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登録年月「7月2011」で絞り込み表示

【新刊】『パウル・ツェランとユダヤの傷 《間テクスト性》研究』慶應義塾大学出版会

慶應義塾大学出版会(http://www.keio-up.co.jp/)は、7月にパウル・ツェランとユダヤの傷 《間テクスト性》研究を発売した。
 
20世紀最大のユダヤ系詩人とも呼ばれるパウル・ツェラン。
カフカ、フロイト、ベンヤミン、アドルノ、ブーバー、ショーレムといった数々のユダヤ人たちからの引用が、豊穣で繊細な詩の世界を形づくっている。
本書は、ツェランの言葉に織り込まれた膨大な引用を丁寧に読み解いていくことで「ユダヤ精神」なるものを明らかにする1冊。
 
パウルツェランとユダヤの傷 書影 (続きを読む…)

【新刊】『FASHION ILLUSTRATION WORKS Photoshop & Illustrator』翔泳社

翔泳社(http://books.shoeisha.co.jp/)は、7月22日にFASHION ILLUSTRATION WORKS Photoshop & Illustratorを発売した。
 
PhotoshopとIllustratorを使って魅力的なイラストを描くためのテクニックを解説する1冊。
書名にある「ファッションイラスト」とは、洗練された女性シルエットや服飾アイテムなどをモチーフに旬なテイストで描かれるのが特徴の、「ファッション雑誌に載っていそうなイラスト」のこと。
本書は、プロによる18作品を挙げ、基本がわかる「Basic Works」、応用技術で仕上げる「Advanced Works」、実際の仕事のために描かれた作品を取り上げた「Special Works」の3部構成。
作品データとサンプルデータを収録したCD-ROM付き。
 
FASHION ILLUSTRATION WORKS 書影
 
出版社サイトの書籍紹介ページ(http://books.shoeisha.co.jp/book/b88656.html)に立ち読み用のファイルあり。

★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
本書の著者であり、企画立案から、装丁のアートディレクションまで担当した平澤伸洋氏は1979年生まれのグラフィック・アーティスト。
主な仕事に、そごう西武・バレエの殿堂2011・Calvin Klein×EXILE・月刊EXILE・BEAMS・越伊勢丹ホールディングス・UNITED ARROWSなどがあります。
またトリノオリンピックのスノーボード日本代表レーシングウェアをデザインするなど、幅広く活躍中。
本書は、ファッションという商業と技術との鬩ぎあう領域で、コンピュータを使ったグラフィックデザインの最前線でどのような作業が行われているのかを知るのには最適の1冊だと思います。
方向性は若干ことなっていますが、コンピュータを使用するデザインという意味でCODE+FORMと併せて読むと面白そうです。
 
【関連リンク】
『闘う衣服』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『零度のシュルレアリスム』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『シュルレアリスム美術を語るために』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『IDEA No.348 : 漫画・アニメ・ライトノベルのデザイン EXTRA』誠文堂新光社 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『拡張するファッション アート、ガーリー、D.I.Y.、ZINE……』
本が好き! 『フォトモンタージュ 操作と創造―ダダ、構成主義、シュルレアリスムの図像』
本が好き! 『ジョン・ハートフィールド―フォトモンタージュとその時代』
本が好き! 『ブリコラージュ・アート・ナウ―日常の冒険者たち』
本が好き! 『コンピュータ・グラフィックスの歴史 3DCGというイマジネーション』
本が好き! 『フライヤーメイキング・スーパーテクニック』
本が好き! 『ショッキング・ピンクを生んだ女 私はいかにして伝説のデザイナーになったか』
本が好き! 『GIRLY PHENOMENON 60/70 キュートでオシャレなガールズ・ファッションイラスト』

webちくま「よりよく生きるための経済学入門」(若田部昌澄氏と栗原裕一郎氏の連載対談)、第4講「歴史に見るインセンティブ」追加

筑摩書房(http://www.chikumashobo.co.jp/)サイトのコンテンツ「Webちくま」内の、経済学者・若田部昌澄氏と評論家・栗原裕一郎氏による対談「よりよく生きるための経済学入門」が7月22日に更新され、第4講「歴史に見るインセンティブ」が追加された。
 
「よりよく生きるための経済学入門」は、「インセンティブ」「トレード・オフ」「トレード」「マネー」という4つのキーワードを挙げて経済学を解説する対談形式の連載。
この連載の目的は、これらのキーワードを社会の動きやメカニズムを読むための知的なツールとして読者に獲得させることにあるという。
対談は、文学・音楽・美術など多岐にわたって活躍する評論家の栗原裕一郎氏が、危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのかで知られる若田部昌澄氏に問いかけながら進行。
 
第4講となる今回の「歴史に見るインセンティブ」では、
・毛沢東時代の中国における人民公社崩壊のきっかけとなった生産請負契約がどのように発祥したか
・ピューリタン入植時代のアメリカで入植者たちがどのようにして私有財産を認めるに至ったか
・イギリスからオーストラリアに囚人を移送するときに死亡率をどう改善したか
・タレントが何故ノーギャラで雑誌にグラビアに出るのか

といった例を挙げながらインセンティブというキーワードをわかりやすく解説している。
 
栗原裕一郎氏の著書〈盗作〉の文学史
盗作の文学史 書影
 
若田部昌澄氏の著書危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか
危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか 書影


【関連リンク】
『中世 災害・戦乱の社会史(歴史文化セレクション)』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
梶谷懐氏コラム「『壁と卵』の現代中国論 歴史に学ぶ中国経済の論理」(人文書院)追加 – 本が好き! Book ニュース
北野圭介氏コラム『制御と社会――欲望と権力のテクノロジー』(人文書院) 第4回 「経済の制御、政治の制御」追加  – 本が好き! Book ニュース
『ハイパーインフレの悪夢 ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する』新潮社 – 本が好き! Book ニュース
『ヒックスと時間 貨幣・資本理論と歴史理論の総合』慶應義塾大学出版会 – 本が好き! Book ニュース
第1回ジャニーズ研究部「ディスコ文化として見るジャニーズ」に行ってきました – 本が好き! Book ニュース
本が好き!  栗原裕一郎『盗作の文学史』
本が好き! 栗原裕一郎 大谷能生 鈴木淳史 大和田俊之 藤井勉『村上春樹を音楽で読み解く』
本が好き! 速水健朗 円堂都司昭 栗原裕一郎 大山くまお 成松哲『バンド臨終図巻』
本が好き! 若田部昌澄『危機の経済政策―なぜ起きたのか、何を学ぶのか』
本が好き! 若田部昌澄『「日銀デフレ」大不況 失格エリートたちが支配する日本の悲劇』
本が好き! 若田部昌澄『経済学者たちの闘い―エコノミックスの考古学』

【新刊】『藤原仲麻呂: 率性は聡く敏くして(ミネルヴァ日本評伝選) 』 ミネルヴァ書房

ミネルヴァ書房(http://www.minervashobo.co.jp/)は、6月に藤原仲麻呂: 率性は聡く敏くして(ミネルヴァ日本評伝選) を発売した。
 
奈良時代中期の権臣、藤原仲麻呂。
太政大臣として権力を上り詰めたのち、孝謙太上天皇・道鏡と対立し、いわゆる「藤原仲麻呂の乱」の結果、近江琵琶湖頭で非業の最期を遂げた、その劇的な生涯とはどのようなものだったのか。
賊臣とされてきた仲麻呂の生涯に迫る1冊。
1969年の岸俊男著藤原仲麻呂(人物叢書)(吉川弘文館刊)以来の本格的評伝。
 
藤原仲麻呂: 率性は聡く敏くして 書影

【関連リンク】 
小林惠子 日本古代史シリーズ 全九巻 刊行開始!(現代思潮新社) – 本が好き! Book ニュース
本が好き! 岸俊男『藤原仲麻呂 (人物叢書)』
本が好き! 林陸朗 『光明皇后 (人物叢書)』
本が好き! 『藤原氏の正体―名門一族の知られざる闇』
本が好き! 『万葉時代の人びとと政争』
本が好き! 『本当は怖ろしい万葉集―歌が告発する血塗られた古代史』

「本が好き! BOOKニュース」の新刊情報収集方法

[Text by 本が好き!Bookニュース編集部 ナガタ]
 
先日オープンした成毛眞氏らの「『おすすめ本』を紹介するサイト」HONZ.JPで、社会評論社のハマザキカク氏が当「本が好き! BOOKニュース」のtwitterアカウントを紹介してくださいました。
日々、少しでも面白い本を紹介しようと情報収集にいそしんできた甲斐があったと感涙に溺れました。
twitterでのやりとりで、ハマザキカク氏から「BOOKニュースの新刊情報収集はどうやってるの?」というご質問をいただいたので、今回は僕の新刊情報収集方法を簡単にまとめてみました。
 
・・・とは言っても、大したことはやっておりません。
トーハン週報といくつかのサイトのRSSをリーダーで読んで、気になったものをピックアップするだけです。
RSSの情報は本当に助かります。もっとたくさんのサイトでRSSを生成してくれると助かるのですが、、、。
ちなみに、当「本が好き!」BOOKニュースのRSSフィードはこちらから登録していただけます。
 
僕がRSSでチェックしているサイトは以下のとおりです。 (続きを読む…)

【新刊】『情報時代の到来―「理性と革命の時代」における知識のテクノロジー』法政大学出版局

法政大学出版局(http://www.h-up.com/)は、7月に情報時代の到来―「理性と革命の時代」における知識のテクノロジーを発売する。
 
本書は、情報の組織化・変換・提示・検索・伝達のための重要な機能は、主に18世紀から19世紀初めに起源をもつ、と指摘する。
地図の作成・辞書や百科辞典の編纂・植物命名法・統計やグラフのかたち・郵便や電信技術の発明などの歴史を跡づけながら、「情報革命」がどのように展開されてきたかを具体的に論じる1冊。
 
情報時代の到来 書影

★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
インターネットの発展と普及の結果、「情報革命だ!」と言われがちなように思われますが、実際のところ情報革命と呼べるような事態はもっと長いスパンで進行しているということを具体的に紹介する本書。
デビュー作『夜戦と永遠』で「すべては情報だなどと、なんと古くさい考え方だ」と喝破し、人文書としては異例の売り上げを記録した『切り取れ、あの祈る手を』で「中世解釈者革命」を大きく取り上げた佐々木中を思い出しました。

【関連リンク】
『デジタルサイネージ入門』東京電機大学出版局 – 本が好き! Book ニュース
『地名の謎』(ちくま文庫) – 本が好き! Book ニュース
『イスラム芸術の幾何学 (アルケミスト双書)』創元社 – 本が好き! Book ニュース
『アビ・ヴァールブルク 記憶の迷宮 [新装版]』青土社 – 本が好き! Book ニュース
『世界ゲーム革命』NHK出版 – 本が好き! Book ニュース
『夜戦と永遠』河出書房新社-補遺論文「この執拗な犬ども」収録 – 本が好き! Book ニュース
『電気の歴史 人と技術のものがたり』東京電機大学出版局 – 本が好き! Book ニュース
『パーソナルネットワーク 人のつながりがもたらすもの』新曜社 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『日本郵便発達史』
本が好き! 『切手と紙幣が語るロシア史』
本が好き! 『郵便と切手の社会史―ペニー・ブラック物語』
本が好き! 『最新 樹木根系図説』
本が好き! 『グラモフォン・フィルム・タイプライター』

【新刊】『美術館という幻想 儀礼と権力』水声社

水声社(http://www.suiseisha.net/)は、7月22日に美術館という幻想 儀礼と権力を発売する。
 
近代的な美術館という施設の成立の背景にあるのは、教養の証明か、成金や権力の誇示か、植民地主義の発露なのか。本書は、《儀礼》と《権力》をキーワードとしてこれらの問いを検証し、美術館の由来と現在の実像に迫る1冊。「欧米できわめて高い評価を得た、もっとも挑発的にして、もっとも論争的な美術批評(出版社ブログより)」。
 
美術館という幻想 書影
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開沼博氏、大野更紗氏トークイベント 「フクシマ」から考える

リブロ (http://www.libro.jp/)で、「フクシマ」論著者の開沼博氏と困ってるひと著者の大野更紗氏とのトークイベントが開催される。

ともに福島出身、84年生まれの両氏が、各メディアで話題になっている「フクシマ」論(青土社)と困ってるひと(ポプラ社)の刊行を記念して、「フクシマ」についてトークする予定。
 
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日  時|8月7日(日) 午後2時から
会  場|西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
定  員|50名
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最新情報はリブロのイベントお知らせページ(http://www.libro.jp/news/archive/002015.php)へ。
 
大野更紗氏の著書困ってる人
困ってる人 書影
 
開沼博氏の著書「フクシマ」論
フクシマ論 書影

【新刊】『中国絵画史(新装版)』吉川弘文館

吉川弘文館(http://www.yoshikawa-k.co.jp/)は、7月15日に中国絵画史(新装版)を発売した。

本書は、中国絵画の碩学・鈴木敬氏が書き下ろした日本初の中国絵画の本格的な通史。
内外の研究成果を踏まえ、新出の素材をも駆使して描かれた大著を、新装版として限定復刊。
紀元前から明の時代まで、郭煕・董源・沈周ら著名な画家たちの膨大な作品をもとに、山水画・花鳥画などの様式の成立や画法に迫る。
「中国絵画はもちろん、日本絵画を学ぶ上でも座右必備の書(出版社サイトより)」。
 
中国絵画史 書影
 
【関連リンク】
本が好き! 『中国近代美術史論』
本が好き! 『アヴァン・チャイナ―中国の現代アート』
『中国が読んだ現代思想 サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』講談社 – 本が好き! Book ニュース
最終回 人文書院、梶谷懐コラム「『壁と卵』の現代中国論 歴史に学ぶ中国経済の論理」追加 – 本が好き! Book ニュース

【新刊】『写真・ポスターに見るナチス宣伝術―ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ』青弓社

青弓社(http://www.seikyusha.co.jp/)は、7月に写真・ポスターに見るナチス宣伝術―ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へを発売した。
 
ドイツ連邦アーカイブなどが所蔵している日本初公開となる写真・ポスターをふんだんに所収。
第1次世界大戦からナチスの台頭・躍進・独裁、第2次世界大戦、ユダヤ人虐殺、そして第三帝国の崩壊までの歴史をレクチャーし、そのうえで、ナチ・プロパガンダ神話の本質に迫る。
 
写真・ポスターに見るナチス宣伝術―ワイマール共和国からヒトラー第三帝国へ 書影

【関連リンク】
『イタリア・ファシズムの芸術政治』水声社 – 本が好き! Book ニュース
『電気の歴史 人と技術のものがたり』東京電機大学出版局 – 本が好き! Book ニュース
本が好き! 『戦争プロパガンダ 10の法則』
本が好き! 『戦争の表象―東京大学情報学環所蔵第一次世界大戦期プロパガンダ・ポスターコレクション』
本が好き! 『満洲国のビジュアル・メディア―ポスター・絵はがき・切手』
本が好き! 『大正レトロ・昭和モダン 広告ポスターの世界―印刷技術と広告表現の精華』
 
東京大学 大学院 情報学環 デジタルアーカイブ

第一次大戦期のプロパガンダ・ポスター、かわら版、新聞錦絵、戦時号外のアーカイブ
 
未来に伝えていきたいWebアーカイブ集(戦争・地震被害) – NAVER まとめ
1400枚以上のソビエト連邦のプロパガンダポスターを集めた「USSR posters」: DesignWorks
北朝鮮のアメリカプロパガンダポスター
mloge -「第一次大戦時の各国のプロパガンダ・ポスターが見られるサイト」