読書ガイド「本が好き!」が運営するニュースサイト
カテゴリー「新刊情報」で絞り込み表示

もしも風俗誌のエロライターがファッション誌を創刊したら?

ここまでヒドいマンガは久しぶりに読んだので、キワモノとして紹介したいと思いました。今回紹介するのはアンモラル・カスタマイズZ。それにしても、真面目に批判したらかえってバカにされそうなくらいヒドい。

 
この記事のタイトルにしたように「風俗情報誌のライター編集者が、会社の都合で女性ファッション誌を創刊することになったら?」という設定のマンガ。

この設定は悪くない。というか、少女マンガとかで読みたい。

 
(続きを読む…)

濱野のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください!

「濱野智史さんが書いた『前田敦子はキリストを超えた』という本が話題になっているらしいじゃないか。Bookニュースで是非とりあげなさい」という社長命令が下ったのは、この本のタイトルが巷を賑わしていた頃。先日とうとう発売されたこの本、一部では賛否両論が巻き起こっているようです。
しかし実際のところ、この本を読んだ人というのはどれくらいいるのでしょうか。そしてそれ以前に、この本、「本当に読むに値するのでしょうか?!」。
 
そこで「この本はアリだ」と断言する、ライターの飯田一史さんに本書の紹介をお願いしてみました。
 
(続きを読む…)

書物も、音も、まとめサイトじゃないんだよ!「灰野敬二」の本と音

灰野敬二という音楽家というか、アーティストというか、ロックンローラーというか、とにかく特異な人物がいます。灰野敬二のことを知らない人に、彼のことを何と説明していいのか、ちょっと悩みます。神秘的な人物だとも言えるし、安易な神秘化を拒絶する人物だとも言える。「ライブに足を運んで、その音に身を委ねることで十分だ」と言い切ってしまえれば簡単なのですが、どうもそれだけでは何かが足りない気がするんです。生きた伝説でありながら、なかなか「わかりやすい説明」が難しい。そんな灰野敬二にまつわる、評論や対談、インタビュー、ディスコグラフィなどをまとめた捧げる 灰野敬二の世界が刊行されました。
 

今回は、学生時代に灰野敬二のライブに通っていたというライターの飯田一史さんに、この本の紹介をお願いしたところ、動画をたくさん挙げながら「とにかく聞いて」というスタンスの原稿を書いてくれました。何故途中でエヴァンゲリオンdisとか、『まどマギ』ネタが繰り返し挿入されているのか、それは謎です。
 
(続きを読む…)

あなたの恋愛観を揺るがす『来世であいましょう』‐女装男子の恋

「非モテの極みのような少年の前に、美少女が現れて、あろうことが熱烈に求愛してくる!」この筋書きだけを読むと、恋愛モノの王道です。しかしその少年は猜疑心の塊で、「こんな美少女が僕を好きになるはずがない!」と逃げ回ります
美少女が恋をしたのは、実はその少年自身ではなくて、その少年が死んだあとに転生してくる「来世」の姿。
 
……って、どんだけ「恋愛モノの王道」を疑っているんだこの作者は。
人間の理想や夢想を、ここまで疑ってかかる作者といえば、そう、小路啓之です。今回は『ごっこに続いて最終巻が刊行された来世であいましょうを、フリーライターのたまごまごさんに紹介してもらいます。
 
(続きを読む…)

現代日本における売春の実体。データに基づき赤裸々に紐解く良書。

今日紹介する本は彼女たちの売春(ワリキリ)。現代日本では違法とされている売春行為であるが、様々な理由で、敢えてそれを選択し続けている女性達がいる。本書は、100人もの「ワリキリ(売春)女性」に対する取材が明らかにする、赤裸々な現実を綴った1冊だ。
 
この本、よく出来た小説のような文体で極めて読みやすく、ひとりひとりの取材対象の人生の重さが効果的に切り取られていて非常に読み応えがある。端的に言って素晴らしい良書であり、多くの人にオススメしたい。しかし、この本をどのように紹介したらいいのか、正直なところ悩ましいのだ。
 
(続きを読む…)

マンガ好き必見!業界人が集うマンガ研究会に持ち寄られた逸品たち

昨日は、某出版社の編集の人と、某WEBメディアの編集の人と、月例で開催している「コンテンツ業界マンガ研究会(略して「マンガ部」)」に出席してきました。
 
「マンガ部」は、最近注目のマンガ・人に薦めたいマンガを持ち寄るという内容の会なので、「最近おもしろいマンガに出会ってない」「もっと面白いマンガを読みたい」という人には、ラインナップを紹介するだけでも参考になるかも知れません。
というわけで、さっそくどんな本が集まったのかを紹介していきましょう。
 


(続きを読む…)

あなたはなぜモテないか?ずばり、それはあなたがキモチワルイから

今回紹介するすべてはモテるためであるは、1998年に刊行された同名の書籍に、國分功一郎との対談を加えて文庫化したもの。(正確には、1998年に刊行された同名の書籍が、『モテるための哲学』に名を変えて文庫化されたものに、大幅な加筆修正と第五章「モテてみた後で考えたこと」を加えて再度文庫化したのが本書。)
本書に解説を寄せている上野千鶴子は、自著男おひとりさま道で取りあげるなど、本書を高く評価している。
 
この本の著者の名は二村ヒトシ。『接吻・痴女・ふたなり・密室 南波杏』などの作品で知られるAV監督である。「あなたはなぜモテないか?ずばり、それはあなたがキモチワルイから」という衝撃的な書き出しで始まるこの本は、「キモチワルイ」をテーマに、タイトルにある「モテ」というよりもむしろ「人生をどう良くするか」という哲学的な問題に取り組もうとする。
 
(続きを読む…)

東浩紀が語るソルジェニーツィンにおける言論弾圧とのゲリラ戦

昨夜は、映画『ソルジェニーツィンとの対話』の上映会に行ってきました。映画の監督は、ソ連時代に作品を上映禁止とされた経験を持つアレクサンドル・ソクーロフ。ソクーロフにインタビューを受けるのは、収容所群島イワン・デニソーヴィチの一日などで知られ、1970年代にノーベル文学賞を受賞した文学者ソルジェニーツィン。
 
映画は、ソルジェニーツィンの晩年、ソ連崩壊から10年も経っていない、1998年に制作されたもの。今回の上映会には、特別トークとして、批評家・小説家の東浩紀氏と、ロシア文学研究者の上田洋子氏の対談も行われました。
 

  

(続きを読む…)

ラノベはどこへ行く…美少女の死臭に喜ぶ主人公『屍は美少女の香り』

「弊社で出している本もオカシイので」と書いてある手紙を添えた本が編集部に届きました。届いた本は、一二三書房さんの『屍は美少女の香り』『屍は美少女の香り2。屍体愛好家の主人公が、転校してきた美少女から漂う微かな死臭に気付くところから始まるラノベです。
 
「日本神話とクトゥルー神話をミックスさせた内容」という何処をターゲットにしたのかかなり謎(でも僕は大喜び)なかんづかさシリーズなどと同じ、一二三書房のライトノベルレーベル「桜ノ社ぶんこ」からの刊行となる『屍は美少女の香り』。内容紹介で、みずから「キワモノなアンデッドラブ・コメディ」と言い切っています。
 

  

(続きを読む…)

海外マンガ入門。ジョジョ好きにオススメのBDはこれだ!

最近は『アヴェンジャーズ』や『ダークナイト』、『スパイダーマン』などのアメコミ映画が成功したおかげで、日本以外にも面白いマンガ文化があるらしいということが徐々に認知されてきています。最近はアメコミだけでなく、フランス語のマンガ「バンド・デシネ(Bande Dessinée。以下BD)」の人気も盛り上がりつつあります。
 
そこで、多くのBDの翻訳を手がける原正人さんに、日本のマンガに親しんだ読者が楽しめるBDの魅力を、未邦訳のものを含む具体例を挙げながら紹介してもらいました。
 

  

(原さんが翻訳を手掛けている大作『闇の国々』書影)
(続きを読む…)