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太田出版『虹の戦士』朗読イベントがGW中に連日開催

太田出版(http://www.ohtabooks.com/)によると、ゴールデンウィーク中に『虹の戦士』の朗読会が連日開催される。
『虹の戦士』(北山耕平・著)は、ネイティブアメリカンの世界観をシンプルに、かつ美しく表現した本としてロングセラーとなっており、1999年の刊行以来、各地で自主的な朗読会が開催され続けているという。
虹の戦士 書影
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新刊情報:学研パブリッシング『邪神宮 クトゥルー神話ヴィジュアルブック 』

学研パブリッシング(http://hon.gakken.jp/)は、4月26日に新刊邪神宮 クトゥルー神話ヴィジュアルブック を発売した。

京極夏彦、岩井志麻子、嶽本野ばら、伊藤潤二、平山夢明ら、日本の第一線で活躍する作家たちが、ラヴクラフトの創始した怪奇小説大系「クトゥルー神話」に挑む。「人類以前に地球を支配した禁断の神々の姿を、立体造形と絵画と小説で再創造する、究極の競作集!」とのこと。
 
『邪神宮 クトゥルー神話ヴィジュアルブック』書影

twitter上で早川書房と有斐閣が一触即発?togetterにまとめられる

4月27日、twitter上で早川書房(http://twitter.com/Hayakawashobo/)と有斐閣(http://twitter.com/yuhikaku_roppou/)のアカウントが対決する事態になったとして、twitterまとめサイト「togetter」にまとめられた。


事の発端は、両twitterアカウントが偶然、同時間帯にまったく同じ内容の発言「オムライスは好きです。」をしたこと。
有斐閣アカウントが30分ほど早く発言をしていたのに対し、SF書やミステリー小説を多数刊行している早川書房アカウントとそのファンがSF小説さながらの時間操作やミステリーを連想させるリプライで応戦。

「六法全書の刊行で知られる有斐閣」VS.「SF的にもミステリー的にもあらゆる法を超越しようとする早川書房」とでもいうべき対決の図式が成立し、和気藹々としながらも丁々発止のやり取りが展開された。

有斐閣アカウントが早川書房の刊行物の中から個人的なオススメ書籍を紹介するなど、心温まる一幕も。

詳しくはtogetter「SF対六法全書まとめ」(http://togetter.com/li/128726)。


★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
NHK_PRさんなど、オフィシャルアカウントでありながら、「中の人」がユーモアの極みを尽くしてフォロワーを楽しませてくれるというのは、twitterの醍醐味のひとつだと言えると思います。

今回は日本の法律の象徴のような「六法全書」の版元として知られる有斐閣と、あらゆる法律と法則を超越したり捻じ曲げたり打ち破ったりするフィクションで知られる早川書房とが、あたかも対決するような立ち回りをしていたのが素敵でした。

GWに向けて!ブックワーム特集

いきなりですが、「カウチポテト」とは「ソファー(カウチ)に座り込んだまま動かず、主にテレビを見てだらだらと長時間を過ごす人を、「ソファーの上に転がっているジャガイモ」にたとえて揶揄または自嘲した、アメリカでの俗語的表現である。
怠惰で運動不足の上にジャンクフードばかりを食べ、肥満など不健康な生活状態にある、という含意を持つ事が多い
」という意味だそうです。
今年の大型連休、こんな感じで過ごす予定の方も多いのではないでしょうか。


もっとも、当サイトの読者なら「主にテレビを見て」ではなく、「主に読書をしながら」という方が多いかもしれません。
そういう場合は「本の虫 Bookworm」もしくは「紙魚 しみ」と呼ぶべきでしょう。ブックワームもシミも同じ、実在の虫を指すということは最近まで知りませんでした。


ともあれ、ゴールデン・ウィークも目前ということで、そんな「ブックワーム」に関する本を、「本が好き!」の素敵な書評の数々と併せてご紹介していきたいと思います。
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新刊情報:技術評論社『アナザー人類興亡史 人間になれずに消滅した”傍系人類”の系譜』

技術評論社(http://gihyo.jp/)は、4月21日に新刊『アナザー人類興亡史 人間になれずに消滅した”傍系人類”の系譜』を発売した。


現生人類に至る進化の道筋は一本道ではなかった。現在の人類が生き残るまでの間に,どのようなヒトの祖先がいて,どういった傍系人類が生まれては消滅していったのか。本書は「最新の科学調査をもとに,これらの滅亡していった「アナザー人類」を中心に興亡を解説」する1冊だという。


『アナザー人類興亡史 人間になれずに消滅した”傍系人類”の系譜』書影

新刊情報:水声社『零度のシュルレアリスム』

水声社(http://www.suiseisha.net/blog/)は、4月30日に新刊零度のシュルレアリスムを発売する。


気鋭の研究者とともに考える「従来のシュルレアリスム観をアップデートする、要注目の書き下ろし」、「必携の入門書」(出版社サイトより)。


零度のシュルレアリスム』書影

★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
よくわからないものを指して使われる「シュール」の語源ともなった、アートの一潮流「シュルレアリスム」。
現在、六本木の国立新美術館で開催されている「シュルレアリスム展」に行った人も、まだ行っていない人も、手にとってみて欲しい1冊。
というのも、この「入門書」、ほかでもない水声社からの刊行。
水声社は知られざるシュルレアリストを大判で紹介するシリーズ「シュルレアリスムの25時」を刊行したり、月刊誌「水声通信」でもたびたびシュルレアリスムを取り上げている、そのスジではよく知られた出版社です。
その水声社が
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「シュルレアリスムって、よくわかりません……」
はい、わからなくていいのです!
(出版社サイトより)
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と書いている本書。気にならない筈がありません。

【関連リンク】
『シュルレアリスム美術を語るために』水声社 – 本が好き! Book ニュース

新刊情報:笠間書院『コレクション日本歌人選10 式子内親王』

笠間書院(http://kasamashoin.jp/)は、5月6日に新刊『コレクション日本歌人選10 式子内親王』を発売する。


柿本人麻呂から寺山修司、塚本邦雄まで、日本の代表的歌人の秀歌そのものを堪能できるように編集されたアンソロジー「コレクション日本歌人選」全60冊のうち、第三回配本。

式子内親王は、中世和歌の新風を感じさせる繊細優艶な作品を残したことで知られる。
その「高雅な精神から生まれた歌は、呪詛事件に巻き込まれるなど実生活の混濁から抜きんでた清澄なもの(出版社サイトより)」だという。


『コレクション日本歌人選10 式子内親王』書影


★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
式子内親王といえば、能「定家」で著名な歌人・藤原定家に恋慕される役で登場します。
定家は式子を想うあまりツタのような葛(テイカカヅラ)と成り果て、定家の恋慕のせいで式子も成仏することができません。
能「定家」では、幽霊となって旅の僧の前に式子が現れ、テイカカヅラが巻きつく自分の墓の前でお経をあげてほしいと頼む、という筋書きとなっています。
かの藤原定家にそこまで想われるとは式子内親王、どんな人だったのかとても気になります。

新刊情報:ミネルヴァ書房『価値共創時代のブランド戦略 脱コモディティ化への挑戦』

ミネルヴァ書房(http://www.minervashobo.co.jp/)は、4月30日に新刊『価値共創時代のブランド戦略 脱コモディティ化への挑戦』を発売する。


価値はいかに共創されるのか。「顧客と企業の関係性に着目し、新たなブランド戦略を展望する(出版社サイトより)」1冊だという。
「ブランド論の変遷」から語り起こされる本書では、「価値」と「関係性」という2つのキーワードを主軸に、2000年代に展開された新たなブランド論の流れを体系的に紹介する。「カテゴリー創造、ブランド・リレーションシップの構築、ブランド・コミュニティの活用など、最新のテーマを事例も交えつつ多角的に解説したブランド論の決定版(出版社サイトより)」だという。


『技術者倫理の現在』書影

新刊情報:月曜社『表象 05 特集:ネゴシエーションとしてのアート』

月曜社(http://getsuyosha.jp)は、4月22日に新刊『表象 05 特集:ネゴシエーションとしてのアート』を発売した。


社会的諸力とアーティストの相互交渉を見据える「ネゴシエーション」をキーワードに、「現代アートの多様な担い手を取り上げながら、美術、演劇、映画、アニメ、マンガを一望する視座を提供する」1冊だという。


クラウス+ボワ『アンフォルム』(月曜社)の翻訳者の一人である加治屋健司による「イントロダクション」、『マイクロポップの時代:夏への扉』(PARCO出版)の松井みどりによる「両面通行――グローバル化時代の国際展と日本の現代美術の受容」、そしてブリオー『関係性の美学』に対する批判であるクレア・ビショップ「敵対と関係性の美学」などを収録。


『表象 05 特集:ネゴシエーションとしてのアート』書影


★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
個人的には、
杉本章吾「〈美〉の共同体を越えて――岡崎京子『ヘルタースケルター』論」
高村峰生「接続された身体のメランコリー――ドン ・デリーロの『ボディ・アーティスト』におけるメディアの存在論」
高岡佑介「労働科学者としてのエミール・クレペリン――「疲労との闘争」に見るドイツ産業社会の一断面」
竹峰義和「変容する「ドイツ」の肖像――吉田寛『ヴァーグナーの「ドイツ」――超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ』書評」
北野圭介「三つの瓦礫と幾人かの天使――中村秀之『瓦礫の天使たち――ベンヤミンから〈映画〉の見果てぬ夢へ』書評」
佐藤良明「説明者の冒険――門林岳史『ホワッチャドゥーイン、マーシャル・マクルーハン?――感性論的メディア論』書評」
が興味深いです。
要するにほとんど全部・・・。

【関連リンク】
平倉圭氏のレクチャー「ゴダールとスミッソン(仮)」開催決定 – 本が好き! Book ニュース
『パーソナルネットワーク 人のつながりがもたらすもの』新曜社 – 本が好き! Book ニュース
『美学 第238号』美術出版社 – 本が好き! Book ニュース
 
本がすき! 『現代思想2011年7月号 特集=海賊 洋上のユートピア』

新刊情報:生活の友社『2011 No.26 アートコレクター 特集:世界に誇る にっぽんのエロス』

生活の友社(http://www.tomosha.com/)は、4月25日に新刊『2011 No.26 アートコレクター 特集:世界に誇る にっぽんのエロス』を発売した。今号から月刊化するという。


古美術から現代美術に至るオールジャンルの美術作品を、豊富なグラビアで取り上げる『アートコレクター』。
5月号の巻頭特集は「世界に誇る にっぽんのエロス」。
人気の写実作家による最新のエロティック・アートをカラーグラビアで紹介し、鹿島茂+伴田良輔の対談や、写真評論家・飯沢耕太郎による「現代の危ない写真家」セレクションを掲載している。



『2011 No.26 アートコレクター 特集:世界に誇る にっぽんのエロス』書影


★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
照沼ファリーザさんの名前が挙がっている、飯沢耕太郎さんの「現代の危ない写真家」が気になります。

【関連リンク】
『IDEA No.348 : 漫画・アニメ・ライトノベルのデザイン EXTRA』誠文堂新光社 – 本が好き! Book ニュース
『エロスとグロテスクの仏教美術』春秋社 – 本が好き! Book ニュース