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新刊情報:青土社『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮 [新装版]』

青土社(http://www.seidosha.co.jp/)は、5月25日に『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮 [新装版]』を発売する。

「図像表現の細部に宿るパトスを一身に受けとめた美術史家アビ・ヴァールブルク。その妄想と錯乱を孕んだ思考のただなかに沸騰する情念の論理を精緻に解読し、20世紀思想史の未踏の領野を照らしだす耀かしい力作。(出版社サイトより)」
ヴァールブルク研究の第一人者として知られる田中純氏による、2001年刊行の同名書の新装版。

アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮 書影


★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
視覚芸術史の基礎文献として今なお読み継がれている『美術の物語』のエルンスト・ゴンブリッチは、かつてヴァールブルク研究所の所長を務めていました。
ヴァールブルクは、そのヴァールブルク研究所の創設者であり、ゴンブリッチも伝記を書いている人物。
ヴァールブルクが提唱した「視覚像において思考すること」という方法は、田中氏が主査となって査読された平倉圭氏『ゴダール的方法』でも発展的に継承されています。
巨大な知性と財力にモノを言わせながら壮大な「イメージの資料庫」を創りあげようとした怪人が、19世紀末から20世紀というのかなり胡散臭い時期に迷走しながら何を考えていたのでしょう。

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