読書ガイド「本が好き!」が運営するニュースサイト

技術と美術の粋を尽くしたあの名車を堪能できる超ゴージャスな写真集

バットマンのもうひとつの主役といったらジョーカーかロビンだろう、という人もいるだろう。…キャットウーマンやペンギンだ、という人もいるかも知れない。
しかし映画版バットマンにおいては特に、バットマン以上に観客の胸を躍らせるのは、時代ごとの技術と美術の粋を尽くし、バットマンが体現する背徳と闇のパワーと魅力を象徴するバットモービルである、と断言したって許されるでしょう。
 
そう、そんなバットモービルの魅力を1冊に凝縮した超ゴージャスな1冊が刊行されました。その名もバットモービル大全これはアツい。
とうとう来週末7/28に上映が開始されるクリストファー・ノーラン監督のバットマンシリーズ最新作『ダークナイト・ライジング』を観る前に、ぜひチェックしてください。
 

 
もう、表紙画像だけでご飯三杯食べられますね。
この表紙のバットモービルはクリストファー・ノーラン版バットマンに登場するバットモービル、通称「タンブラー」というもの。基本的には乗用車のイメージだった従来のバットモービルとは打って変わって、ほとんど戦車のような姿になっている。正直、映画を最初に観たときは「こんなのバットモービルじゃない!」とちょっと憤慨したものでした。しかし、本書を紐解くと、そもそもバットモービルというものは、70年におよぶバットマンの歴史の中で様々に姿を変えて描かれてきたということがわかります。
 
たとえば1966年に放映が始まったTV版のバットマンに登場したバットモービルは、バットマンらしい黒を基調にしながら、鮮やかな赤をキーカラーに入れてシックにまとめています。
※このページで再現に挑戦したレプリカカーが見られますが、えらいカッコいい!
究極の「バットマン」マニアが作りあげる1台1,260万円の至高のレプリカ・カー!!
 
このTV版の前にも、コミック版のクラシックなバットモービルもある。これらも本書で見ることができます。
 
そして、バットマン初の映画化に際して、バットモービルは未来的な流線型と漆黒の姿を手に入れる。本書には、ティム・バートン版の『バットマン』で作られたバットモービルが生まれる過程が詳しく描かれています。
※1989年版バットモービルは1/6スケールのこちら。これもかっこいい。
『バットマン』1/6スケールビークル バットモービル | 株式会社ホットトイズジャパン
 
そして最新の、クリストファー・ノーラン版のバットモービル。
ノーランは徹底的にリアリズムを追求するため、バットモービルすら排除しようとしましたが、スタジオ側は譲らなかったといいます。
「より現実的でタフな」ノーラン版のバットマンの世界に、どのようにバットモービルを登場させるのか?ノーランは軍事産業で開発中の車輌を改造したものとしてバットモービルを再創造しました。
それが本書の表紙にもなっている無骨極まりない通称「タンブラー」という新生バットモービルです。
本書では、充実した資料で細部までこの新しいバットモービルを楽しむことができます。
 
バットマンシリーズが今後も続いていくとして、今後どんなバットモービルが登場するのでしょうか。今から楽しみです。
 
【関連書籍など】


 

目次
==================================================

はじめに:Q&A ポール・レヴィッツ×ネイサン・クロウリー
 
01:バットマンの伝説
 
02:正義の車
 
03:ポップになったバットマン
 
04:スピードマシン
 
05:動くコミックブック
 
06:ダークナイトの秘密の歴史
 
07:カオスの街
 
08:バットモービルに乗れ!
 
出典
謝辞、著者について

==================================================

 

【関連ページ】

歴代のバットモービルが総出演する公式ドキュメンタリー「THE BATMOBILE」 – GIGAZINE

これは凄い。
映像版『バットモービル大全』ともいうべきバットモービルのドキュメンタリーの紹介記事です。
 

 
 
 
 
==================================
【本が好き!編集部ナガタのプロフィール】
当「BOOKニュース」を担当している’79年生まれ男性。
アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。
その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々。現在は板橋区在住。
フリーター・契約社員・嘱託社員・正社員・無職・結婚・離婚など紆余曲折を経て現職。
百科事典と画集と虫と宇宙が友達です。
==================================
==================================
「BOOKニュース」では出版系のイベントからマニアックな新刊情報まで、
本に関する情報を収集して紹介しています。
ユニークな本を出される出版社様、
紹介させていただきたいのでBOOKニュース宛に新刊をぜひ送ってください!
↓宛先はこちら↓
〒333-0834
川口根岸郵便局留
Bookニュース 永田希

twitterアカウント(@honzuki_news)でもときおり呟いております。
RSSフィード購読はこちら。

コメント

コメントをお寄せください。

コメントの投稿

コメント(必須)