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遺失物、スカイツリー、ミミズ、先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(3/20~3/26)。
 
第1位はかもめ通信さん遺失物管理所
今回もまた紹介されている本を読みたくなる、素敵な書評です。
 
第2位は我らが「本が好き!」スタッフのサンペーリさんによる厩橋がランクイン。ステマではないです!
 
同率2位ではにぃさん教授とミミズのエコ生活もランクイン。
「本が好き!」ではちょっと変わった生物の観察記が流行し始めているのかも知れません。Bookニュースでもミミズ観察日記はじめようかな……。
 
第4位はノッポのギタリストさん容疑者Xの献身
直木賞、本格ミステリ大賞を受賞しているこの一冊。当ランキング常連のノッポのギタリストさんがどう評したのか。「本書は、推理小説であると同時に、ひとつの愛の物語」で始まる書評が今回もクールです。
 
第5位のはにぃさんが書評した解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯は、長編傑作「開かせていただき光栄です」、「ドリトル先生シリーズ」、「ジキル博士とハイド氏」などの小説のモデルとなった人物の伝記。かなり面白そうです。
 
 

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名前、アヒルキラー、武士語、悪徳商法。先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(2/28~3/5)。
 
今回の第1位ははにぃさん子供の名前が危ない
僕は親族がキリスト教徒だったので、祖父の兄弟に何人か万葉仮名みたいな読み方の人がいたようです。僕自身もちょっと変わった読み方の名前なので、病院や学校などで名前を呼ばれるときに少しだけストレスがあったり……。
 
第2位はノッポのギタリストさんアヒルキラー
相変わらず、ぐいぐい読ませる書評。作品の魅力を凝縮してくれています。
 
第3位は、またしてもはにぃさん武士語でござるという「武士語」についての本なので、実際に「武士語」で書評を書いてしまおうというアイデアが楽しい。書評を読みながら僕も笑ってしまいました。
 
第4位・第5位は風竜胆さん葉桜の季節に君を想うということわたし琵琶湖の漁師です
『葉桜の季節に君を想うということ』の書評は「「悪徳商法」に対する警鐘」というメッセージが読み取れる、とのこと。コメント欄を読んでみると、よほど強烈なオチがあったのでしょう。『わたし琵琶湖の漁師です』は地味なタイトルに反して、現代の琵琶湖の惨状を告発した内容。生態系の破壊がここまで進んでいたとは。
 
第6位は、同率2本。マンガのあなた SFのわたし 萩尾望都・対談集 1970年代編と、子規のココア・漱石のカステラ。第8位はチョコレートの真実 [DIPシリーズ]で、いずれもかもめ通信さんです。
『マンガのあなた SFのわたし』と『チョコレートの真実』は、当Bookニュースでも取り上げた本なので嬉しいです(「萩尾望都の初の対談集。手塚治虫、松本零士、寺山修司、小松左京…」、「チョコがないなら本を読めばいいじゃない!バレンタイン特集」)。『子規のココア・漱石のカステラ』の書評で引用されていた「君がくれた栗だと思ふとうまいよ」という俳句、背景を知ると胸にズンと来ます。しかし背景を知らないでも、素朴でとても良い句ですね……。この句は、同書の書評を書いていたきしさんもやはり引用していました。 
 
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リアル海賊王が大集合!海賊関連書籍を集めました。『海賊列伝』 他

海賊列伝- 歴史を駆け抜けた海の冒険者たちが刊行された。「海賊の黄金時代」といわれた18世紀後半、イギリスで『海賊の歴史』として書かれて以来、後世の多くの海賊関連書のタネ本とされたという名著を改題したもの。かの有名な海賊黒髭や、女海賊として知れらるメアリー・リードとアン・ボニー、キャプテンキッドの伝記に始まり、海賊たちの掟や、法廷での証言をあつめている。海賊関連の法律も収録されているのが面白い。

海賊列伝(上) – 歴史を駆け抜けた海の冒険者たち
海賊列伝(下) – 歴史を駆け抜けた海の冒険者たち

 

     

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贋作と幽霊屋敷、認知障害と幻想文学。先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(2/21~2/27)。今回は1位が同率で2つあります。
 
はにぃさん贋作に明日はないと、ノッポのギタリストさん忌館 ホラー作家の棲む家です。同じミステリーというジャンルではありますが、テイストの明暗がほぼ両極端にわかれている両作。レビューのテイストを読み比べるのも面白いかもしれません。
 
第3位は、かもめ通信さん。『皺』は先日、当Bookニュースでも関連記事を書いたばかり。昨年、「この海外コミックがすごい!」で読者が選ぶ人気No.1のタイトルとなった注目作です。文化庁メディア芸術祭では海外コミックとしては初の優秀賞受賞、アニメ化された作品はスペインの高名な映画賞「ゴヤ賞」で最優秀賞・最優秀脚本賞のダブル受賞をしています(日本での公開は未定)。
 
第4位もかもめ通信さんゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語贋作に明日はないの2作品が同率で4位となりました。『贋作に明日はない』は、TOP5に書評が2つランクインしています。
 
第6位のzerokazuさんによる共喰いは、「芥川賞、もらっといてやる」で話題になった作品。
同率6位には、ぽんきちさんによる美しい日本の季語―365日で味わうikuttiさん怪物はささやくよみかさん「時間」を哲学する風竜胆さん雨・赤毛がランクイン。6位が5本もあるという大乱戦でした。
 
 
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裏返しの男、文盲、境遇、ファンタジー。先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(2/14~2/20)です
 
第1位はノッポのギタリストさんによる裏返しの男 (創元推理文庫)
堂々の★5つ。
「家畜運搬車をキャンピングカーに仕立てるなんて、日本人の発想ではとても考えられないだろう。羊脂と糞の臭いにまみれた家畜運搬車で寝泊まりし、食事をし、追跡の旅を行うのは、まるで現代の遊牧民のようだ。野趣溢れる旅だが、優しく繊細な空気感も持ち合わせている」という書評に、僕も思わず本書にトライしてみたくなりました。
 

第2位は、かもめ通信さんによる文盲 アゴタ・クリストフ自伝
『悪童日記』の著者として知られるアゴタ・クリストフの自伝。こちらも満点の★5つ。
昨年この世を去ったハンガリー出身の作家による、「敵語」すなわちドイツ語、ロシア語、フランス語との格闘。
 
第3位ははにぃさんによる境遇
『告白』の著者・湊かなえ氏がドラマのために書き下ろした作品。
親に捨てられ、児童養護施設で育てられた親友二人が巻き込まれる事件を描く。
 
第4位は今回もかもめ通信さん。しかも今回もル=グウィンの本です。今回は評論集いまファンタジーにできること
「ただ一度のキスが静寂な世界を打ち破る」という書き出しが印象的です。

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匿名作家、冤罪事件、人生、青春小説。先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(2/8~2/13)です
 
第1位はかもめ通信さんによるぼくのミステリな日常
本作がデビュー作となる作家による、「月刊の社内報に掲載されることになった「匿名作家」による連作短編」集。かもめ通信さん独特の文体が支持を集めたようです。
 
第2位は、ノッポのギタリストさんによる行方不明者
一家失踪事件と通り魔事件という異なる2つの事件が交互に描かれ、最後には繋がっていくというもの。なぜか書評からも不穏な雰囲気が漂ってきます。
 
第3位は「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」からわたしは英国王に給仕した(byかもめ通信さん)。
チェコを代表する現代作家ボミバル・フラバルの作品です。
 
第4位もかもめ通信さん。以前に当Bookニュースで取材したスゴ本オフ@ジュブナイル編でも紹介されていたどこからも彼方にある国 (YA Step!)。『ゲド戦記』で知られるル=グウィンによる「青春小説」です。
 
同率4位に風竜胆さんによるべっぴんぢごく
艶やかなタイトルですが、作者は岩井志麻子氏。怖いというよりも哀しい、業を背負った女性六代の物語とのこと。
 
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チョコがないなら本を読めばいいじゃない!バレンタイン特集

今年もチョコがもらえないかも知れない、あげる予定がない、という読者の方に
バレンタイン特集「チョコがないなら本を読めばいいじゃない!」
ということで、バレンタインやチョコレートに関連する書籍を集めてみました。
先に断っておきますが、僕は今年もチョコが貰えると思います。
 

チョコレートからヘロインまで―ドラッグカルチャーのすべて


チョコレートはチョコレートでも、タイトルにあるのはたぶんハシシの隠語のほうのチョコレートでしょう。いちおう、コーヒーやコーラ、そしてココアとかも挙げられているので、タイトルに偽りはありません。「ドラッグカルチャーのすべて」というわけではありませんが、古典ということでオススメ。
 
 

チョコレートの歴史

チョコレートの文化誌

チョコレートの世界史―近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石

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太宰、化物、乱歩、夏の夜。先週の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(1/31~2/7)です
 
第1位はかもめ通信さんによる太宰治の短篇集ろまん燈籠
「「太宰はちょっと暗くてねえ」と思っている方にこそ、お勧めしたい1冊」とのこと。太宰治がじつは笑える作品を書いている、ということはあまり知られていません。むしろその側面こそを評価している人もけっこういるんです。
 
第2位ははにぃさん江戸の可愛らしい化物たち(祥伝社新書262)
「江戸時代の娯楽本・黄表紙で活躍したおちゃめな「ばけもの」たちを紹介した」という一冊。
 
第4位のノッポのギタリストさんによるアトポスの書評は個人的に面白いと思いました。以前にBookニュースでも紹介した笠井潔吸血鬼と精神分析もやはり吸血鬼をテーマにした推理小説で、800ページもある大著だからです。
以前の書評ランキングで第1位になった『水晶のピラミッド』を含む三部作のうち、出色の出来との評価。これは気になります。
 
第6位のじゅんさんによるおにぎりはどの角から食べるのがマナーですか?―ホームステイ外国人のニッポンびっくり体験も面白そう。『日本人の知らない日本語』に似た感じで楽しめそうです。
 
第10位、はにぃさん雑穀の社会史 (歴史文化セレクション)は、以前に当Bookニュースで紹介したこともある一冊
 
 
 
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1位は『アイの物語』、先週は短篇集が人気?人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキング(1/24~1/30)です。
 
今回の第1位は、道楽猫さんアイの物語
こうして、気になっていた本の書評が上位の評価を集めると嬉しいです。書評のなかで道楽猫さんが書いた「「SFは死んだ」と言われる今こそが、最も想像力の必要な時代ではないのか。」というメッセージには頷かされました。
 
第2位は、かもめ通信さん第2図書係補佐 (幻冬舎よしもと文庫)風竜胆さん星を継ぐもの象と耳鳴り―推理小説
『第2図書係補佐』は、本を紹介するエッセイ集。かもめ通信さんが「私の読みたい本リストはいっきに長くなり、そのうちの数冊はこの本を読み終えないうちに購入してしまった」と書くとおり、本好きなら迂闊に手を出すと手痛い出費が待ち受けている恐ろしい本かも知れません。
そして当ランキング常連中の常連、風竜胆さんは二位に二本ランクイン。ハードSFの古典と恩田陸氏の短篇集。どちらも短いながらも読み応えのある内容で、支持を集めたようです。
 
5位の夜中にジャムを煮る薄荷さん)は書評を読むだけでもお腹がすいてくる一本。
 
6位にはメモリー・ウォールぱせりさん)、チヨ子 (光文社文庫 み 13-8)風竜胆さん)。いずれも短篇集です。上位6位までに3冊の短篇集がランクインしているので、今週は皆さん、短編集を読みたい気分だったのでしょうか。
 
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今年もバラエティ豊かにスタート!年末年始の人気書評ランキング

「本が好き!」の週間人気書評ランキングです。今回は、昨年末から昨日までの期間で集計しました。
 
今回の第1位はまたしても風竜胆さん。三連覇です。すごい。
今回は、斎藤美奈子氏の書評集、その名も誤読日記
実に175冊ものあらゆるジャンルの書籍を、「脱線読み」「鳥の目読み」「虫の目読み」「クロスオーバー読み」「カウント読み」などの多彩な読み方で書評したもの。
風竜胆さんは「「誤読」のテクニックや、具体的な「切り方」の事例は、多くの書評ブロガー達の参考になるに違いない」と紹介しています。

 
第2位ははにぃさんSEX会話力
挑発的なタイトルですが、はにぃさん曰く「ビジネスでも応用できそうな極意」が込められた一冊とのこと。
ちなみに僕は「知らない土地で道に迷った時、一人であれこれ悩むより、人に聞くのが一番近道なのに、お店で商品について店員さんに聞けばよくわかるのに、恥ずかしい・そんなことも知らないのと馬鹿にされるのではないかと思ってしまう人」なので、なんだか身につまされました。
はにぃさんはエロティック・ジャポンで第4位にもランクイン。
この本、個人的にとても気になっていたので、とても参考になりました。

 
第3位はノッポのギタリストさんによるおやすみなさい、ホームズさん 上 (アイリーン・アドラーの冒険) (創元推理文庫)
かのシャーロック・ホームズがホームズシリーズの中で敬意を表した数少ない女性として知られるアイリーン・アドラーを主人公としたスピンオフ小説。ホームズは女嫌いという設定になっており、ホームズ・ファンにとってアイリーンは強烈な魅力を持った人物として記憶されています(他のスピンオフ作品では、ホームズとの間に子供ができていたりする)。
本作は、ドヴォルザークやオスカー・ワイルドといった歴史上の人物、ホームズやワトソンなども登場する贅沢な作品になっているようです。

 
第4位には、なんとクリスマス当日の25日に公開されたみかん星人さんによるサンタクロースっているんでしょうか?もランクイン。
「サンタクロースの本質に迫った名著」とみかん星人さんが評する本書は、8歳の女の子からの「サンタクロースって、ほんとうに、いるのでしょうか?」という問い掛けに答えた一本の社説記事から始まるノン・フィクション。本書を読んで、来年のクリスマスに備えるというのはいかがでしょうか。
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