読書ガイド「本が好き!」が運営するニュースサイト

【新刊】『現代音楽キーワード事典』春秋社

春秋社(http://www.shunjusha.co.jp/)は、9月に現代音楽キーワード事典を発売した。
 
前衛と刷新、試行と実験の系譜として、現代音楽の歴史を解説する1冊。
作曲家と作品、その作曲技法と記譜法、電子音楽の台頭で変貌する演奏のありよう、そして聴衆の反応などを、実例を挙げながら描く。
図形楽譜や電子音楽等の写真・図版を豊富に掲載。
「本書は、米国で第7版を重ねたロングセラーの教科書として、音楽のみならず、ひろく現代芸術を学ぶ人のための座右の書となっている(出版社サイトより)」。
 
現代音楽キーワード事典 書影
 
目次
==================================================

起源
無調性と音列主義
テクスチャリズム
音色主義と調律
不確定性
実験主義
電子音響音楽
アルゴリズム作曲
ミニマリズム
統合
==================================================
 
★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
21世紀以降に登場してくる、より複雑に絡み合ったポピュラー音楽と統合したものや、アルゴリズム作曲の発展型ともいえるリアルタイムシンセシスを活用した映像と演奏を連動させるスタイル、そしてグリッチなどにも触れて欲しかったと思いました。
これらの最先端の「現代音楽」を聞くにあたって、そのルーツや歴史を知ることは必須なので、20世紀までの「現代音楽」を知るのに良い手引きとなる本書を手許に置いて、自分で項目を追加していくのもいいかも知れません。
 
【関連リンク】
オーケストラの文明史 ヨーロッパ三千年の夢春秋社 – 本が好き! Book ニュース
シンセサイザーがわかる本 ~予備知識から歴史、方式、音の作り方まで ~ スタイルノート – 本が好き! Book ニュース
文化系のためのヒップホップ入門 (いりぐちアルテス002)アルテスパブリッシング – 本が好き! Book ニュース
音楽と数学の交差大月書店 – 本が好き! Book ニュース
辺境・周縁のクラシック音楽 〈2〉 中・東欧篇青弓社 – 本が好き! Book ニュース
 
大井 浩明 Portraits of Composers
日本の現代音楽ピアニストを代表する一人、大井浩明氏によるクセナキス・リゲティ・ブーレーズ・シュトックハウゼン、そして韓国の作曲家たちの鍵盤曲のコンサート。
 
○○| XupoakuOu : 9月23日(祝)公演 「彼岸のクセナキス」
上記演奏会に関連して、野々村禎彦氏によるクセナキスの解説が掲載されている、大井氏のブログ記事。
難解で知られるクセナキスの略歴紹介としては極めてわかりやすいものです。
 
ICC ONLINE | シリーズ「新しい〈未来〉」
ドイツのミニマル電子音楽レーベルraster-notonのメンバーによるプレぜーションとトークのイベント。

コメント

コメントの投稿

コメント(必須)