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【新刊】『ドラゴンフライ エフェクト ソーシャルメディアで世界を変える』翔泳社

翔泳社(http://books.shoeisha.co.jp/)は、8月26日にドラゴンフライ エフェクト ソーシャルメディアで世界を変えるを発売する。
 
本書は、スタンフォード大学の人気講義「ソーシャルテクノロジーの力」を書籍にまとめたもの。
ソーシャルネットワークの背後で人々を動かしているものは何かを明らかにし、ソーシャルメディアを使って、個人や企業(営利・非営利を問わず)が社会的にインパクトのある目標を達成するための戦略や具体的な手法を紹介する。
ダニエル・ピンク氏(『ハイコンセプト』『モチベーション3.0)、徳力基彦氏(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社)、シェリル・サンドバーグ氏(フェイスブックCOO)、ジェフリー・ムーア氏(キャズム』『ライフサイクルイノベーション)らが推薦する1冊。
「変化をもたらす画期的なアイデアは、資金力に富む企業や、組織力のある非営利団体ばかりから産まれるわけではない。一般の人々にも変化は起こせる。(出版社サイトより)」
 
ドラゴンフライエフェクト 書影
 

目次
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序章 ドラゴンフライの胴体
飛び続けるためのシステム
 
第1の羽 焦点を絞る
有効な目標の立て方
 
第2の羽 注意を引く
おびただしい数の人や意見や雑音に埋もれず、目立つためにはどうするべきか
 
第3の羽 魅了する
人々をどのように自分の目標に結びつけるか
 
第4の羽 行動を起こさせる
いかに人々に力を与え、運動を発展させるか
 
終章 前進し、上昇しよう
飛べた!次にすることは?

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★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
ドラゴンフライエフェクトとは、「Focus、Grab Attention、Engage、Take Action」の四つの要素をトンボの羽に見立てたもの。
本書のタイトルは、通常なら無視できるような小さな誤差が理論的に予測不能な大きな結果をもたらすことを指す「バタフライエフェクト」というモデルからの連想で名づけられています。
著者たちが強調しているのはトンボの羽ばたきが蝶よりも速いこと、トンボが蝶よりも速くかつ力強いこと。
想像力に富むネーミングですが、同時に本書は心理学や行動経済学を参照しながら論じられており、単に楽観的な机上の空論を振り回すものでもありません。
オバマ大統領の大統領選キャンペーンや、ソーシャルメディア革命と呼ばれるような昨今のイスラム圏の民主化運動や、ソーシャルメディアを活用したマーケティングの成功例などは、本書が「ドラゴンフライエフェクト」と呼ぶ現象に数えることができるでしょう。
先日のロンドンの暴動や、東日本大震災の際に生じた風評被害などのように、ソーシャルネットワークによって加速される負の側面も無視できないのですが、むしろそういった新しい事態にまきこまれないようにするためにも、本書を読んでおくことは有意義かも知れません。
東日本大震災の直後に出版された、新旧のメディアに詳しい評論家・荻上チキ氏の検証 東日本大震災の流言・デマや、小林啓倫氏の災害とソーシャルメディア ~混乱、そして再生へと導く人々の「つながり」~ と併読したいと思います。
 
【関連リンク】
「The Dragonfly Effect」は”一読の価値あり”です – ソーシャルメディア活用に関する刺激的で実用的な「教科書」 |AMN近況報告|ブログ|Agile Media Network
徳力基彦氏(アジャイルメディア・ネットワーク)による書評。
著者の背景から本書の構成、関連動画まで詳細に紹介しています。
そもそも原書を入手したキッカケからして「アジャイル(=機敏)」な感じです。
 
POLAR BEAR BLOG: 【書評】The Dragonfly Effect
小林啓倫氏のブログに掲載された書評。

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