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【新刊】『”夜の寝覚”の構造と方法 平安後期から中世への展開』笠間書院

笠間書院(http://kasamashoin.jp/)は、8月31日に“夜の寝覚”の構造と方法 平安後期から中世への展開を発売する予定。
 
夜の寝覚(よわのねざめ)は、中古後期を代表する作者未詳の王朝物語。
更級日記と同作者の手によるものとも推測されているが、確証はない。
主人公(中の君=寝覚の上)の心理を描写する独特の手法が高く評価されている。
 
本書は、この作品を物語史上にどう位置づけるかという問いを解明するもの。
竹取物語』『源氏物語といった先行物語だけではなく、現存しない物語(散佚物語)を含めた中世王朝物語の作品群までも視野に入れ、ストーリー・表現の類似といった面からの検討を加えている。
 
夜の寝覚の構造と方法 書影
 

目次
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序章
 
 第一部 『夜の寝覚』   –欠巻部分の復元と物語の構造–
第一章 『夜の寝覚』末尾欠巻部分の復元 
   –新出資料の解釈をめぐる問題–
第二章 『夜の寝覚』末尾欠巻部分の構造  
   –新旧資料の解釈の再検討–
第三章 『夜の寝覚』末尾欠巻部分の構造 補遺
第四章 『夜の寝覚』末尾欠巻部分の資料の解釈とその問題
第五章 『夜の寝覚』と長恨歌  
   –帝と寝覚上の造型–
第六章 『夜の寝覚』末尾欠巻部分における立后と立坊  
   –その意味するもの–
第七章 寝覚上の宿命  
   –第三部の構造をめぐって–
第八章 『夜寝覚抜書』の方法  
   –第二場面と『小夜衣』との関連を中心に–
第九章 改作本『夜寝覚物語』の方法  
   –女主人公の人物造型の改変をめぐって–
 
 第二部 平安後期物語・中世王朝物語をめぐって
第十章 『狭衣物語』跋文の解釈についての試論
第十一章 「飛鳥井物語」の変貌  
   –『小夜衣』女性主人公像を中心として–
第十二章 「うづもれぬかばね」の物語  
   –『かばね尋ぬる宮』の復元試論–
第十三章 『松陰中納言物語』と聖徳太子伝
 
終章
 
論文初出一覧 あとがき 索引
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笠間書院 kasamashoin ONLINE: 大槻福子『『夜の寝覚』の構造と方法 平安後期から中世への展開』(笠間書院)

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