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ヤバいモノを見てしまった…マジキチ漫画『ねこぐるい 美奈子さん』

「……あー、ヤバいモノを見てしまった。」
 
今回紹介するWebマンガねこぐるい 美奈子さん読後の率直な感想である。世の中にマジキチ(「マジ」で「キチ」ガイの略)と言われるマンガは多々あれど、これは殿堂入りなんじゃないかなあ…。
 
「猫好きの美奈子さんは、猫好きが高じて猫カフェで働くことになりました♫」という筋書きだけ見ると、いかにも何処かに既にありそうな、ほっこり心温まる日常系ストーリー……だと思ってました僕も。あまりに凄いので、作者の青稀シンさんとヤングジャンプ編集部にお願いして記事に画像の掲載をお願いしました。
12月19日には単行本も発売予定だとか。
 


 
上掲の画像を見る限り、猫が擬人化されているだけで、マジキチという感じはありませんね。むしろとっても可愛くて、見ているだけで和んでしまいます。素晴らしく可愛いですね、ほんとうに。
 
この作品の恐ろしいところは、この「可愛い」から「マジキチ」まで完全に地続きであるというところなんです。この下のページを見てみてください。
 

 

この2ページは、実際の作品で何の説明もなく連続しています。
「何が起きているかわからない」だって?
それでいいんです。
この絵の切り替わりっぷりをお見せしたかったんです。
ちなみに実際に作品を読んでいるときには、絵柄の急激な変化が頻繁に繰り返されるので、説明が何もなくても笑いながら読めてしまいます。大丈夫です。
 
この作品、最初に書いたとおりの単純な筋書き以上には、ほとんど内容がありません。ただひたすらに「猫の可愛さに狂う人々」が描かれています。猫を可愛がるあまり、下のような状況になる場面もありました。


も、もう、何が何やら…という状況です。
 
今まで、色んな猫マンガ・ペットマンガが描かれてきました。これまでは「いかに可愛くペットを描くか」というところに力点が置かれてきたように思うのですが、この『ねこぐるい』では「猫を可愛いと思う側」つまり人間の描き方を工夫しているのだ、とも言えると思います。「猫を可愛がるあまりに顔面が崩壊し、人間としての体裁が保てなくなる」という状況を描くことで、逆説的に「猫の可愛さ」を表現したのだとも。

 


(C)青稀シン/となりのヤングジャンプ/集英社

 
 

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【本が好き!編集部ナガタのプロフィール】
当「BOOKニュース」を担当している’79年生まれ男性。
アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。
その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々。現在は板橋区在住。
フリーター・契約社員・嘱託社員・正社員・無職・結婚・離婚など紆余曲折を経て現職。
百科事典と画集と虫と宇宙が友達です。
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