天皇をはじめとする貴人の乗用具として、古代から明治初期まで、千二百年以上にわたって用いられてきた。
その延長としての神輿(みこし)は、神の乗り物として現在の祭礼にも受け継がれている。
本書は、その種類と変遷を探り、天皇の行幸や斎王群行、姫君たちの輿入れ、さらには葬送における使用の実態を明らかにするとともに、輿を担いだ人々の生活や諸外国の人担乗用具にも言及するもの。
 
輿(こし) (ものと人間の文化史) 書影
 
目次
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 まえがき
 
第1章 乗り物としての輿
一 日本での輿の変遷
  奈良時代まで/平安時代/鎌倉時代/室町時代/江戸時代
二 婚礼の輿
  姫君たちの輿入れ/東福門院入内行列/和宮降嫁
三 諸外国での人担乗用具
  中国/朝鮮/ヨーロッパ/インド/その他の国々
 
第2章 輿の種類
一 輿の特徴
  鳳輦(鸞輿)/葱花輦・葱華輦(華輿・華輦)/腰輿・手輿
  /板輿/網代輿/張輿/塗輿/小輿/塵取/女房輿/
  大井川での蓮台
二 輿の備品と通行
三 輿の所蔵
 
第3章 輿の使用実態  
一 天  皇
  行幸の成立/大王の「ミユキ」と奈良時代の行幸/平安時代
  の行幸/鎌倉・室町時代の行幸/聚楽第行幸/二条行幸/
  賀茂・石清水行幸/明治天皇の行幸
二 斎王群行と斎王代
  斎王群行/群行の道中/伊勢斎宮でのつとめ/帰京/
  賀茂斎院
三 諸家など
  公家/褒賞としての輿/武家/社僧/朝鮮通信使と琉球使節
四 輿を継承した使用例
  神輿/棺・龕/擔輿/雉輿/菖蒲輿/担架─現代の腰輿
 
第4章 輿を担ぐ人たち
一 駕輿丁
二 四府駕輿丁座
三 八瀬童子
四 洛中洛外図屏風にみる駕輿丁
五 近世の駕輿丁
 
第5章 輿と日本文化
一 明治以降への輿の継承  
二 交通史における輿
  
 あとがき
 参考文献
 輿関係年表
 索  引
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【関連リンク】
神輿大全誠文堂新光社 – 本が好き! Book ニュース
神輿の基礎知識から、神輿の種類、神輿の見方、制作過程、飾り紐のかけ方・選び方、手入れ・保管方法、修理などを網羅。
神輿・太鼓・山車・獅子舞用品などの祭礼具の製造販売や修理・復元及などを行っている、150年の歴史を持つ老舗・宮本卯之助商店が協力した1冊。
 
歴史文化ライブラリー320 江戸の寺社めぐり 鎌倉・江ノ島・お伊勢さん吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
江戸時代には、多くの人々が、鎌倉・江ノ島・お伊勢さんなどの名所めぐりに出かけ、旅の大衆化が進んでいた。
ご利益・名所見物・グルメ・お土産など、行動文化の視点から、江戸時代の寺社めぐりを描き出す。
 

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