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登録年月「8月2011」で絞り込み表示

【新刊】『だれか来ている―小さな声の美術論』青草書房

青草書房(http://seisoushobou.com/)は、7月にだれか来ている―小さな声の美術論を発売した。
 
洛中生息で日本エッセイスト・クラブ賞、文学演技で芸術選奨文部大臣新人賞、徒然草で読売文学賞を受賞した著者によるエッセイ集。
古典からフランス文学まで造詣の深い著者が贈る「美術論」。
 
だれか来ている 書影
 
目次
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石庭素描
女坂と博物館
『源氏物語』――散らしと隠し
上村松園――妣たちの国
『春雪』
 
講演 京師の人 小野蘭山
目立つもの目立たないもの
 
球根
改訳
永字八法
含羞のリズム
気がかり―靴 机 耳かき
アンケート「私の海外長篇小説ベスト10」
名月
ナンバンギセル
生き物と暮らす
「栖鳳芸談」を読む
詩 一篇
 
ブルーの呼びかけ
『サン・ロマノの合戦』ウッチェロ
『東方三博士の礼拝』マンテーニャ
『ヘラクレスとヒドラ』『ヘラクレスとアンタイオス』ポッライウォーロ
『アポロンとダフネ』ポッライウォーロ
『憐れみの聖母』
『ラ・ベッラ(美婦)』ティツィアーノ
『ホロフェルネスの首を持つユディト』ヴェロネーゼ
『領主の生活』
『石橋のある風景』レンブラント
『赤楽茶碗 銘 酒呑童子』道入(のんこう)
『カモシカのいる高山風景』ベックリン
『櫛を持つ女』ピカソ
『カーディフのチーム』ドローネー
『法観寺塔婆』須田国太郎
『作品、または絵画』ヴォルス
 
『こんにちは、ゴーギャンさん』ゴーギャン
ゴーギャン『乾草』――謎を解くべく
 
メーテルリンク『ガラス蜘蛛』
ダニエル・オストの花
私の伊東静雄論について
蕪村と祇園会
高橋悠治の横に
甦る荒地
今年の雛飾り―あとがきに代えて

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【関連リンク】
萩尾望都エッセイ集『一瞬と永遠と』幻戯書房 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 杉本秀太郎 安野光雅『みちの辺の花』

【新刊】『牛の文化史』東洋書林

東洋書林(http://www.toyoshorin.co.jp/)は、8月に牛の文化史を発売した。
 
牛は古来から現代に至るまで、世界神・建国神・造物主・原初的な富を象徴し資本主義の暗喩ともされてきた。
またグラマラスな女性の喩えから、果ては直截的な性愛の対象ともなった牛。
身体や権力の優越性の顕現としてロラン・バルトが注目した牛、喰らい、喰らわれる牛、そしてカニバリズムの劫罰たる疫病に喘ぐ牛。
ラブレーが欲し、ガーンディーが拒み、「アメリ」が揶揄され、ダンテやツェランが幻視した、億千万の牛を巡るミーノータウロスたる人類のイマジネーションの旅。
 
牛の文化史 書影
 
【関連リンク】
『魚と人をめぐる文化史』弦書房 – 本が好き! Book ニュース
『猪の文化史 歴史編―文献などからたどる猪と人 (生活文化史選書)』雄山閣 – 本が好き! Book ニュース
『クジラ解体』春風社 – 本が好き! Book ニュース
『日本の食文化史年表』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
『ヌードルの文化史』柏書房 – 本が好き! Book ニュース
『スパイスの歴史 〈改装版〉 薬味から香辛料へ』法政大学出版局 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『牛と日本人―牛の文化史の試み (TUP叢書)』
本が好き! 『ウシハル』

【新刊】『日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典』幻冬舎

幻冬舎(http://www.gentosha.co.jp/)は、8月に日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典を発売した。
 
本書は、日本人の知らない日本語著者による最新刊。
「清少納言・紫式部・藤原道長・安倍晴明・源頼光・菅原孝標女・鴨長明・兼好・ヤマトタケル」の9人を身近に感じることができる1冊。
 
日本人なら知っておきたい日本文学 書影
 
★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
実は古文・漢文が物凄く苦手な学生時代を過ごしていたので、こういう、読みやすい本は大歓迎です。
読みやすく、絵も可愛らしく、濃いお話が詰め込まれているので読んでいて飽きません。
いわゆる古文が苦手な人すべてにオススメしたい良書です。
清少納言が可愛いくて胸が苦しくなりました。
 
【関連リンク】
未確認蛇行物体 – 【新刊】日本人なら知っておきたい日本文学

マンガ担当の蛇蔵氏のブログでの紹介。
「立ち読み」用に中身が少し紹介されています。
僕が好きな清少納言さんも登場します。
 
『”夜の寝覚”の構造と方法 平安後期から中世への展開』笠間書院 – 本が好き! Book ニュース
『中世 歴史と文学のあいだ』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
『コレクション日本歌人選10 式子内親王』笠間書院 – 本が好き! Book ニュース
『神話の世界をめぐる 古事記・日本書紀 探訪ガイド』メイツ出版 – 本が好き! Book ニュース
『記紀万葉語の研究』笠間書院 – 本が好き! Book ニュース

 
ただの漫画じゃないんだな、これが。 – なるようになって、今日のわたし。
絵が可愛いというのと、「なるほど」がいっぱい詰まっているというのはまさに同感です。
 
「日本人なら知っておきたい日本文学」?日本語教師の日本語大好き生活 【日本語教師になりたい人を応援します!】
日本語教師の方のブログでの感想。やはり参考になるらしいです。
 
日本人なら知っておきたい日本文学 ヤマトタケルから兼好まで、人物で読む古典 – まったり☆てぃ~たいむ
2巻が出て欲しい!というご感想。僕もそう思いました。2巻になると誰が取り上げられるんでしょうね。
ちなみに清少納言も好きですが菅原孝標女は僕も好きです。
 
 
 
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【本が好き!編集部ナガタのプロフィール】
当「BOOKニュース」を担当している’79年生まれ男性。
アメリカ合衆国コネチカット州生まれ。
その後、札幌・千葉・マニラ・東京・京都を転々。現在は板橋区在住。
フリーター・契約社員・嘱託社員・正社員・無職・結婚・離婚など紆余曲折を経て現職。
百科事典と画集と虫と宇宙が友達です。
「BOOKニュース」では出版系のイベントからマニアックな新刊情報まで、本に関する情報を収集して紹介しています。
ユニークな本を出される出版社様、紹介させていただきたいので是非BOOKニュース宛に新刊を送ってください!
twitterアカウント(@honzuki_news)でもときおり呟いております。

【新刊】『魚と人をめぐる文化史』弦書房

弦書房(http://genshobo.com/)は、8月に魚と人をめぐる文化史を発売した。
 
本書は、有明海と筑後川から世界を見る比較〈魚〉文化論という1冊。
本書は、農耕や川漁の観点から、「フナ」「ドジョウ」などの「農民の魚」と、「アユ」「スズキ」などの「漁師の魚」の二種類に魚を分類する。
この分類の理由の説明から始まり、川・山・海へと視点を広げ、魚を中心に世界各地の食文化・漁の文化まで言及するもの。
「考古学や地理学の知識も駆使した、日本から西洋にかけての比較〈魚〉文化論(出版社サイトより)。
 
魚と人をめぐる文化史 書影
 
【関連リンク】
『猪の文化史 歴史編―文献などからたどる猪と人 (生活文化史選書)』雄山閣 – 本が好き! Book ニュース
『クジラ解体』春風社 – 本が好き! Book ニュース
『日本の食文化史年表』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
『ヌードルの文化史』柏書房 – 本が好き! Book ニュース
『スパイスの歴史 〈改装版〉 薬味から香辛料へ』法政大学出版局 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『牛の文化史』
本が好き! 『牛と日本人―牛の文化史の試み (TUP叢書)』

【新刊】『グリム Grimm Signboard Painter』清流出版

清流出版(http://www.seiryupub.co.jp/)は、8月にグリム Grimm Signboard Painterを発売した。
 
本書は、絵本のようにも、画集のようにも見える「手描き看板絵(路上アート)の写真集」。
時代の狭間に取り残されるように、今も全国の路地や街角にひっそりと佇む手描き看板絵は、謎めいて美しく、見る者を不思議の世界に誘う。
巻末には路上観察学会で自らも路上の面白写真を撮っているイラストレーターの南伸坊氏との対談を収録。
 
グリム 書影
 
【関連リンク】
グリム – 書籍情報
版元の書誌紹介ページ。図版のサンプルを見られます。
 
『美術館という幻想 儀礼と権力』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『戦後日本デザイン史』みすず書房 – 本が好き! Book ニュース
『都市の戦後 雑踏のなかの都市計画と建築』東京大学出版会 – 本が好き! Book ニュース
大月書店、合評会「シリーズ『高度成長の時代』その到達点と課題」の報告を公開 – 本が好き! Book ニュー
『デジタルサイネージ入門 』東京電機大学出版局 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『看板力 SIGN POWER ―世界は看板で満ちている』
本が好き! 『看板建築』
本が好き! 『路上観察学入門』
本が好き! 『ヨーロッパの街並と看板』
本が好き! 『世界の看板・サインコレクション HOT編』

【新刊】『古代ギリシア 11の都市が語る歴史』白水社

白水社(http://www.hakusuisha.co.jp/)は、8月に古代ギリシア 11の都市が語る歴史を発売した。
 
本書は、11の都市国家の栄枯盛衰を横糸にした、先史時代からヘレニズム時代までの古代ギリシアの通史。
アテナイやスパルタからマッサリア(現マルセイユ)やビュザンティオンまでを舞台に、先史時代からヘレニズム時代までの歴史の流れを、第一線の研究成果をもりこみつつ、わかりやすく物語る。
巻末にはオリュンピアとデルフォイの解説も収録。
それぞれの都市国家がギリシア史という大きな流れのなかで、どのような役割をもって関わったかを描く。
 
古代ギリシア 書影
 
目次
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   まえがき
  第1章 序論
 第1部 先史時代
  第2章 クノッソス
  第3章 ミュケナイ
 第2部 歴史時代初期
      前五〇〇年まで──暗黒時代とアルカイック期
  第4章 アルゴス
  第5章 ミレトス
  第6章 マッサリア
  第7章 スパルタ
 第3部 古典期
      前五〇〇年 ─ 前三三〇年
  第8章 アテナイ
  第9章 シュラクサイ
  第10章 テバイ
 第4部 ヘレニズム時代
  第11章 アレクサンドリア
 第5部 回顧と展望
  第12章 ビュザンティオン
  第13章 エピローグ
   付録 全ギリシア的な神域
   ギリシアの貨幣・距離の単位
   年表
   用語集
   おもな人物
   謝辞
   監修者あとがき
   図版クレジット
   参考文献
   索引
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【関連リンク】
『居酒屋の世界史』 (講談社現代新書) – 本が好き! Book ニュース

 
本が好き! 『ギリシアの古代―歴史はどのように創られるか? (刀水歴史全書)』
 
ポール・カートリッジ「古代ギリシア 11の都市が語る歴史」白水社 | まずはこの辺は読んでみよう。
本書を紹介したブログ記事。

【新刊】『ゾンビの作法 もしもゾンビになったら』太田出版

太田出版(http://www.ohtabooks.com/)は、9月7日にゾンビの作法 もしもゾンビになったらを発売する。
 
本書は、本邦初となる、ゾンビのための、ゾンビとして生きていくための指南書。
「人間の襲い方」「群れでのふるまい方」「仲間の増やし方」「ゾンビ自殺のやり方」などが紹介されている。
 
ゾンビの作法 書影
 
★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
本書は、読者がもしゾンビになってしまったらどうするべきか、を指南するというスタイルの1冊。
ロメロ監督『ゾンビ』が描くゾンビたちが現代の高度消費社会の無自覚な消費者たちのメタファーなのであれば、僕自身を含む大半の人はある意味でもうゾンビになっていると言えるのではないでしょうか。
先日は日本では国立感染症研究所にあたるアメリカ疾病管理予防センターが公式ブログで「ゾンビ対策マニュアル」を発表したことが一部で話題になりました。
日本では想像がつかないくらい、アメリカではゾンビの人気は高いようです。
 
下記の【関連リンク】にも挙げましたが、『ぼくのゾンビライフ』や、藤田直哉氏がブログで紹介していたような人間の自我がゾンビになっていく様子、あるいはゾンビになっても自我が残っているというような設定のもつ嗜虐的な可笑しみや、なんともいえない不気味な哀しさ、そういったものが人気の理由なのではないでしょうか。
社会学者で詩人でもある水無田気流氏もたいへん興味深い記事を書いています。
 
僕が最近知って驚愕したのが、登場するすべてのヒーローがゾンビ化するというアメコミのシリーズがあるということです。
これは、ダークナイトウォッチメンを読んだあたりから、最近のアメリカの「マンガ」シーンを調べていて発見した驚くべき現象です。
 
いわゆるアメリカン・コミックでは、原則として物語の作者と実際の絵を描く人が分業しており、キャラクターの著作権を出版社が持っている場合が多いため、同一のキャラクターの登場する物語を別々の人が書き、別々の人が描くという事態が生じています。
この事態を大々的に活用した、日本ではあまりメジャーではない「クロスオーバー」という手法があります。
たとえば、スーパーマンとバットマンが同じ作品に登場し、それぞれの正義観の違いに苦悩したりします。
この手法によって、使い古しになりかけたキャラクター造形に別の側面から光があてるなど、新しい解釈が可能になりました。
また複数人が物語を語り継いでいくために、必然的に設定に齟齬が生じやすくなり、整合性を求めた結果として平行世界を導入するなど、大規模なメタ構造が取り入れられるケースが出てきます。
その代表的なものがマーヴェルというレーベルで、複数の世界改変能力を持ったヒーローが心労やストレスによって暴走し、さまざまな並行世界にヒーローたちを送り込んだり、複数の平行世界が衝突したりしてしまう、というような話が登場してきました。
アメリカン・コミックスはまだまだ日本ではマイナーだと思いますが、たとえばエイジ・オブ・アポカリプス』シリーズはきわめて丁寧に翻訳されている稀有なシリーズです。
そして、この「クロスオーバー」と平行世界ものの極致として、すべてのヒーローがゾンビ化する「マーヴェル・ゾンビーズ」というシリーズが生まれました。
未訳のシリーズなので、いつか邦訳されることを期待してやみません。
 
【関連リンク】
『ぼくのゾンビ・ライフ』(太田出版)-映画化決定!スカーレット・ヨハンソン出演との噂もあり – 本が好き! Book ニュース
『ゾンビ映画大マガジン』洋泉社 – 本が好き! Book ニュース
『トーキングヘッズ叢書No.47 「人間モドキ~半分人間の解剖学」』書苑新社 – 本が好き!
『floating view ”郊外”からうまれるアート』先行発売 – 本が好き! Book ニュース
 
極私的ゾンビ論(第一回): 21世紀、SF評論
極私的ゾンビ論(第二回): 21世紀、SF評論
水無田気流「現実は虚構よりもホラー也――バイオハザード世界の読解」 – ビジスタニュース
アメリカでブレイクしたゾンビ対策記事と日本の放射能の意外な関係(エキサイトレビュー) – エキサイトニュース
 
Marvel Zombies 解説本:超円盤ゴミblog:So-netブログ

平行世界ですべてのヒーローがゾンビ化する「マーヴェル・ゾンビーズ」についての解説をしているブログ。
 
 
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【「本が好き! 編集部ナガタ」プロフィール】
当「BOOKニュース」を担当している’79年生まれ男性。
出版系のイベントからちょっとマニアックな新刊情報まで、本に関する情報ならなんでも収集して紹介しています。
ユニークな本を出される出版社様、紹介させていただきたいので是非BOOKニュース宛に新刊を送ってください!
twitterアカウント(@honzuki_news)でもときおり呟いております。

【新刊】『「タワレコ女子ジャズ部」のお料理レシピみたいな音楽案内』駒草出版

駒草出版(http://www.komakusa-pub.jp/)は、8月に「タワレコ女子ジャズ部」のお料理レシピみたいな音楽案内を発売した。
 
「タワレコ女子ジャズ部」は、「女の子のためのデイリー・サウンドを提案するために結成された、タワーレコード・女子スタッフからなるプロジェクト・チーム」。
「食事と音楽」をテーマに19人の部員が個性豊かな視点で“ジャズ的な”音楽を紹介。
 
「タワレコ女子ジャズ部」のお料理レシピみたいな音楽案内  書影 (続きを読む…)

【新刊】『イラスト図解 神社』日東書院本社

日東書院本社(http://www.tg-net.co.jp/)は7月にイラスト図解 神社を発売した。
 
本書は、山岳信仰から八百万の神々など神社の御祭神と信仰を解説する1冊。
また、手水、御祈祷、お祓い、玉串拝礼など、正しい参拝のマナーをイラストで詳解する。
 
イラスト図解 神社 書影
 
目次
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第一章 神社の神々と信仰
第二章 神社の基礎知識
第三章 参拝の作法
第四章 神社の祭と神職
第五章 天孫降臨と神社
第六章 全国(諸国)の一宮
第七章 神社の歴史
第八章 神社で使う用語
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【関連リンク】
『[図解]伊勢神宮と出雲大社』PHP研究所 – 本が好き! Book ニュース
『日本人なら知っておきたいお寺と神社 (イラスト図解版)』河出書房新社 – 本が好き! Book ニュース
『神話の世界をめぐる 古事記・日本書紀 探訪ガイド』メイツ出版 – 本が好き! Book ニュース
小林惠子 日本古代史シリーズ 全九巻 刊行開始!(現代思潮新社) – 本が好き! Book ニュース
『新編 神社の古代史』学生社 – 本が好き! Book ニュース
『日本古代国制史論』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
『遠の朝廷・大宰府』新泉社 – 本が好き! Book ニュース