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小林惠子 日本古代史シリーズ 全九巻 刊行開始!(現代思潮新社)

現代思潮新社(http://www.gendaishicho.co.jp/)は、6月24日から「小林恵子 日本古代史シリーズ」全九巻の刊行を開始する。

本シリーズは、『古事記』とも『日本書紀』とも古代史の常識ともかけ離れているが、中国・朝鮮・日本の史料を綿密に比較検討し、古代の日本がいかに国際社会の一国であったかを検証した私説古代史。
文藝春秋から出版された九冊の単行本を、全面的に加筆・訂正し、一部タイトルをあらためた新装版となる。
ラインナップは以下のとおり。

【第一巻】三世紀・三国時代
江南出身の卑弥呼と高句麗から来た神武

三世紀 三国時代 書影

【第二巻】四世紀・五胡十六国時代       2011年9月発刊
海翔ける白鳥・ヤマトタケルの景行朝

【第三巻】五世紀・南北朝時代          2011年11月発刊
広開土王の謚は仁徳天皇

【第四巻】六世紀・騎馬遊牧民全盛時代     2012年1月発刊
継体朝とササン朝ペルシア

【第五巻】七世紀①・隋から唐へ         2012年3月発刊
聖徳太子の正体

【第六巻】七世紀②・初唐時代 2012年5月発刊       
史上から消された聖徳太子・山背王朝

【第七巻】七世紀③・盛唐時代 2012年6月発刊
「壬申の乱」――隠された高市皇子の出自   

【第八巻】八世紀①・盛唐時代 2012年9月発刊
すり替えられた聖武天皇

【第九巻】八世紀②・衰退に向かう唐 2012年11月発刊
「安・史の乱」と藤原仲麻呂の滅亡   

詳細、およびシリーズ案内パンフレットの要望は出版社お知らせサイト(http://www.gendaishicho.co.jp/news/n2478.html)へ。

【関連リンク】
『記紀万葉語の研究』笠間書院 – 本が好き! Book ニュース
『日本古代国制史論』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
『藤原仲麻呂: 率性は聡く敏くして(ミネルヴァ日本評伝選) 』 ミネルヴァ書房 – 本が好き! Book ニュース
『新編 神社の古代史』学生社 – 本が好き! Book ニュース
『平城宮大極殿院の設計思想』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『江南出身の卑弥呼と高句麗から来た神武―三世紀・三国時代』

コメント

  1. 小林先生の本はほとんど読みました。私も年代が一緒なので、日本の誕生には少なからず興味がありました。しかし縄文、弥生、古墳時代は曖昧模糊として筋の通った考えのもとに書かれた物は見当たりませんでした。東アジア全体を中国を軸として語られたものに会いませんでした。日本は天智、天武天皇のころから国としての存在が信じられるようになりましたが、それ以前から東のはずれの日本列島も激動の時代があったことは想像していました
    私が小学生のころは教室の黒板の上に、万世一系の現人神としての昭和天皇の写真が飾ってありました。戦後は逆に戦前をすべて否定したような教育でした。日本は奈良時代を除けばすべて武士が政治の中心でした。それでも天皇は日本の心の中心的存在でした。明治維新は新政府が、また太平洋戦争までは軍部が神格化された天皇を、そして戦後はGHQが象徴として利用してきたように思われます。これからますますグローバル化され、国家の意味が失われて行くように思われます。これからの若者たちが歴史、文化、伝統などをどのように構成していって日本および日本人を世界の中で位置付られるのか、どのような歴史を作っていくのか、じっくり考えてほしいと思います。

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