読書ガイド「本が好き!」が運営するニュースサイト
登録年月「1月2012」で絞り込み表示

1位は『アイの物語』、先週は短篇集が人気?人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(1/24~1/30)です。
 
今回の第1位は、道楽猫さんアイの物語
こうして、気になっていた本の書評が上位の評価を集めると嬉しいです。書評のなかで道楽猫さんが書いた「「SFは死んだ」と言われる今こそが、最も想像力の必要な時代ではないのか。」というメッセージには頷かされました。
 
第2位は、かもめ通信さん第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)風竜胆さん星を継ぐもの象と耳鳴り―推理小説
『第2図書係補佐』は、本を紹介するエッセイ集。かもめ通信さんが「私の読みたい本リストはいっきに長くなり、そのうちの数冊はこの本を読み終えないうちに購入してしまった」と書くとおり、本好きなら迂闊に手を出すと手痛い出費が待ち受けている恐ろしい本かも知れません。
そして当ランキング常連中の常連、風竜胆さんは二位に二本ランクイン。ハードSFの古典と恩田陸氏の短篇集。どちらも短いながらも読み応えのある内容で、支持を集めたようです。
 
5位の夜中にジャムを煮る薄荷さん)は書評を読むだけでもお腹がすいてくる一本。
 
6位にはメモリー・ウォールぱせりさん)、チヨ子 (光文社文庫 み 13-8)風竜胆さん)。いずれも短篇集です。上位6位までに3冊の短篇集がランクインしているので、今週は皆さん、短編集を読みたい気分だったのでしょうか。
 
(続きを読む…)

とれたて!近刊情報(2012年1月31日)

本日とれたての近刊情報から、ナガタが気になったタイトルをピックアップしてお届けします。
 

ロリータ・クラブでラヴソング』表紙あり

寄生彼女サナ 2

聞いて読むドイツの詩

星の文化史事典

 
本が好き!らぼ「近刊情報サーチ」新着情報一覧より。

多彩な事例とフレームワークから学ぶ『ゲーミフィケーション』の真髄

「何かを知っている人間はそれを好きだという人間にはかなわない。
何かが好きだという人間はこれを楽しんでやっている人間には決してかなわない」

ゲーミフィケーションの著者・井上明人氏が引用した、2500年前の偉人・孔子の言葉)
 
井上氏は「ゲーミフィケーション」も流行語のひとつに過ぎず、それに踊らされる必要は無い、と断言します。それでもなお”「ゲーム」の力はある、「ゲーム」がこれからの世界にとって重要なものであるということも変わらない。”と力強く宣言。本書はその「世界観」を紹介するもの。「ゲーミフィケーションという言葉が流行らなくとも、私はこの後もずっとゲームの話をし続けるだろう」という筋金入りゲーム研究者による「ゲーミフィケーション」本です。
 
本書の前半となる第1章では、世界に「ゲーミフィケーション」が広まってきた経緯を多彩に紹介し、後半では「ゲーミフィケーションの実践」を扱います。
具体的なゲーミフィケーションの成功例をたくさん知ることができ、自分たちでゲーミフィケーションを実践しようというときに参考にできる構成になっています。
 
(続きを読む…)

とれたて!近刊情報(2012年1月27日)

本日とれたての近刊情報から、ナガタが気になったタイトルをピックアップしてお届けします。
 

江戸歌舞伎作者の研究』書影あり

音楽のためのドイツ語事典

大塚英志『まんがはいかにして映画になろうとしたか

戸田誠二『音楽と漫画と人

ヴァレリー集成Ⅴ

 
本が好き!らぼ「近刊情報サーチ」新着情報一覧より。

ビジネススーツは本当に軍服だった?『図説 軍服の歴史5000年』

ビジネスマンにとってのスーツは戦闘服です。ライバル企業とシノギを削るための軍服だ、とも言えるでしょう。ちなみにスーツのジャケットの襟の部分、これは実は本物の軍服の立襟を折り返したものが元になっているという説があるそうです。
 
【図説】軍服の歴史5000年は、5000年という実に壮大なスケールで軍服の歴史を追います。250ページ以上にわたって、約200点にのぼる精密な考証イラストを挙げながら、現代人の装いの起源にさまざまな時代・さまざまな地域の軍服の影響を見出していく過程は実に興味深いもの。
 
(続きを読む…)

知られざる戦後史から、理想のキュレーションを目指す。

ITジャーナリストの佐々木俊尚氏の著書キュレーションの時代では、「情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新たな意味を与え、多くの人と共有すること」と定義されている「キュレーション」。最近注目が集まっているキーワードです。
この「キュレーション」という言葉、実はもともと博物館や美術館の「学芸員」の仕事を指していたことはご存知でしょうか。細野不二彦氏の人気漫画『ギャラリー・フェイク』の主人公フジタはニューヨークのメトロポリタン美術館の元キュレーターという設定だったので、学芸員=キュレーターということを知っている人は多いかも知れません。
しかし、彼らは一体どんな仕事をしているのでしょうか。美術品に囲まれて、優雅で楽しそう、というイメージがありますが、その実際は…?
 
現代美術キュレーターという仕事の著者・難波祐子氏は「仕事の量は、正直に言って半端ではない」「かなりの部分が力勝負のハードな現場」と書いています。
 

(続きを読む…)

『愛人/ラマン』の作家デュラスの難解な映画作品をまとめて上映

1914年にベトナムに生まれ、70歳で執筆した自伝的小説愛人/ラマンが世界的ベストセラーになり映画化もされたフランス人作家マルグリット・デュラス。現代フランスを代表する小説家であるデュラスは、同時に映画作家としても実験的な試みを繰り返してきた。
 
アテネ・フランセでは、2月17日から「特集:映画作家マルグリット・デュラス」と題してデュラスの映画をまとめて上映する。映画作家の諏訪敦彦氏、人文学研究者の岡村民夫氏、映画批評家の吉田広明氏によるトーク・講演も併せておこなわれる予定。
 
(続きを読む…)

水晶のピラミッド、記憶、孤独、共感覚。先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(1/17~1/23)です。
 
今回の第1位は、ノッポのギタリストさん水晶のピラミッド
「読者の中でも賛否両論を呼んだ作品」という本書ですが、週間人気書評ランキングで1位になるのも納得の、読み応えある書評です。
 
第2位は、風竜胆さん記憶の心理学かもめ通信さんあまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力 2)
記憶の心理学は、「記憶というものをある程度専門的に勉強したい方は、最初に読むべき本としてお勧め」という一冊。専門的なようでいて「記憶」学の入門として勉強になるという、読んでお得な書評。
あまりにも騒がしい孤独 (東欧の想像力 2)は、個人的に気になっていた本でもあるので、ランクインして嬉しいです。
 
第4位は、はにぃさん共感覚者の驚くべき日常―形を味わう人、色を聴く人
「共感覚は、実際は私たちが誰でも持っている正常な脳機能なのだが、その働きが意識にのぼる人が一握りしかいないらしい」というのは知りませんでした。もしそうだとしたら、とても興味深いです。
 
かもめ通信さんは、第5位にベストセラーの謎解きはディナーのあとでと、TVアニメ「未来少年コナン」の原作残された人びとでもランクインしています。
 
(続きを読む…)

とれたて!近刊情報(2012年1月24日)

本日とれたての近刊情報から、ナガタが気になったタイトルをピックアップしてお届けします。
 

復刊 宇宙電波天文学』目次あり

図説 日本消防の歴史』書影あり

パスタの歴史』書影あり

魔女とメランコリー

図説 尻叩きの文化史

 
本が好き!らぼ「近刊情報サーチ」新着情報一覧より。

紛争ショーケース。複雑怪奇な内戦から世界の現在を知る『レバノン』

現代の中東の政情をほとんど知らなかったので、何かの機会にまとめて調べたいなと思っていたところにとても良い本をご献本いただきました。その名もレバノン 混迷のモザイク国家(長崎出版)。フランス大統領の親友でもあったとある大物政治家の爆殺テロ事件を軸に、レバノンという国の情勢を追った一冊です。「紛争のショーケース」のような状況にあるレバノンの情勢を追うことで、関連する政治勢力、つまりイスラエル・アラブ諸国、そして欧米諸国の中東に対する姿勢が芋づる式に見えてきます。
 
作家の村上龍氏のメールマガジンJMMに連載されていたものをまとめたもので、小説のような読みやすさが印象的。
 
レバノン共和国は、首都ベイルートを中心とする人口わずか四百万人強の小国。アルファベットの起源となる文字を生んだといわれる古代フェニキア(地中海東岸)に位置し、シリアとパレスチナに挟まれているこの国は、交易の中継地点として文化と経済の両面において長きにわたって繁栄してきました。
 
(続きを読む…)