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【新刊】『宮台教授の就活原論』太田出版

太田出版(http://www.ohtabooks.com/)は、9月に宮台教授の就活原論を発売した。
 
本書は、社会学者として知られる宮台真司氏(首都大学東京・前就職支援委員長)が執筆した1冊。
著者が従来から抱いていた自己啓発手法的な就活本への違和感が、震災後、誰にでも抱かれるようになったと本書は指摘する。
「理不尽な就活を強いるデタラメな社会を生き抜くために、就活の原理を学ぶ本(本書帯文)」。
 
宮台教授の就活原論 書影
 
目次
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第1章 なによりも”適応力”が求められている
第2章 仕事は自己実現の最良の方法ではない
第3章 自己実現より”ホームベース”
第4章 自分にぴったりの仕事なんてない
第5章 CMと就職情報サイトに踊らされない仕事選び
第6章 就職できるのは”ヘタレじゃないやつ”
第7章 社会がヘタレを生んでいる
第8章 すぐには役立たない就活マニュアル
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★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
表紙はなんとあのアニメ化もされ一部でコアなファンをもつそれでも町は廻っているの石黒正数氏。
とんでもない自己中心的なドジっ子にも関わらず、周囲をなんとなく幸せな気持ちにさせてしまう主人公・歩鳥の将来の姿を見るような、派手に書類をぶちまけている様子がそのまま表紙のイラストになっています。
就職活動に汲々としている学生の皆さんにとっては他人事ではないワンシーンなのではないでしょうか。
本書は、就活本として書かれていますが、同時に「就職がどうなろうが揺るぎない帰還場所=出撃基地(ホームベース)」を作るべきだとも主張しています。
これは重要な指摘だと思いました。
高校生が主に登場する『それでも町は廻っている』でも、バイト先の「メイド喫茶」よりも家族や友達との関係が重視され、それが物語の厚みを作り出しています。
就活を終えた人にもオススメな1冊です。
 
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【本が好き!編集部ナガタのプロフィール】
当「BOOKニュース」を担当している’79年生まれ男性。
アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。
その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々とし、現在は板橋区在住。
フリーター・契約社員・嘱託社員・正社員・無職・結婚・離婚など紆余曲折を経て現職。
百科事典と画集と虫と宇宙が友達です。
「BOOKニュース」では出版系のイベントからマニアックな新刊情報まで、本に関する情報を収集して紹介しています。
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