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献本速報:『あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』

あなたが部下から求められているシリアスな50のこと』(実務教育出版)が刊行された。
 
著者によると本書の構成は、上司が「部下の気持ちを把握し、最適なリーダーシップを発揮できるようにする」という目的を意識しているとのこと。「人間力」「仕事力」「職場力」「育成力」と著者が言う、部下が上司に求める能力をまとめ、単に「部下に好かれる」だけではなく、「チームとして高い目標を達成していく」ことができるマネジメントの方法を紹介。

 

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献本速報:ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』 (東京創元社)

ウィリアム・ピーター・ブラッティ『ディミター』(東京創元社)が刊行された。
 
映画化もされ、ホラー映画史上に残る傑作と評された『エクソシスト』原作者ブラッティの新作。『エクソシスト3』や『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』などの作品では、映画監督の鬼才としても知られている。不条理や狂気を冷徹きわまりない視線で凝視し、うすらさむいほどの緻密さで描く手つきは、この新作小説『ディミター』にも遺憾なく発揮されている。なお、巻末に収録された解説はきわめて丁寧なもので、これだけでも読む価値があるほど。
 
著者のブラッティが、19歳の若さでこの世を去った息子に捧げたこの物語は、1970年代のアルバニアとイスラエルを舞台にしたミステリ小説。「無神国家」を宣言し一切の宗教活動が禁止された共産主義国家アルバニアと、言うまでもなくユダヤ・キリスト・イスラムという一神教の聖地でもあるイスラエル。この2つの舞台の上で繰り広げられる、神秘的な雰囲気を帯びた奇妙で不気味で謎めいた出来事の数々。それをブラッティは乾いた筆致で、切なく美しく描いていく。帯には「空前絶後の傑作ミステリ」と書かれているが、これは伊達ではない。
 
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献本速報:『イタリア発シアワセの秘密』

イタリア発シアワセの秘密 笑って!愛して!トスカーナの平日が刊行された。
 
日本には、毎年30,000人の自殺者がいる。これに対して、イタリアの自殺者数はその10分の1程度。若者の失業率が30パーセント近く上昇し、高齢者の年金は月額10万円にも満たない。経済的には貧しいはずのイタリアの人々が何故「シアワセ」なのか。本書は、著者がイタリアのトスカーナ州シエナの市民として生活しながら考えたことを、人々の朗らかな写真とともに紹介する。
 
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献本速報:三浦しをん『本屋さんで待ちあわせ』

三浦しをん『本屋さんで待ちあわせが刊行された。『舟を編む』の作家である三浦しをんの書評集だ。
 
三浦しをんの個人的な好みを反映したオススメ本ばかりを集めて書評しているので、三浦ファンにとっては良いブックガイドになるだろう。
藤井貞和『タブーと結婚 「源氏物語と阿闍世王コンプレックス論」のほうへ』を評して「私は通い婚の復活を切に願う!たまに訪れてくれ。」とか、加藤鷹『エリートセックス』や石田美紀『密やかな教育 やおい・ボーイズラブ前史』を真面目に読んでいるのを見ると、楽しくて自分ももっとたくさん本を読みたくなってしまう。積ん読が増えてしまうかも。
 
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献本速報:天野節子『彷徨い人』

天野節子『彷徨い人』 (幻冬舎)が刊行された。
2006年(当時60歳)に刊行された小説『氷の華』が大ヒット、テレビドラマ化までされたことで著名になった天野節子が書き下ろした、胸を抉るようなミステリー作品。ゴトウヒロシの装画、泉沢光雄の装幀が美しい。
 
アルツハイマー病の母を持つ青年と、夫の殺害事件の捜査線上に浮かび上がった29歳の女性。いっけん無関係に見える二人をめぐって、つらく切ない事件が展開していく。
 
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献本速報:ブラッディ・ジュエリーは真夜中に笑う

牧村一人『ブラッディ・ジュエリーは真夜中に笑う』 (幻冬舎)が刊行された。
第16回松本清張賞を受賞したネオ・ハードボイルド『アダマースの饗宴』の作者が送る、長編アクションミステリー。女性主人公たちが、政界のタブーに体当たりで立ち向かう。
 
主人公は、とある大物政治家の隠し子・綾乃。そしてその親友で元自衛官、今はヤクザとなっている穂波。自殺したと思われていた綾乃の実兄の死の真相を追ううちに、2人は政界の暗部へと足を踏み入れてしまう。
 
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献本速報:小説 お遺言。 ~遺言書 家族バトルの ゴング鳴る

小説 お遺言。 ~遺言書 家族バトルの ゴング鳴る』 (メタモル出版)が刊行された。
遺言書とは、自分の死後に、遺族が争わないように遺産の分けかたを明記しておくもののこと。今回刊行された『お遺言。』は、小説仕立てでこの「遺言」をめぐるドラマを描いたテンターテインメント小説という変わり種だ。
 
本書の作者は、テレビドラマの脚本家の田中一彦。行政書士見習いのバイトをしている25歳の女性を主人公にしたストーリーは軽快で読みやすい。章間には「遺言書のハナシ」として、遺言書作成専門の行政書士によるコラムを収録。
「いつかは無関係ではなくなる」と誰しもが思っていながら、いざ手続きを始めようとすると、つい躊躇してしまう「遺言」という制度の仕組みと利用の仕方を、楽しく学ぶことの出来る1冊です。

 
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献本速報:妾屋昼兵衛女帳面(三) 旦那背信

上田秀人『妾屋昼兵衛女帳面(三) 旦那背信』 (幻冬舎)が刊行された。
上田秀人の、江戸時代を舞台にした人気シリーズ「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズの第三弾。

大名旗本や豪商などに妾を斡旋する「妾屋」を営む主人公が、水戸藩や老中といった権力と暗闘を繰り広げる、この「妾屋昼兵衛女帳面」シリーズ。今回は老中松平家と対立し、徳川幕府の闇に深く絡め取られていく主人公たち。そこに張り巡らされた陰謀の実体は?
 
主人公の「妾屋」を始め、元側室・用心棒の浪人・飛脚や、今で言うゴシップ誌の記者兼売り子である読売屋など、江戸の社会の下層に生きる人々の日々を活き活きとドラマティックに描いている。

 
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献本速報:心ときめく万葉の恋歌 (二玄社)

心ときめく万葉の恋歌』 (二玄社)が刊行された。
万葉集の新しい読み方を提唱する著者による書き下し文・訳文・解説文と、現代の書家による「書」がセットになった1冊。
 
まずは絵を見るように書だけを見て、そのあとに歌と書を見比べて欲しい、と、本書の冒頭で著者は語る。原典となった「万葉集」の歌と、その解説となる著者の文章に対して、セットになっている「書」が脇役に甘んじてしまわないというユニークな位置付けになっている。
 
まずは意味がわからなくても絵のように書を見て、次に書き下し文・訳文と併せて書を読み、歌と一体となった書を味わうことができる。そのうえで初めて解説文を読んでほしい、というのが本書のスタイルなのだ。じっくり読みたい。
 
なお、「あとがき」によれば、本書に書を掲載している、書家の中嶋玉華氏は、葉書・便箋・色紙・原稿用紙など多彩な用紙を選んだり、もともとの書を原寸そのままで本書に掲載するなど、読者が楽しくなる試みを行なっている。
 
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献本速報:聖地をたどる旅 熊野 (アールズ出版)

聖地をたどる旅 熊野』 (アールズ出版)が刊行された。
熊野に住むスピリチュアルバースアドバイザー(歌手でもある)の著者が、世界遺産となった熊野古道について紹介する1冊。豊かな自然、長い歴史、そしてその長い歴史のなかで自然崇拝から発達した宗教的な神秘について、豊富な写真とともに案内される。
 
ひとくちに「熊野古道」と言っても、実はそのルートは1つではない。修験者が修行に使った険しい道や、比較的気軽に歩ける道まで、その性格は多様だ。本書では、6つの異なるルートを紹介している。また、かつて巨大な火山があり、日本最古の温泉があるという熊野ならではの、多彩な温泉スポットについても一章を割いて紹介。アクセスや交通、無数にある神社ごとの祭り、「うまいものスポット」など、観光ガイドとしても使える内容になっている。
 
 
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