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【新刊】『人のイメージ―共存のシミュラークル (初期ネーデルラント美術にみる〈個と宇宙〉 1)』ありな書房

ありな書房は、6月に人のイメージ―共存のシミュラークル (初期ネーデルラント美術にみる〈個と宇宙〉 1)を発売した。

キリスト教世界においては神の似像として考えられていた「人の姿」をめぐって、初期ネーデルラントの芸術家たちは、自画像や聖人画、そして家族や集団肖像画をどのように描いたのか。
本書は、それらの絵画の成立事情や役割などを論じるもの。

人のイメージ 書影

★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
西洋美術を見るときに、そこに描かれている「人」を、神様の似姿として考えるというのはとても新鮮でした。
旧約聖書の創世記にあるとおり、キリスト教では人の姿は神様に似せて創られたといわれているのです。
日本のような多神教ではなく、唯一絶対のキリスト教の神様に似せて創られたという話ですから、それを描くということは生半可なことではなかったはず。
写実的に絵画を描くことで知られるネーデルラント美術の作家たちが、どのような考えで、またどのような状況で制作に向かったのか、それを知ることで美術を見る目が大きく変わりそうです。

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