読書ガイド「本が好き!」が運営するニュースサイト

【新刊】テリー・イーグルトン『テロリズム 聖なる恐怖』岩波書店

岩波書店(http://www.iwanami.co.jp/)は、8月にテリー・イーグルトン『テロリズム 聖なる恐怖を発売した。
 
本書は、現代イギリスを代表する批評家・哲学者テリー・イーグルトンが語る、テロリズムの系譜。
古代の儀礼から中世の神学、18世紀の崇高思想やフロイト的無意識、そして混迷の現代にいたるテロリズムの変遷を、破壊と創造の弁証法によってたどる。
聖なるものの概念、恐怖/テロの思想――二つの両義性が導くものとは何か。
著者は、いわゆる左翼が扱いに困るような「死や悪や、生贄や崇高なるもの」について、これらこそテロリズムと深く結びついていると指摘し、形而上学的・神学的な議論を展開する。
 
テロリズム 聖なる恐怖 書影
 
【関連リンク】
『完訳 キーワード辞典』平凡社- – 本が好き! Book ニュース
イーグルトンの師匠にあたる批評家レイモンド・ウィリアムズが、キーワードごとに批評的な解説をしています。
なお、1983年版の本書には「テロリズム」の項目はありません。
「暴力 violence」の項目にテロリストに触れているくだりがあるのですが、この項でウィリアムズが解説に難儀していて、他の項目ほどに明快な文章になっていないというところは注目したいところです。
 
『現代にっぽん新宗教百科』柏書房 – 本が好き! Book ニュース
『メタフィジカル・クラブ――米国100年の精神史』みすず書房 – 本が好き! Book ニュース
『存在しないものに向かって 志向性の論理と形而上学』勁草書房 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! テリー・イーグルトン『甘美なる暴力―悲劇の思想』
本が好き! テリー・イーグルトン『イデオロギーとは何か』
本が好き! テリー・イーグルトン『宗教とは何か』
本が好き! テリー・イーグルトン『文化とは何か (松柏社叢書―言語科学の冒険)』
本が好き! テリー・イーグルトン『ポストモダニズムの幻想』
 
本が好き! 『ブラック・メタルの血塗られた歴史』
本が好き! 『エコ・テロリズム―過激化する環境運動とアメリカの内なるテロ』
本が好き! 『テロリズム―その論理と実態』
本が好き! 『テロルの現象学―観念批判論序説』
本が好き! 『現代建築・テロ以前/以後』
本が好き! 『自爆テロ』
本が好き! 『現代思想2003年3月号 特集=テロとは何か』

コメント

コメントの投稿

コメント(必須)