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カテゴリー「出版界の動き」で絞り込み表示

新しい日本はどうあるべきか?新世代の賢者達が導き出した希望の書

評論家で小説家でもある東浩紀が代表をつとめる出版社「ゲンロン」が、思想誌「思想地図β」の第3号となる「日本2.0」を刊行した。
 
高橋源一郎をはじめ、村上隆、梅原猛、椹木野衣といった錚々たるゲストが名前を連ねている。「日本」という大きなテーマを取り上げ、そこにある複数の課題を根本から問い直そうという特集だ。
旧弊になってしまった「日本」とは何か。そして作りなおされるべき日本の新しい姿はどのようなものなのか。
 
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福井晴敏、カラスヤサトシ氏による電子書籍「AiR」第三弾リリース

かつて東浩紀氏と共著で小説『キャラクターズ』を発表した桜坂洋氏ら「書き手」が集まってオリジナルの電子書籍を刊行する、という意欲的な試み『AiR』の第三号が今日リリースされた。
 
今回は「ガンダムUC」「亡国のイージス」の福井晴敏氏、結婚が話題になった漫画家のカラスヤサトシ氏をあらたに執筆陣に加え、ロボット学者の前野隆司氏が「ダンスから始まる心と体の哲学」についての論考を、吉田戦車氏がイラストとエッセイを、歴史学者の本郷和人氏が「AKB48 VS. 少女時代」を扱う文化論を掲載。
 
詳しくは「電子書籍AiR公式サイト」へ。
 
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アップル社の成功は音楽をどう変えたのか。音楽言論誌アルテス第2号

これから生まれてくる子供たちにとっては、完全に過去のものとなる風景がある。うずたかく積み上げられるレコードやCDの山だ。音楽好きならば必ず持て余すほどの音源を抱えていた時代は終わる。これからの音楽好きは自宅ではストリーミング再生やダウンロードした音源を聞く。この変化は音響のデジタル化にともなってゆっくりと進行してきたが、アップルのiPodとiPhoneの成功によって、急速に決定的なものにされた。

 

いまもっとも注目されている音楽系出版社、アルテスパブリッシングが発行する音楽言論誌「アルテス」の創刊第2号は今回の特集「アップルと音楽」でこの状況に正面から向き合う。

 

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名店「東京堂書店」が3月30日に新装開店。店内カフェは要チェック

知る人ぞ知る書店界の名店「東京堂書店」神田神保町店。
2月からリニューアル工事のため閉店状態でしたが、明後日3月30日に新装開店されます。
当Bookニュースでは、東京堂書店の店長ほか3名の店員さんへのインタビュー記事を明日29日に公開します(※公開しました!29日追記)。
 
明日の記事は「書店の内がわ 老舗のDNA」と題し、東京堂書店をフィーチャーした3部構成の記事の第一弾
第二弾ではモノにフォーカスし、東京堂書店にまつわるグッズを紹介(4月下旬公開予定)。
第三弾は場所をテーマとした記事で、本好きの聖地「神保町」を掘り下げます(5月公開予定)。
 
なお、神田神保町店の新装開店と時期を同じくして書店内に併設されるカフェ「Paper Back Cafe」が個人的には気になっています。
取材をした際に裏事情として溢れ聞いた限りでは、ここのコーヒーはかなり本格的なものになる予定とのこと。
1杯180円と手頃な価格に抑えてはありますが、なかなか侮れないものらしい。
かなり楽しみです。
また喫煙階もあるようなので愛煙家にも優しい。
買った本をすぐに、お茶をしながら楽しめるというのはとてもありがたいですね。
歴史が古く出版業界との繋がりも非常に深い東京堂書店ならではの仕掛けもあるという。 (続きを読む…)

初音ミクやAKB48もヒップホップなのか?いまなお話題の1冊

昨年、当Bookニュースで新刊として取り上げた文化系のためのヒップホップ入門。驚くべきことにこの書籍、刊行後半年を経た現在もまだ人気が衰えた様子がない。文化系の考察の対象としてヒップホップを捉え、その魅力を独自の切り口で紹介する一冊だ。

 
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東京堂書店フリーペーパー『三階』最新号、真理についての哲学的メモ

神田神保町の東京堂書店が発行しているフリーペーパー「三階」の最新号が発行された。
批評家の丹生谷貴志氏の新刊〈真理〉への勇気に収められた論考「鏡の魔、或いは砂浜の上の痕跡 en mode sans fin…」と、大友真志氏の写真集『GRACE ISLANDS』(KULA)に関する参考資料という内容。
 

東京堂書店発行のフリーペーパー『三階』vol.4 (続きを読む…)

38種類の言語をまとめて聞けるサイト

北欧の言語は聞いてみるとだいたい似ている。ただしフィンランドの言葉はちょっと違う。フィンランドの言葉はハンガリー語に似ている。というようなことを言われたとして、自分の耳で確かめたいと思いませんか。
 
10月にオープンした語学系音声ファイルを無料でダウンロードできるサイト世界のことばライブラリーでは先日、登録された書籍が70冊を超え、ダウンロードできる言語も、国内では貴重なラテン語の音声を含む38種類に到達しました。
 
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国書刊行会”未来の文学”シリーズ第3期始動 関連ブックリストがbk1のブックフェアに登場

オンライン書店のビーケーワン(http://www.bk1.jp/)が、国書刊行会”未来の文学”シリーズ第3期始動にともない、関連書を紹介するブックリストを公開した。

“未来の文学”シリーズは、国書刊行会が刊行している1960~1970年代の海外SF文学シリーズ。
2004年の第1期刊行から始まり、この6月に第3期がスタート。
第3期の第1弾は、サミュエル・R.ディレイニーのダールグレン
性と暴力の魅惑を鮮烈に謳い上げた、20世紀SFの金字塔と称される作品だという。

ダールグレン 書影

ブックリストの詳細は、ビーケーワンのフェアページ( http://www.bk1.jp/books/contents/booklist/1106_mirai)へ。

★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
”未来の文学”シリーズは、僕もよく読んでいます。
ゴーレム100 は、「ワイドスクリーンバロック」の代表作とも言われる虎よ、虎よ!のアルフレッド・ベスターによる怪書。
また、ゴシックミステリSFのケルベロス第五の首も、あたまがクラックラして、これからの厳しい季節に最適です。

【関連リンク】
アメリカの公共ラジオ局が、SFとファンタジーの人気作品ランキング「Top 100 Science-Fiction, Fantasy Books」を発表 – 本が好き! Book ニュース
円城塔選<SFと幻想文学の間>ブックリストがbk1のブックフェアに登場 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『虎よ、虎よ!』
本が好き! 『ゴーレム100』(未来の文学)
本が好き! 『デス博士の島その他の物語』(未来の文学)

小林惠子 日本古代史シリーズ 全九巻 刊行開始!(現代思潮新社)

現代思潮新社(http://www.gendaishicho.co.jp/)は、6月24日から「小林恵子 日本古代史シリーズ」全九巻の刊行を開始する。

本シリーズは、『古事記』とも『日本書紀』とも古代史の常識ともかけ離れているが、中国・朝鮮・日本の史料を綿密に比較検討し、古代の日本がいかに国際社会の一国であったかを検証した私説古代史。
文藝春秋から出版された九冊の単行本を、全面的に加筆・訂正し、一部タイトルをあらためた新装版となる。
ラインナップは以下のとおり。

【第一巻】三世紀・三国時代
江南出身の卑弥呼と高句麗から来た神武

三世紀 三国時代 書影

【第二巻】四世紀・五胡十六国時代       2011年9月発刊
海翔ける白鳥・ヤマトタケルの景行朝

【第三巻】五世紀・南北朝時代          2011年11月発刊
広開土王の謚は仁徳天皇

【第四巻】六世紀・騎馬遊牧民全盛時代     2012年1月発刊
継体朝とササン朝ペルシア

【第五巻】七世紀①・隋から唐へ         2012年3月発刊
聖徳太子の正体

【第六巻】七世紀②・初唐時代 2012年5月発刊       
史上から消された聖徳太子・山背王朝

【第七巻】七世紀③・盛唐時代 2012年6月発刊
「壬申の乱」――隠された高市皇子の出自   

【第八巻】八世紀①・盛唐時代 2012年9月発刊
すり替えられた聖武天皇

【第九巻】八世紀②・衰退に向かう唐 2012年11月発刊
「安・史の乱」と藤原仲麻呂の滅亡   

詳細、およびシリーズ案内パンフレットの要望は出版社お知らせサイト(http://www.gendaishicho.co.jp/news/n2478.html)へ。

【関連リンク】
『記紀万葉語の研究』笠間書院 – 本が好き! Book ニュース
『日本古代国制史論』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
『藤原仲麻呂: 率性は聡く敏くして(ミネルヴァ日本評伝選) 』 ミネルヴァ書房 – 本が好き! Book ニュース
『新編 神社の古代史』学生社 – 本が好き! Book ニュース
『平城宮大極殿院の設計思想』吉川弘文館 – 本が好き! Book ニュース
 
本が好き! 『江南出身の卑弥呼と高句麗から来た神武―三世紀・三国時代』

平凡社、総合文芸誌「こころ」創刊

平凡社(http://www.heibonsha.co.jp/)は、6月に総合文芸誌こころを創刊する。

特集は「漱石『現代日本の開化』100年」。
「文学、歴史、思想、芸術など、様々な角度から、日本人の新しい生きかたを考える、総合文芸誌(出版社サイトより)」とのこと。
半藤一利、柳田邦男、一海知義、諸田玲子、森まゆみ、保坂正康、杉山正明らの連載を掲載。
創刊号となる本号ではエッセイのコーナーに堀江敏幸、池澤夏樹、安野光雅が執筆。

こころ 書影

★「本が好き!」編集部ナガタのコメント★
安野光雅氏のエッセイ「ダイアナ妃のこと」、萩尾望都氏のコラム「本のいろあい フックスの『完訳 風俗の歴史を読む」、そして巽孝之氏の「トマス・ピンチョンのすすめ―『V.』に始まる」が面白そうです!

【関連リンク】
本が好き! 安野光雅『文学の絵本―「ちくま日本文学全集」の装画』
本が好き! 萩尾望都『音楽の在りて』
本が好き! 巽孝之『E・A・ポウを読む』