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僕はファミレスで号泣しかけた。変態漫画『変ゼミ』最新刊は感動大作

TAGROの最新作『変ゼミ』七巻が刊行された。
とある大学にあるという「変態生理ゼミナール」の面々を描いたこの作品、今回も下ネタのオンパレードで、今までの巻と同様に食事中に読むことはあまりオススメできない。
 
人間の心理に潜む変態性を考察の対象にしているためか、物語がサイコスリラーの様相を呈してきた。「自分の人格を好きなように作り出し、その人格に完全に成り代わることができる」という、ある意味では「究極の変態」加藤あんなを巡って、今回はひとつのクライマックスと呼べるような展開が用意されている。感動的な作品を読んでよく涙腺崩壊させている僕だが、ファミレスで号泣しかけるという事態に陥ったことを告白しておく。
 
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献本速報:月に歪む夜 (創元推理文庫)

ダイアン・ジェーンズ『月に歪む夜 』 (創元推理文庫)が刊行された。
 
「50代の主人公ケイトが、自分が若かったころに起きた出来事を回想する」という形式で描かれるミステリ作品。現代と過去が交錯しながら、かつてケイトが過ごした「あの夏」の出来事に何があったのかが語られていく。
 
若かりし日のケイトは、両家の子女であったが、開放的な1970年代の雰囲気のなかでボーイフレンドと奔放なひと夏を過ごす。そこに魅力的な娘が現れて、やがて悲劇が起こる。生き延びたケイトにのしかかる、「あの夏」の悲劇に秘められた重さが、なんとも言えない読後感を残す。
 
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献本速報:エラリー・クイーン『フランス白粉の謎』【新訳版】 (創元推理文庫)

エラリー・クイーン『フランス白粉の謎【新訳版】』 (創元推理文庫)が刊行された。
 
ミステリ史上に名を残す巨匠エラリー・クイーンの地位を不動のものとした“国名シリーズ”第二作。
舞台は、ニューヨークにある高級デパート。デパートの取締役会長の後妻が殺され、その遺体がショウ・ウィンドウから転がり出てくるという衝撃的な事件が発生する。不特定多数が行き交うデパートで起きた殺人事件は、解決不能かと思われるが、名探偵エラリー・クイーンがその謎の真相を鮮やかに解き明かす。
 
ダネイとリーという従兄弟同士の2人による共同のペンネーム「エラリー・クイーン」。本作には、このペンネームと同名の探偵が登場する。傑作として、「本格ミステリ」というジャンルへの入門によく読まれていたという本書。この作品を執筆した時、エラリー・クイーンを名乗る2人はまだ25歳の若さだったとのこと。

 
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国書刊行会40周年フェア!100冊超えリスト

東京堂書店・神田神保町店で開催中の国書刊行会40周年フェアに行ってきました!
 
数えてみたら100冊以上あったので、気合入れてリスト化してみました。
書影を眺めるだけでも楽しいですね。(なお、当情報は2012/10/25の14時頃のものです。) (続きを読む…)

本棚を作ってブログに埋め込もう ROOKの使い方紹介

「本が好き!」運営会社フライングラインが最近提供を開始した仮想本棚作成サービスROOKに、ブログ埋め込み用のコードを生成する機能が追加されました。
今日公開した記事特集は「レコード*録音*記録」あのハードコア音楽言論誌の最新号に関連して本棚を作成したので、それを埋め込んでみましょう。
 
作った棚はこれ↓

祝!アルテス第3号刊行

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特集は「レコード*録音*記録」あのハードコア音楽言論誌の最新号

知る人ぞ知る、ハードコアな音楽言論誌『アルテス』の待望の第3号が店頭に並んでいる。
 
今回も「レコード*録音*記録」、という普通の音楽誌だったらまず着目しない、というよりも、普通の読者ならパッと見たところでほとんど意味の分からないテーマを大特集に掲げている。
 
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献本速報:俳優パズル (創元推理文庫)

俳優パズル 』 (創元推理文庫)が刊行された。
 
イギリスのミステリ作家パトリック・クェンティンによる「パズル・シリーズ」の中でも傑作と名高い本作。劇場を舞台に繰り広げられる「劇場ミステリ」の逸品としても評価されている。

 
主人公であり探偵役もつとめる演劇プロデューサーのピーター・ダルースは、前作迷走パズルでアルコール依存症を脱し、本作ではハリウッドへの返り咲きを狙う。そこで、新人脚本家の作品を上演しようとするのだが、上演場所として指定されたのは不吉な噂のたえない劇場だった。
この呪われた劇場を前に、役者たちは怖じけついてしまう。しかもまた、この役者たちが奇人・変人揃いで、ダルースやそのスポンサーのレンツ博士は大弱り。
果たして劇は無事に上演されるのか?呪われた劇場の謎は解けるのか?
 
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彼女の涙を僕が飲む。人を好きになることの魅力に迫る傑作長編マンガ

アニメ化もされた謎の彼女Xで知られる植芝理一の、伝説的なデビュー長編作ディスコミュニケーションが新装版で毎月刊行されることが決定した。各刊の附録は、初回限定カラーピンナップや、連載時の作者近況コメント全掲載、作者の書き下ろしコラム。
 
『ディスコミュニケーション』は、オカルトに精通した変人「松笛」と、彼の恋人「戸川」という、2人の高校生を主人公にした物語。常軌を逸した描き込みと、そこに散りばめられた古今東西のマニアックな事物、更に「人が人を好きになり、近づいていくこと」の謎と魅力を描き出した傑作である。
 
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