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【新刊】『チャイナドレスの文化史』青弓社

青弓社(http://www.seikyusha.co.jp/)は、9月17日にチャイナドレスの文化史を発売する予定。
 
中国の「民族服」チャイナドレスの起源は清朝時代の貴族が着た衣服で、20世紀初頭に現在の形が誕生した。
1920年代から1940年代に当時の国際都市・上海で大流行し、現在も愛好されているチャイナドレス。
本書は、その歴史的な移り変わりを多数の写真を添えて解説する。
 
チャイナドレスの文化史 書影
 
目次
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はじめに
 
第1章 満洲人の伝統旗袍(ルビ:チーパオ)と漢人の「上衣下裳」
 1 旗袍の由来
 2 伝統旗袍の肯定と否定
 3 上衣下裳の流行
 
第2章 女学生の文明新装と新型旗袍
 1 「文明」の象徴としての女学生
 2 「流行症」にかかった女学生
 3 ファッションアイドル扱いの女学生
 4 世論操作に使われる女学生
 5 新型旗袍の登場
 
第3章 「華」「洋」のはざまの摩登女子(ルビ:モダンガール)
 1 新旧混在する一九二〇年代前半
 2 華洋折衷の摩登女子の肖像
 3 摩登女子と男性社会
 4 国貨と洋物のジレンマ
 
第4章 海派と京派、二つの旗袍
 1 海派文化と京派文化
 2 「伝統」を重んじる京派旗袍
 3 大衆文化の産物である海派旗袍
 4 腹より面子(ルビ:メンツ)、新装に貪欲な上海人
 
第5章 女明星と映画服
 1 中国映画のなかの女明星たち
 2 女明星の光と影
 3 「新女性」を演じる女性たち
 
第6章 「束胸(ルビ:スゥション)」から「放胸(ルビ:ファンション)」へ
 1 中国の「内衣」文化
 2 「束胸」の風習と中国的女性美
 3 「束胸」から「放胸」へ
 
第7章 多様な旗袍素材の陰で
 1 素材の多様化
 2 模様の多様化
 3 舶来品に対抗する国産品
 4 舶来品崇拝の裏側で
 
第8章 旗袍を仕立てた職人たち
 1 同郷人でできた成衣舗
 2 成衣舗の魅力
 3 歴史に残る成衣舗
 4 職人たちの匠
 5 職人たちの語り
 
第9章 作られた「民族衣装」と多様な旗袍像
 1 旗袍の否定と「人民服」の意思表示
 2 改革開放による旗袍の復帰
 3 一九九〇年代後の旗袍ブーム
 4 現代旗袍のあり方
 
第10章 中国女性の百年、旗袍からチャイナドレスへ
 1 「清朝の臣民」としての女性
 2 モダンを共有する「国民」としての女性
 3 「民族服」を羽織った「中国人」女性
 
参考文献
 
あとがき
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【関連リンク】
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・『マス・リテラシーの時代―近代ヨーロッパにおける読み書きの普及と教育新曜社 – 本が好き! Book ニュース
・『ファッションは語りはじめた 現代日本のファッション批評フィルムアート社 – 本が好き! Book ニュース
・『蚕にみる明治維新: 渋沢栄一と養蚕教師吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
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本が好き! チャイナドレスをまとう女性たち―旗袍にみる中国の近・現代

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