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献本速報:我ニ救国ノ策アリ(幻冬舎)

我ニ救国ノ策アリ 佐久間象山向天記』 (幻冬舎)が刊行された。

 
激動の幕末、あの勝海舟や吉田松陰らに深い影響を与えた男がいた。その名は佐久間象山。

 
歴史の改変期にあって、地位や名誉を気にせず、新しい時代を見据えた思想に基づいて行動する人間だったという。その佐久間の、当時としては突飛な言動、また現代においても魅力的に映るであろう人柄を描いたのが本書。
 
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A・クリスティー賞第二回受賞作、審査委員絶賛『カンパニュラの銀翼』

早川書房が主催するミステリの新人賞「アガサ・クリスティー賞」第二回受賞作カンパニュラの銀翼は、審査員満場一致で選出された。
 
本作は、1920年代の後半のイギリスを舞台に、資産家の息子の替え玉として名門大学の哲学科に通う少年エリオットを主人公に描かれる物語。シグモンド・ヴェルティゴを名乗る謎の美青年、彼と奇妙な因縁を持っているらしき若き研究者が、エリオットの目の前に現れるところから、彼の日常は大きく変化し始める。哲学や論理学の薀蓄が散りばめられており、知的で幻想的な雰囲気が全体に漂っている。不吉に淀んだ悪徳の薫りに沈むばかりではなく、本書の後半には胸のすくような冒険が待ち受けているという、凝った構成になっている。
 
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献本速報:上野千鶴子×湯山玲子『快楽上等!』 (幻冬舎)

上野千鶴子×湯山玲子『快楽上等!』 (幻冬舎)が刊行された。
日本の女性学・ジェンダー研究のパイオニアであり、論客として知られる上野千鶴子と、自ら寿司を握る「美人寿司」のパフォーマンスで活躍し、女ひとり寿司などの著書もある湯山玲子の対談。
 
湯山のテーマである「快楽」を中心に、上野のいう「幸福」や「自由」を巡って、3.11のときの避難から、政治や少女漫画、2人が育ったそれぞれの家庭、そして仕事、遊び、恋愛、性欲、加齢、音楽など、2人の話題は多岐にわたる。2人が折にふれて勝間和代に言及するのが興味深かった。
 

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献本速報:社長業のオキテ (幻冬舎)

社長業のオキテ ゲームクリエーターが遭遇した会社経営の現実と対策』 (幻冬舎)が刊行された。
ゲーム好きならその名を知るであろう『ザ・タワー』『シーマン』といった名作を世に送り出してきたゲームクリエーターであり、自身が起こした会社の経営者でもある、斎藤由多加氏による異色の自伝的ビジネス・エンターテイメント。
 
この本にはまさに、きれい事ではない中小企業の社長業のリアルが込められている。いつかは起業して一旗揚げたいと思っている人から、既に経営者として日々の業務に四苦八苦している人まで、必ずや大きな示唆と共感、そして勇気を与えられるであろう一冊。
 
さすがにエンターテイメント業界で長らく活躍してきた著者のこと、シニカルな笑いを随所にちりばめた、楽しい読み物としても一級品に仕上げている。
 

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本が好き!で先週一番人気のあった書評は?(10/23~10/29)

「本が好き!」の先週の人気書評ランキング(10/23~10/29)
 
今週の第1位は、たけぞうさんによる家守綺譚。「和風ファンタジー」と言われて、この地味な書影で、すぐに興味が湧くというものではなかったのですが、書評を読んでみて僕も俄然気になり始めました。面白そう。
 
第2位は、はにぃさんによるあのころのデパート。1959年生まれの著者による、デパートにまつわる思い出や裏話を詰め込んだ1冊。母娘でデパート勤務経験があるというのだからその知識の幅はかなりのものだ。
 
第3位は、かもめ通信さんによる無罪 INNOCENT。20年以上前にベストセラーになった『推定無罪』の作者自身による続編となる本書。かもめ通信さんは「これぞリーガル・サスペンス!という醍醐味」がある、と書いています。前作を読んだことがある人なら読み返さずに、読んだことがない人なら前作から読み始めずに、いきなりこの作品を手にとって問題ない、と書いてくれているのはありがたいですね。
 

 
 

 
 
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献本速報:時限の幻 (幻冬舎)

時限の幻 』 (幻冬舎)が刊行された。
 
奥州の伊達家と、会津の蘆名家、この2大名の闘いを「外交」というテーマを中心に描いた歴史小説。名君として日本史に名を残す伊達政宗と、その父・輝宗。好敵手となるのは蘆名家が誇る「外交の達人」金上盛備。織田信長が覇権を握ろうとする戦国時代最末期に、奥州の覇権を懸けてで繰り広げられた白熱の外交戦を、活き活きとした名将たちの姿のもとに描く。
 
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献本速報:盗まれた顔 (幻冬舎)

盗まれた顔』 (幻冬舎)が刊行された。
 
繁華街を行き交う人の顔を日々見つめ続け、その中から指名手配犯を見つけ出す「見当たり捜査」のベテラン刑事。その刑事が、ある時をさかいに「見つけられる側」にさせられてしまうという異色の刑事小説。大都市に遍在する「視線」を可視化したかのような緊迫感が独特。1985年生まれ、『黒冷水』で文藝賞を受賞、『走ル』『ミート・ザ・ビート』で芥川賞候補にもなった羽田圭介による書き下ろし作品。
 
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